庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

ほととぎすの忍び音って?

2016-06-04 13:08:53 | 日記・エッセイ・コラム

今年はチョッと遅れ気味でしたが、昨日散歩の途中で、夏の訪れを告げる
ホトトギスの初音を聴きました。

いつもの年は、五月の下旬頃には聴こえてきたのですが・・・
この声を聴くと夏の訪れを感じます。

ところで、唱歌「夏は来ぬ」のなかで、

 ♪卯の花の 匂う垣根に 時鳥(ホトトギス)早も来鳴きて 

 忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ...

と歌われていますが、ホトトギスの鳴声は、喉から血が出るように、甲高い
声で、けたたましく鳴いているのに・・・何で忍び音と云うのか?と、疑問に
思って調べて見ました。

巷でよく云われている、ホトトギスの初音とか、ホトトギスの声をひそめるよう
な鳴き声と云う解釈は、どうやら
間違いのようです。

正しくは、ホトトギスの鳴き始める本格的な季節の旧暦の五月(皐月)の前、
旧暦の四月(卯月)中にに、聴こえるホトトギスの鳴声を忍び音と云うそうです。

つまり、「五月の鳥」と自覚しているホトトギスは、五月になるまではおおっぴら
に鳴かず、こっそり鳴いていることから”ほととぎすの忍び音”と云ったらしい。。

そういう意味では、今年の旧暦五月一日は新暦の6月5日なので、昨日私が
聴いた、ホトトギス初音は、まだ”ほととぎすの忍び音”という事になる。。。

青空に向かって咲き登る、真っ赤なタチアオイ。

コマツナギ?とキチョウ。

アカツメクサとシジミチョウ。

 

コメント (3)
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