今年はチョッと遅れ気味でしたが、昨日散歩の途中で、夏の訪れを告げる
ホトトギスの初音を聴きました。
いつもの年は、五月の下旬頃には聴こえてきたのですが・・・
この声を聴くと夏の訪れを感じます。
ところで、唱歌「夏は来ぬ」のなかで、
♪卯の花の 匂う垣根に 時鳥(ホトトギス)早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ...
と歌われていますが、ホトトギスの鳴声は、喉から血が出るように、甲高い
声で、けたたましく鳴いているのに・・・何で忍び音と云うのか?と、疑問に
思って調べて見ました。
巷でよく云われている、ホトトギスの初音とか、ホトトギスの声をひそめるよう
な鳴き声と云う解釈は、どうやら間違いのようです。
正しくは、ホトトギスの鳴き始める本格的な季節の旧暦の五月(皐月)の前、
旧暦の四月(卯月)中にに、聴こえるホトトギスの鳴声を忍び音と云うそうです。
つまり、「五月の鳥」と自覚しているホトトギスは、五月になるまではおおっぴら
に鳴かず、こっそり鳴いていることから”ほととぎすの忍び音”と云ったらしい。。
そういう意味では、今年の旧暦五月一日は新暦の6月5日なので、昨日私が
聴いた、ホトトギス初音は、まだ”ほととぎすの忍び音”という事になる。。。
青空に向かって咲き登る、真っ赤なタチアオイ。
コマツナギ?とキチョウ。
アカツメクサとシジミチョウ。