日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

松岡利勝農業水産大臣の自殺!

2007年05月28日 17時48分35秒 | 気まま日記
遺書を残して、パジャマ姿で、議員宿舎のドアノブに紐をかけて・・・。松岡利勝農水大臣は逝った。

死人に鞭打つのではありませんが、1度落ちても這い上がるという気力が失せてしまっていたのでしょうか?近頃の顔に生気というものが感じられませんでしたが、相当悩んでいたのでしょう。
小型鈴木宗男と言われたり、何時も利権にまつわる噂に豪腕のイメージでしたが、亀井派との決別や安倍政権誕生に貢献したことから、大臣にまで昇り詰めました・・・。戦後、団塊の世代の誕生前後までは、言葉として「末は博士か、大臣か」が生まれました。「兵隊さん(大将)」が、望まれなくなった代わりです。
人生そこまで昇り詰めますと、転落の、あるいは普通の生活とは、考えられない世界なんでしょうか。
鈴木宗男代議士は、生まれ変わったように「いきいき」しています。庶民の味方に変貌して、大いに見直しましたし、生きがいが定着しているのか、傍から見ると人が変わったように素晴らしい人生を選択されました。

凡そ政治家たらんと志した以上筋の通った生き方を選択して下さい。言動や行動が次の世代にも語り継がれるべき職業(本当は政治家は名誉職だと思う)です。世襲(1/3以上いる)による政治家の堕落(政治屋となり蓄財に熱心になる)があり、そして周囲に染まっていく。この平成の世の中になっても、無能でも世襲を許す封建的な土壌が都会にも地方にもある。「井戸塀政治家」になれとは言いません。恵まれた待遇が約束されている訳ですから。

選挙で頭を下げても、庶民の味方である人は本当に少ない。あなた(国会議員から地方政治家まで)が政治家を志すきっかけは知りませんが、「初心は純粋だったはずです。忘れているなら思い出してくださいね」因みに、松岡大臣の政界進出時のスローガンは「政界の桃太郎」とか「政界浄化に必要な男」という、若さ溢れる立派な心意気でした・・・・・。