早春のフィールド散策でモズに出合った。
モズは秋~冬によく見かける鳥ですが、秋~冬はそれぞれ食料を確保
するため1羽づつの”縄張り”をもって異性を受け入れないそうですが・・
早春になるとモズのメスは繁殖のために、例外なく自分の縄張りを離れ
てオスの縄張りを訪問し始めるそうです。
そろそろ春だ!可愛いメスがやって来ないかなぁ~。
メスの訪問を待つイケメンのモズ男子。(オスは顔の眼窩線が黒い)
そこへ現れた美形のモズ女子。(メスは顔の眼窩線が白い)
メスを迎えたオスは大歓迎で、メスが少しでも興味を示すと体を伸ばして
上下左右に振り子のように動かして、顔の黒い線をよく見せつけ求愛の
ダンスを行いながら歌うそうです。
オッ!オスの近くの木の枝にメスが止まりました。
モズの求愛ダンスはまだ観たことがないのでぜひ観てみたい!
メスは何羽ものオスのディスプレイを見て回りながらオスの品定め?
をして相手を決めているらしい。。
果たしてオスは、このメスに気に入ってもらえたのでしょうか?。
つまりモズのオスには決定権が無い!ので、一羽のメスが去れば
次のメスの訪問を待つしか手が無いのです。 (;_;)
やがて、目出度くつがいとなると雛が誕生するわけなんですが・・
生まれた雛のDNAを調べると1巣の雛の中でも、なんと10%程度
の割合で他のオスの血が混じっているんだそうです。。 (^_^;)
つまりメスの不倫による子供が混じっているわけなんですね!
鳥の世界も人の世も、やはり”男はつらいよ”ですかねぇ~。(笑)
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