拙ブログは、四季の変化や自然観察などを主なテーマとしていますが、この
記事は拙ブログを始めた頃の10年前に書いたブログ記事ですが、読み返し
てみて改めて自然との共存・共生の大切さを感じるので再掲します。
「センス・オブ・ワンダー」は、「沈黙の春」などで知られるアメリカの
女性生物学者、レイチェル・カーソンの著作です。
すべての子供が生まれながらに持っている「センス・オブ・ワンダー」=
「神秘さや不思議さに目を見張る感性」を失わずに育む事の大切さを、
海辺で暮らす日々の描写と共に美しく語った本。
若い頃にレイチェル・カーソンの「沈黙の春」や「センス・オブ・ワンダー」
を読んで環境の大切さや、自然に対する共生意識に目覚めた様な気がする。
ーーーここから「センス・オブ・ワンダー」より抜粋ーーーーー
「子供たちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激
に満ち溢れていいます。
残念なことに、私たちの多くは大人になる前に澄みきった洞察力や、美
しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、あるときは全く失って
しまいます。
もし私が、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力を
持っているとしたら、世界中の子供に生涯消えることのない「センス・
オブ・ワンダー」=「神秘さや不思議さに目を見張る感性」を授けてほ
しいとたのむでしょう。
この感性は、やがて大人にななるとやってくる倦怠と幻滅、私たちが
自然と言う力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中
になる事などに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。」
ーーーここまでーーーー
人間は暑い時には涼しく、寒い時には暖かくいられるようにと自然を改変
し、自分たちだけ心地よくなるように文明を発達させてきたが、その分逆
に動物や自然は心地よくないかも知れないかも?、と想像することを放棄
し、人間至上主義的な考え方で文明を作ってきた。
でも私は、自然と人間は共存するのが一番いいんだから、人間は分を知る
べきだと思う、子供の頃感じた「センス・オブ・ワンダー」=「神秘さや
不思議さに目を見張る感性」を歳をとっても、いつまでも失わずに生きて
いけたらいいのだが・・・ むずかしい。
鎌倉の海岸にて。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます