キッズモトクロス参戦記 2005年~(IAライダー直人)

チェアスキーのオフシーズンや、モトクロス以外の話題も書いています。

製作&加工作業。

2011-03-30 11:47:00 | バイク・車(トランポ)・トレーラー整備

以前からみんなの分も作りたいな~?って思いながらも・・・だったラジエターガード。

FFF大人組みの方の仕事の力をお借りして、高価なステンレス材を購入。
また、直人の使っている物から寸法を出して、図面を作りました。
直人のYZに使用しているものは1mm厚の材料ですが、今回の材料厚は1.5mmにしました。

直人の物を作ってから、すでに2年が経過しています。

市販で販売しているこの手の商品は、値段が高い割には正直・・役に立たないのが本音。
デザイン的に?って感じで装着するんだったらい~かも?程度と自分的には思いますね~

見た目よりは本当に出来るだけしっかりとラジエターを保護したい・・・で、何度かの改良をして厚みも今のよりコンマ5ミリ厚いものにしました。

あまりごっつくなっちゃうと、今度はフレームにかかる負担が増えちゃうとね~それはそれで困りましからね~適度な力の逃げが必要な分を考慮しました。

これをまた別の加工所にお願いをして・・・レーザーカット。

12枚のベースプレートが出来ました。
機械で切るのと比べると、本当にレーザーは精度・切れ味・・・全てにおいて綺麗ですね~
加工代が高いだけのことがあります。

これを、ラジエターの底の部分に合わせる為に、この後は曲げる作業です。
素材がステンレス・・・特に良い材料は・・・硬い。

これが・・・思うように・・・
曲げたいように・・・がうまくいきません。
曲げる為のジグを先に作って、プレスで曲げれば綺麗に仕上がるんでしょうけど・・・
ジグまで作ったら、このような小さなロッドのパーツ製作だと・・・・1個・5~6万円な~んてことに簡単になっちゃい、値段的にはあいません。

傷に注意して、万力に挟んで・・・徐々に力を加えて曲げました。
手で曲げているので、12個全部・・・微妙に曲げ具合が違います。
でも取り付けには、全く問題が無い程度の事ですので、細かい事は気にしないで作業を進めます。

ここまでに出来たプレートを固定する為に必要なカラーの製作です。
アルミ7075材の丸棒(20mm)を少し大きめにカット。
旋盤にかまして6.5mmのロングドリルでセンターを貫通させます。
規定寸法に仕上げ。
材料が良い分、無垢だと重いかな~?
ま~底までの強度はいらないかな~?
このままでも十分、問題は無いのですが・・・ど~せだったら、綺麗にデコレーション?
そのまま旋盤で、肉抜き加工。
これも時間がかかる作業です。

ここまで始めちゃうと・・・もっと綺麗に仕上げたいな~?ってなってきちゃうんですよね~
こりだすと止まりません!
今度は、フライス盤に移動。
ここで、またまた慎重に肉抜き。
抜く場所、寸法に合わせて・・・エンドミルの寸法・歯型を変えて作業します。

元々、ラジエターを止める箇所は、前側2本・後側1本。
前後1本の穴を使って、このロングカラーを今回作ったプレートに間に入れて、ラジエターをサンドイッチ!

一部、カラーの角を旋盤で細かく加工しているのは、ラジエターの前に付いているガードの取り付け部分に当たらないように、逃がす為の工夫です。

これ以外に、ラジエターの底の部分を保護する為に、フレークからアルミのステーを出して、プレートにボルトで固定。
そ~する事によって、地面にどんな状況でも直接ラジエターが当たるのを防ぎ、力をフレーム側に逃がす工夫をしています。

かなりめんどくさい作業ですが、仕上がると・・・見た目には本当に綺麗になり見ているでもうれしくなっちゃいます。

ここまで、加工すれば十分です。

かなり自分では、出来上がったパーツを見て、自己満足の世界にどっぷりとつかっていると・・・FFF大人組みの方・・・”そこまでやったんだから、バフかけたら?・・このステンプレートだって、素材が本当にい~やつだから、下処理してからバフかげすると、鏡面のようにピッカピカになって、メッキより綺麗になるんですよ~”

え~~~~マジですか~~~~~?

ず~っと使ってるエンドミルの歯が、少々制度が落ちてしまったようで、肉抜きした部分にも気になる歯あともあるしな~?

ここまでやったんだから・・・もっとがんばろうかな~?で、予定外のバフ作業を開始!

これも正直、手間と時間のかかる作業です。
あと、光沢を出すためにバフにつける緑色なのになでか?青粉ってやつが・・・すごいんです。
まわりに飛びまくりで・・・非常に厄介な物。

真ん中のカラーは加工前・左右のカラーはバフ加工後・・・光沢の違いは明らかですよね。
写真が悪くて申し訳ありませんが・・・本当にピカピカで鏡のように綺麗です・・って、お~げさかな~?

その後、じっくりと時間をかけて、直人が使っているプレートを下処理。
それから同じように、バフがけ作業を施しました。
このプレートの方が、使用前・使用後!って感じで、分かりやすいぐらい綺麗です。

一緒に写ってるカラーは、今回試作で作った物、
パイプを規定の寸法にカット。
前後に皿付ナット(8mm)をふたするように合わせてアルゴン溶接。
アルミ7075材と比べても、素材コストが、かかり安く出来ます。
また、こっちの方が軽いですね~
強度的にも普通のスチールパイプですから、十分な物はあると思います。
これもおふざけで1本を下処理してからバフをかけると・・・あれま~ビックリ!こちらもメッキしたように綺麗になりました。
でも、何も手入れをしないと、直ぐに錆が出ちゃうかも?

カラーの加工&バフがけまでの作業をフルにやると・・・1人での作業だと1日、3個ぐらいが限度かな~?
あ~3個厳しいかも?
人件費を考えると・・・やっぱ高いパーツですかね~?

練習用のスタート台を作った時に、聞かれたんですけど”FFFのメンバーじゃ~ないと作ってくれないんですか~?これ是非、欲しいんですけど?”と、決まれたことがあります。

ブログに色々と作業の内容を書いていますが、こんなのでよければですよ!時間のある時や在庫のパーツは、FFFファミリーや関係者以外にもお譲りします。

気になる物があれば、連絡をくれるのもOKだし、声をかけてもらってもOKですよ~