般若心経

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般若心経

2024-06-09 | Weblog

 お賽銭

 先日の朝、ウォーキングをしているときのことです。「山の上に行くのなら、お賽銭を降ろしてもらえないか」と頼まれました。山頂にある石碑の前にお賽銭箱を置いており、定期的に集めているそうです。
「はい、いいですよ」と答えたもののちょっと心配になりました。
お賽銭を持って降りることは簡単なことですが、箱からお賽銭を取り出しているところを知らない人が見ると、盗んでいるのではないかと疑われる恐れがあると思ったのです。山腹にあるお堂は何度も泥棒に入られ、テレビのニュースになったくらいですから。
まあ早朝で登ってくる人は知っている人ばかりだしと思い、箱からお賽銭を取り出し無事持って降りました。
 なぜこんなことを心配したのかと言いますと、半年ほど前にお賽銭で失敗したことがあったからです。
それは近所の氏神様に行ったときのことです。神社拝殿脇に並んでいる祠の前の賽銭箱をひっくり返してお賽銭を取り出している青年がいました。見慣れぬ顔です。この神社も何度も賽銭泥棒の被害に遭い、その都度警察に届け、カメラをつけるなどの対策をしています。
それに神社やお寺でお賽銭を集めるときには半紙を敷いた三方やお盆を持って集めています。その青年はそのようなものはもっていません。てっきり賽銭泥棒だと思い「お宅はどちらさんですか」と聞きました。すると「総代長の孫です」との答え。社務所に行くと総代長がおり、孫に間違いないとのこと。
かんちがいをあやまることしきり。
 「他人を見たら泥棒と思え」といわれますが、また「七度尋ねて人を疑え」ともいわれます。
まずむやみに人を疑うことはよくないと身に染みて感じ入った次第です。