くろじいの独り言

ハイアットライフタイムグローバリスト日記
   World of Hyatt Lifetime Globalist

消えゆくアナログ

2018-04-10 | カメラ
数日前富士フィルムが80年以上作り続けて来た白黒フィルムの生産を終了するってニュースになってたね
10月頃在庫が無くなり次第終了、共に印画紙や付随する薬剤などの生産も終了すると

デジタルカメラの無い時代、おいらもよく家の押し入れに籠もって焼いたもんですw

それにはそれの良さがある・・・と言いたいところですが、コスト、紙の無駄、時間の無駄・・・どれをとってもデジタルには敵いません

そんなもんこうやってdown一瞬でどんな風にでもなるし









ただ現像液の中からボンヤリ浮かび上がってくる画像を見ながら「狙った通り撮れているんだろうか」と想像するあの時間が大切だったようにも思いますkirakira2

上の写真でもセピアを含むモノクロでは・・・

「このワインボトル本当はどんな色なんだろeq

観た人はそう無意識に想像します

そして現像という作業が目に見えなくなっただけで、実は無くなったわけでは無いんです
みなさんがデジカメやスマホで撮って液晶画面で観ている画像は歴とした現像後の絵なんです

もちろん現像液に浸けて~ってわではなく、デジタルで撮影されたデーターは一瞬でデジカメ内で現像処理をされ映し出されます、なので現像処理はカメラメーカのプログラムごとに色合いも個性も違います

少しだけ高級なデジカメになると、素のデジタルデーターを取り出し、パソコンで好みの現像ソフトを使って一枚一枚画像処理をします

まぁそんなことはどうでも良いですねw

つまり絵作りなんてどうにでもなるってことです





相方の持ってる写真集の一部ですがup時々ペラペラと眺めていると「ハッexclamation2とするような写真に出くわします

その多くはモノクロ画像だったりします

それはピントがボケた荒々しい写真の時もあります、綺麗に撮れてるとか技術的なことはどうでもよくて、どう感じるかexclamation2

感じるのに色が邪魔をしているのかもしれません、人間の脳は危機的状況になった時、情報の処理速度を上げるために視覚のカラー処理を停止し白黒で処理するようになると言われます、更に間に合わない時は駒送りにスロー処理する・・・

だからモノクロには時としてハッとさせられるのかもしれません

だってこの世の中に白黒に見える現実世界なんて存在しないんですから