日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

ヤンキースも年俸抑制へ

2006年11月22日 17時39分03秒 | MLB
ニューヨークヤンキースの年俸抑制策は、去年頃より契約年数の上限を4年(松井秀喜、ジョニー・デーモン)に押さえたように、先ごろまでのインフレ契約が見られなくなったようです。
昨日、7年契約を1年残したマイク・ムッシーナ投手(37歳、15勝7敗)の来期契約更新権を破棄し(10年在籍したボルチモアオリオールズから、2001年ヤンキースに、7年契約142億円(約20億円*7)で移籍した)新たに、2年総額2300万ドル(27億1000万円)で契約した。大分節約できたようです。しかし、契約破棄には違約金が発生しますので、まだ長期に契約が残っている選手にこのような契約の見直しは無理でしょう。ムッシーナ投手は、ヤンキースの6年で、17勝11敗(2001)、18勝10敗(2002)、17勝8敗(2003)、12勝9敗(2004)、13勝8敗(2005)、15勝7敗(2006)と活躍しているが、20億円(1年)の年俸が妥当とは考えなかったようです。去年も、7年契約が切れたバーニー・ウィリアムス外野手とは、17億円*7年契約から1億5000万円*1年の契約でした。
今、ヤンキースに残る「拒否権を持つ7人(ムッシーナを含む)」(トレード拒否権、同意すればOKですが)とはどんな契約でしょうか。
キャプテン「デレク・ジーター内野手(32歳)」ドラフト入団の生え抜き。2001年に10年、1億8900万ドル(22億円*10年)の大型契約を結んだ。永久欠番確実のジーターは例外ですが、3年後の契約は注目です。
「ジェイソン・ジアンビ内野手(35歳)」7年在籍のオークランドアスレッチックスから、2002年に7年142億円でヤンキースに移籍。来期が最終年です・・・。
「アレックス・ロドリゲス内野手(31歳)」MLB最高契約金選手。2000年にテキサスレンジャーズと、10年、2億5200万ドル(約300億円)で契約。あの(この形容詞が必要です)スコット・ボラス代理人(松坂大輔投手の代理人)が契約した。2004年よりヤンキースにトレード(トレード同意)2009年まで契約残あり。
「ランディ・ジョンソン投手(43歳)」2005年FAでヤンキースへ。3年36億円。来期が最終年です。
「松井秀喜外野手(32歳)」2003年読売ジャイアンツFA、2006年4年60億円で再契約。
「ジョニー・デーモン(33歳)」2005年レッドソックスFA、2006年4年60億円で契約。

そして、「アルフォンソ・ソリアーノ外野手(30歳)」(元広島カープ、ヤンキース在籍時は2塁手)が、ワシントンナショナルズからFAで、カブスと8年160億4800万円で契約した。ヤンキース在籍時はエラーで幻滅したが、今や40本塁打、40盗塁のスラッガーで契約総額は史上第5位です。