「地図の遊び方」
(今尾 恵介/著 けやき出版 1994 p.220)
この6月に読んだ「地図読み練習帳100問」の著者地図研究家今尾 恵介さんの著作は図書館には68冊ありました。その中で今尾さんが一番最初に出版した「地図の遊び方」を借りて読んでみました。
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目次より
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Ⅰ 地図の向こうに見えるもの
Ⅱ お国変われば地図も変わる
Ⅲ 地名が変わっていく
Ⅳ 使いやすい地図とは
Ⅴ 自分流地図の楽しみ方
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この「地図の遊び方」には地図にまつわる国内外のいろいろな話を集めています。
政治と地図、駅名、地名の話、地図記号の話、時刻表の地図など今の生活には直接関係はありませんが、読んでいるだけで楽しくなります。
地図といえば、現役のころカバンの中にはいつも折りたたんだ県内地図が入っていました。NHKこころ旅で番組の初めに火野正平さんが広げている地図です。また自動車の中には道路地図がJAFやサービスエリアでもらった地図と一緒にいつも入っていました。折り目が擦り切れてしまったり、綴じ目がほどけてしまった地図がどこかに残っているはずです。
今ではカーナビやスマホでルートの選択、所要時間、料金まで瞬時に出てきますので、これらの地図はもう必要ないでしょう。もうしばらくすると「昔はこのようなものを使っていんだ」と歴史的資料として貴重なものになるかもしれません。