日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

ああ!桜島!

2007年03月21日 20時53分21秒 | 残日録
20日午後3時半ごろ、桜島の南岳山頂火口が噴火し、高さ約2700メートルの噴煙を上げた。噴煙の高さは今年最高。
                  
しかし、「噴火」の基準に達しなかったようです。(振動などが、各観測地点で基準以下だった)
戦後も落ち着きを取り戻して、昭和40年代(1965~)にもなりますと、新婚旅行は、熱海、白浜というような温泉地から、宮崎、鹿児島というのが全盛の時代でした。
【海外に新婚旅行とは考えられない時代でした。円は、1ドル360円で固定され、外貨準備もままならず、外貨持ち出しは厳しく制限されていたからです。今、国債という赤字を垂れ流しながら、アメリカの国債を買って支える構造は想像もできませんでした。】
新婚旅行は(飛行機でしたが)、今から37~8年も前にもなりますが、噴煙を盛んに上げ、危険極まりない雰囲気でした。写真のような茸雲というほど高くはありませんでしたが、それでも風向きによっては、鹿児島市内にも灰が降って、霞んで見えていました。
桜島の荒涼たる風景は、田舎者には、異国のごとく感じたものです。汽車がようやく蒸気機関車から、電車へと変わろうとしていた時代でしたが、東京~大阪でも6時間も掛かっていましたから、九州へは夜行列車でした。そこで、人生初めて飛行機(40人乗り程度)に乗りました。
また時間が許せば、自動車でゆっくり廻りたいものです。