ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

気負わず、気取らず、ありのまま。
ゆるりと思ったことを書いていってます。
お気に召したらうれしい限り。

お休み中の出来事 ~大好きな人との別れ~

2010年03月08日 22時51分41秒 | Weblog
こんばんは、ジニーです。





またずいぶんと長いことお休みしてしまいました。
今日は「お休み中の出来事」の続編です。


僕が新婚旅行に行っている真っ最中。
観光最終日、父からメールがありました。

「今から電話できるか?」



あ、このときがきたのだなと思いました。





2月2日、じいちゃんが亡くなりました。




じいちゃんにとって、僕は長男の子供だったので、
そりゃもう可愛がられました。

高校時代、親の仕事の都合で、
3年間じいちゃんとばあちゃんと僕の3人で暮らしていました。
そんなもんだから、よりいっそうじいちゃんへの
愛着は強いんです。



新婚旅行に出る前から、じいちゃんは戦っていました。
きっかけは自転車で転倒して骨折した時です。
この骨折で入院を余儀なくされたじいちゃんは、
ヘビースモーカーだった影響が一気に出てきてしまい、
肺がほとんど機能しない状況になってしまいました。

さまざまな症状が重なって症状を見せ始めたことで、
一気にじいちゃんは弱っていきました。
みるみる体も細くなっていき、ついには一人で立ち上がることも
困難な体となってしまいました。


それでも。
じいちゃんの手は大きくてあったかいんです。

入院している部屋に会いに行くたびに
嬉しそうに顔をくしゃくしゃにして笑うんです。

いろいろ辛くて、良く弱音を吐いていましたが、
そのたびにじいちゃんの手を握って励ましました。
その手の形が、僕の手にはまだ残っています。
大好きな手でした。



おそらく、新婚旅行中にこうなるだろうと言う予感はありました。
それでも、新婚旅行に行く前にお小遣いをくれた
じいちゃんに対して心から新婚旅行を楽しむことが恩返しだと思い、
しっかりと楽しんできました。

その旅の終盤に、訃報が届いたのです。





2月2日は、じいちゃんの誕生日です。
じいちゃんは、この世に生を受けたその日に、
この世を去りました。
なんだか綺麗だなと感じました。

最後の数日は本当に苦しかったみたいですが、
精一杯頑張っていたそうです。

苦しかった時間を耐えて、耐えて、
そして解き放たれました。


最後に見たじいちゃんの顔は苦しんだ後こそ見えましたが、
安らかな顔をしていました。


大好きなじいちゃんには、天国で楽しく暮らして欲しいと
心から思います。
そして、あんまりじいちゃんに心配かけないように
僕も暮らしていかなくてはいけないなと感じています。



先日書いた散文詩は、そんなじいちゃんのことを想って書きました。
うまくいえないけど、じいちゃんを好きだったことが
ちゃんと届けばいいなと思います。
コメント
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