日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

MLBへの日本人選手は

2006年11月02日 13時23分10秒 | MLB
野球シーズンも終わり、選手の移籍の話題も、対MLBの話題が大半を占めるようになるとは数年前と隔世の感がある。
ポスティングシステムでのMLB入団を目指す「岩村明憲(27)内野手」(ヤクルト)、「井川慶(27)投手」(タイガース)、「松坂大輔(26)投手」(ライオンズ)とカープをFAとなった「黒田博樹(31)投手」である。
イチロー外野手や松井秀喜外野手、城島健司捕手、井口資仁内野手などの活躍と相まって日本人選手の評価が高まったようです。
中でも、松坂大輔投手は(現年俸3億3000万円)、評価が高まっているようです。日本で8年、108勝は飛びぬけた成績でまないと思うんですが、MLBの投手不足もあってのことでしょう。あの「スコット・ボラス」氏が代理人になったことで、イチローや両松井のように3年契約とはならないようです。この代理人は、長期契約を取り付けるのが大好き(当然、報酬も長期に渡る)で、A・ロッドの10年が有名です。松坂は(代理人は)、5年5000万ドル(58億5000万円)を要求するようですから、予想される入札金額3000万ドル(35億1000万円)を加えると実に93億円の巨額となる。
他のポスティングの選手「岩村明憲」投手(現年俸1億7000万円)、「井川慶」投手(現年俸2億2000万円)は、過去の入札金額や年俸が参考になるでしょう。
イチロー 2000年 入札金額14億円 マリナーズ 年俸5億6000万円*3年(旧年俸5億円)
石井一久 2002年 入札金額15.3億円 ドジャーズ 年俸4億円*3年
大塚晶則 2003年 入札金額3000万円 パドレス 年俸1億円*1年
中村紀洋 2005年 入札金額 非公表   ドジャーズ 年俸5200万円(旧年俸5億円)
森慎二  2005年 入札金額8500万円 デビルレイズ 年俸8650万円

井川投手は、石井投手くらいの評価があるかも知れない。ただし、1~2年の短期契約でしょう。
岩村内野手は、投手と違って評価は低いでしょう。現年俸の1億7000万円までには行かないでしょう。
黒田投手は、FAですから、入札金額がない分と投手ということで、評価されるでしょう。同じくFAでの移籍だった、松井秀喜外野手(8億5000万円*3年)、松井稼頭夫(9億円*3年)、井口資仁内野手(3億円*3年)との比較から、3.5億円~4億円(2~3年の複数年契約)が見込めるでしょう。
ヤンキースは、近年、投手に苦しみましたから、本気で松坂入札に参加するでしょう。また、大物投手がFAですから、ジャイアンツの「シュミット投手」やアスレチックスの「ジト投手」にも触手を延ばすかもしれません。こんなに長い間ワールドチャンピオンとなっていないんですから、キャッシュマンGMは、スタインブレナーの癇癪を止めなければなりません。
 巨人を退団する決意を固めている桑田真澄投手(38)が2日、東京・大手町の球団事務所を訪問。清武球団代表ら幹部と会談し、来季の現役続行、米大リーグ挑戦を申し入れ、了承された。「今まで(去就について)白紙としてきましたが、正式に米球界に挑戦することに決めました。年齢的に難しいと思うが、頑張りたい」と抱負を語った。 しかし、やはり晩年に挑戦した江夏豊投手のように契約にまで至らない恐れがある。