5月30日 (火曜日) 晴れ
コラム筆洗に 5月30日
「自分ひとりでも歩かねばならない-むしろ、自分ひとりでこそ」。
歌人、劇作家の寺山修司が「家出のすすめ」(1963年)の中で書いている
家を離れ、一人になることでしか、自分をつくりあげていくことはできない。
家出とは逃避ではなく、出発である。そう当時の若者たちにささやいた。
===========
同じ逃げるにしてもこれは家出ではない。
家に戻ってしまったのである。
大関になる高安。
相撲部屋の生活になじめずに入門から半年ほどは場所が終わるたびに部屋から逃亡し、
茨城県土浦市の実家に帰ってしまったそうだ。
強烈な当たり。張って良し組んで良しの闘いぶりから想像もできぬ。
親方が覚えている逃亡の数は七回だが、
父親の高安栄二さんによれば「何十回」。
栄二さんが部屋に送っていく途中、赤信号で車が止まると、
車から飛び出して逃げる。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
部屋に戻る前に食事でもと店に入れば、
食べるだけ食べて裏口から逃げる
「逃亡」を止めたのは父親の重い病を知ってからと聞く。
他にも親方に土下座をして謝る父親をみてとか?・・
「時間をむだにできない。やらなきゃいけない」。
おそらく、それが高安にとっての本当の「家出」の日だったのかもしれぬ。
自分ひとりで歩かねばの決意と精進は今、大関までたどりついた。
~~~~~~~~~~
「祈 明日や宝」(きあすやたから)。
本名、高安晃(たかやすあきら)の
アナグラムを思いつく。もっと強くなれる。宝はまだまだ先にある。
~~~~~~~
大いに期待しよう。
それにしても毛深いなあ~!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
コラム筆洗に 5月30日
「自分ひとりでも歩かねばならない-むしろ、自分ひとりでこそ」。
歌人、劇作家の寺山修司が「家出のすすめ」(1963年)の中で書いている
家を離れ、一人になることでしか、自分をつくりあげていくことはできない。
家出とは逃避ではなく、出発である。そう当時の若者たちにささやいた。
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同じ逃げるにしてもこれは家出ではない。
家に戻ってしまったのである。
大関になる高安。
相撲部屋の生活になじめずに入門から半年ほどは場所が終わるたびに部屋から逃亡し、
茨城県土浦市の実家に帰ってしまったそうだ。
強烈な当たり。張って良し組んで良しの闘いぶりから想像もできぬ。
親方が覚えている逃亡の数は七回だが、
父親の高安栄二さんによれば「何十回」。
栄二さんが部屋に送っていく途中、赤信号で車が止まると、
車から飛び出して逃げる。
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部屋に戻る前に食事でもと店に入れば、
食べるだけ食べて裏口から逃げる
「逃亡」を止めたのは父親の重い病を知ってからと聞く。
他にも親方に土下座をして謝る父親をみてとか?・・
「時間をむだにできない。やらなきゃいけない」。
おそらく、それが高安にとっての本当の「家出」の日だったのかもしれぬ。
自分ひとりで歩かねばの決意と精進は今、大関までたどりついた。
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「祈 明日や宝」(きあすやたから)。
本名、高安晃(たかやすあきら)の
アナグラムを思いつく。もっと強くなれる。宝はまだまだ先にある。
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大いに期待しよう。
それにしても毛深いなあ~!
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