9月14日 (金曜日)
【コラム】筆洗14日に・・
付き合う相手は選ばないと!
名せりふに富んだセルバンテスの『ドン・キホーテ』に

従者のサンチョ・パンサが持ち出すことわざがある。
<付き合う相手でお前が分かる…誰の子かにあらず、
誰と同じ釜の飯を食っているか、それが問題だ>

▼友とは人を映す鏡である。そんな教えだろう。
ドン・キホーテは風車を巨人と思い込み、
戦いを挑むような人物だった。
主人が妄想のとりこになっているのを承知で、
サンチョはことわざをかみしめる。
従う自分もまた<目出度い奴>なのだ。
そう思い、主人に従う。




ラマンチャ「乾いた土地」地方からドンキ・ホーテは
~~~~~~~~~~~~~~~~
▼「友人として全ての係争中の問題を解決しよう」。
ロシアのプーチン大統領が、安倍首相に向けて言った。
前提条件なしで、平和条約を年内に結びたいのだそうだ。
北方四島の帰属問題の解決が先だという姿勢の日本には、
到底受け入れられない提案だろう。
▼互いに、親しさをアピールしてきた。
なのに片方が「今思い付いた」と唐突な難題を口にする。
「冗談ではない」そうだが、どちらのせりふか。
▼サンチョのことわざを思えば、難題をぶつけられた方にも、
疑問が向かうだろう。
いったい誰とどんな付き合いをしてきたのかと
▼一方で、対日赤字の削減を目指す米国のトランプ大統領は
安倍首相との良好な関係の終わりを米紙に示唆したという報道が最近あった。
首脳の友情とは、揺れる国の関係を映す鏡でもあるだろう。
=============
★プーチンもトランプも食えない人物なんだ!
日本外交ももっとしぶとくいかないと・・・!なめられる。
昨日の約束なんてすぐ反故にされる。
【コラム】筆洗14日に・・
付き合う相手は選ばないと!
名せりふに富んだセルバンテスの『ドン・キホーテ』に

従者のサンチョ・パンサが持ち出すことわざがある。
<付き合う相手でお前が分かる…誰の子かにあらず、
誰と同じ釜の飯を食っているか、それが問題だ>

▼友とは人を映す鏡である。そんな教えだろう。
ドン・キホーテは風車を巨人と思い込み、
戦いを挑むような人物だった。
主人が妄想のとりこになっているのを承知で、
サンチョはことわざをかみしめる。
従う自分もまた<目出度い奴>なのだ。
そう思い、主人に従う。




ラマンチャ「乾いた土地」地方からドンキ・ホーテは
~~~~~~~~~~~~~~~~
▼「友人として全ての係争中の問題を解決しよう」。
ロシアのプーチン大統領が、安倍首相に向けて言った。

前提条件なしで、平和条約を年内に結びたいのだそうだ。
北方四島の帰属問題の解決が先だという姿勢の日本には、
到底受け入れられない提案だろう。

▼互いに、親しさをアピールしてきた。

なのに片方が「今思い付いた」と唐突な難題を口にする。
「冗談ではない」そうだが、どちらのせりふか。

▼サンチョのことわざを思えば、難題をぶつけられた方にも、
疑問が向かうだろう。
いったい誰とどんな付き合いをしてきたのかと

▼一方で、対日赤字の削減を目指す米国のトランプ大統領は
安倍首相との良好な関係の終わりを米紙に示唆したという報道が最近あった。
首脳の友情とは、揺れる国の関係を映す鏡でもあるだろう。
=============
★プーチンもトランプも食えない人物なんだ!

日本外交ももっとしぶとくいかないと・・・!なめられる。
昨日の約束なんてすぐ反故にされる。

9月14日 (金曜日) 雨
雨
筆洗13日のコラムに
郵便配達土曜日をやめる・・と
~~~~~~~~~~~~~~~~
郵便配達員がやって来るのをドキドキしながら待つということが
一生において何度ぐらいあるものだろう。
かつて、受験や就職の合否など大切な知らせは郵便で届くものだった。
結果を一刻も早く知りたくて、
玄関先でバイクの音に耳を澄ませたという経験はどなたにも一度や二度はあるはずだ。
▼自分の書いたラブレターへの返事を待った人もいるか。
ビートルズも歌った「プリーズ・ミスター・ポストマン」もそんな曲で、
郵便配達員に彼女からの手紙が届いてるはずだから、
よく捜してとしつこい。
▼あの歌の主人公が聞けば、さぞやがっかりするか。
配達日が一日減る。
総務省は手紙やはがきなどの郵便物の配達を原則月曜日から金曜日の平日に限って、
これまで配達していた土曜日をやめる方向で検討しているそうだ。
▼手紙よりも圧倒的にメールなどの時代で
土曜日配達がなくなると聞いてもさほどの動揺はないかもしれぬが、
心もとないのは土曜日をやめる理由。
需要縮小と人手不足だそうだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~
▼人手不足の深刻さは理解していたが、
もはや土曜に配れぬほどになっていたのか。
現場の負担は大きいという。
▼<たより持つてきて熟柿たべて行く>山頭火。


前書きに「郵便屋さん」とある。
秋の日の穏やかな光景が目に浮かぶが、
人手の足らぬ今の郵便配達員にそんな余裕はないか。
国の将来を含めて、「たよりない」話である。


筆洗13日のコラムに

郵便配達土曜日をやめる・・と

~~~~~~~~~~~~~~~~
郵便配達員がやって来るのをドキドキしながら待つということが
一生において何度ぐらいあるものだろう。
かつて、受験や就職の合否など大切な知らせは郵便で届くものだった。
結果を一刻も早く知りたくて、
玄関先でバイクの音に耳を澄ませたという経験はどなたにも一度や二度はあるはずだ。
▼自分の書いたラブレターへの返事を待った人もいるか。
ビートルズも歌った「プリーズ・ミスター・ポストマン」もそんな曲で、
郵便配達員に彼女からの手紙が届いてるはずだから、
よく捜してとしつこい。
▼あの歌の主人公が聞けば、さぞやがっかりするか。
配達日が一日減る。
総務省は手紙やはがきなどの郵便物の配達を原則月曜日から金曜日の平日に限って、
これまで配達していた土曜日をやめる方向で検討しているそうだ。
▼手紙よりも圧倒的にメールなどの時代で
土曜日配達がなくなると聞いてもさほどの動揺はないかもしれぬが、
心もとないのは土曜日をやめる理由。
需要縮小と人手不足だそうだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~
▼人手不足の深刻さは理解していたが、
もはや土曜に配れぬほどになっていたのか。
現場の負担は大きいという。
▼<たより持つてきて熟柿たべて行く>山頭火。


前書きに「郵便屋さん」とある。
秋の日の穏やかな光景が目に浮かぶが、
人手の足らぬ今の郵便配達員にそんな余裕はないか。
国の将来を含めて、「たよりない」話である。