関東地方はこのところ冬晴れのカラカラ天気が続き、空気も乾燥しきって
いるので、そろそろ一雨欲しい頃である。
今年の寒入り1月6日の小寒から数えて、今日1月14日が「寒九」となり、
「寒九」に雨が降ると「寒九の雨」と呼び、豊作の吉兆とされています。
寒さがことのほか厳しく辛い時期ですが、寒くて辛いだけの時期ではなく、
最も厳しい冬の寒さの中にも明るい展望を見出す、昔の人の自然観には感心
させられます。
「寒の水」とは寒の時期は寒さと乾燥で、雑菌の繁殖が抑えられるため、
この時期に汲んだ水は質がよく腐りにくいといわれ、ことに寒九の水は薬に
なるとまで云われ、飲まれたそうです。
寒の水は軟らかく、最も質がよいと言われ、水の質が味の善し悪しに影響す
る酒造りでは、この寒の水を使った酒は特に味がしまって美味しいと云われ、
寒の時期は酒造りの最盛期となるそうです。
また、この時期に晒した食べ物は味がよく、染め物の色は鮮やかであると云
われて、「寒晒し」や「寒干し」と云った言葉も生まれました。
寒は寒くて辛い季節だななんて思うだけでなく、その季節季節の特性を取り
入れて上手に生活する知恵が「寒九」などの言葉を生み出してきました。
ちなみに、寒九の雨が降る年は春が近いのだとか・・・天気は下り坂で西の
方から低気圧が近づいて九州、四国地方ではすでに雨が降りだしたとのこと、
さて関東地方も午後から曇ってきましたが、寒九の雨は降るのでしょうか?
・寒い冬にも、ぬくもりを感じる古民家の囲炉裏端。
いるので、そろそろ一雨欲しい頃である。
今年の寒入り1月6日の小寒から数えて、今日1月14日が「寒九」となり、
「寒九」に雨が降ると「寒九の雨」と呼び、豊作の吉兆とされています。
寒さがことのほか厳しく辛い時期ですが、寒くて辛いだけの時期ではなく、
最も厳しい冬の寒さの中にも明るい展望を見出す、昔の人の自然観には感心
させられます。
「寒の水」とは寒の時期は寒さと乾燥で、雑菌の繁殖が抑えられるため、
この時期に汲んだ水は質がよく腐りにくいといわれ、ことに寒九の水は薬に
なるとまで云われ、飲まれたそうです。
寒の水は軟らかく、最も質がよいと言われ、水の質が味の善し悪しに影響す
る酒造りでは、この寒の水を使った酒は特に味がしまって美味しいと云われ、
寒の時期は酒造りの最盛期となるそうです。
また、この時期に晒した食べ物は味がよく、染め物の色は鮮やかであると云
われて、「寒晒し」や「寒干し」と云った言葉も生まれました。
寒は寒くて辛い季節だななんて思うだけでなく、その季節季節の特性を取り
入れて上手に生活する知恵が「寒九」などの言葉を生み出してきました。
ちなみに、寒九の雨が降る年は春が近いのだとか・・・天気は下り坂で西の
方から低気圧が近づいて九州、四国地方ではすでに雨が降りだしたとのこと、
さて関東地方も午後から曇ってきましたが、寒九の雨は降るのでしょうか?
・寒い冬にも、ぬくもりを感じる古民家の囲炉裏端。