2013年12月16日(月曜日)
かなりレポートが遅れちゃっています・・・申し訳ない。
先に・・・年末が近づいているからでしょうか?
今年は10月ごろから、FFF Racingへの問い合わせで多いのが・・・
エンジン洗車機に関しての修理&メンテナンス方法!
口コミでしょうか?”洗車機の修理はFFFが!”
とても嬉しく感じています。
かなり古い物は、時間もかかり苦労しております。
また、ポンプ本体の減りは、交換部品的にも高価になるので・・・その前に!
低価格タイプの洗車機でも、使っているパーツの共通性が高いので、使ってる時間もですけど、年に一度はO/Hをお薦めします。
水圧の、完全に落ちてしまってる状態より・・・あれ~以前より弱くなってる?・・・程度での修理の方が、だんぜん安くその後の水圧安定も確実に良くなります。
さ~直人の、CRF250Rのエンジン組み立てです。
綺麗に各パーツの洗浄を黛さんがしてくださり、その後一緒にチェック。
これといった問題点も見あたらず・・・クランクのベアリングも、念のため?新品交換しました。
ケースをあわせる前に、ミッションのかみ合いのチェック。
しっかりオイルをなじませながら、手でギヤーを動かしては・・・スムーズに各ポイントが、動くかを細かく調べます。
3速のドラムの動きが少々気になります?
また、細かい話ですけど・・・4~5速への動きもかなり微妙だけど?
そこで、バラして・・・かみ合いや、シフトフォークの動きなど・・・再チェック。
3本のシフトフォークですが、マニュアルの限界値寸法を確認。
問題は無いのですが・・・少し減ってる数値でした。
シフトドラムのラインに対して、シフトフォークのガイドがやせてしまうと、ギヤー抜けの原因になります。
本来なら、ここまで気にすることは?って話ですけどね~
この状態で、問題が起きるってレベルじゃ~全くないんですけど、気になり出すと気になってしまうので!・・・ここは、念のために交換しました。
きっちり納得して・・・ケースを合わせて、クランクの様子を確認・・・問題なし。
左右外側のパーツに、オイルを付けながら組み込み。
順調に終了。
クランクに新品のピストンを組み、リングを入れます。
サイドのカムチェーンに注意しながら、シリンダーブロックを入れて・・・リングを丁寧に処理して・・・ケースを落として・・・ヘッドを載せます。
ま~ここ最近、何度もやってる作業ですからね~時間的には、早くできてるんじゃ~?
順調に組み終わり・・・フレークに載せて・・・外側のパーツを付けて、オイルを入れて・・・
さ~エンジンをかけてみよう・・・
あれ~~~~~~?
キックが下りない?
え~~~~~~ど~~~~して~~~~~?
速攻でプラグを外してクランキング・・・
部分的に、重たいところがあるけど廻ります?
そこで、この部分的に重たいのは何だ?
何処がど~って言うような説明ができないのですが・・・
とにかく・・・何かがおかしい?
この原因が?
ガッカリと、イライライで・・・いっぷくタイム!
たばこを吸いながら、自分の作業工程を・・・頭のなかで再確認!
クランキングしながらも・・・再確認を続けます。
正直、検討がつきませんでした。
やべ~~~ドツボにはまってるぞ~~~ど~しよ~~~~?
でした。
そこで秘密・・・登場!
も~20年以上前に購入してるんですけど、ほとんど使ったことがない胃カメラのパクリ物?的なCCDカメラです。
電池の新品に付け替えて・・・映るか?少々不安があったのですが?
バッチリ!綺麗な映像が見られます。
それをプラグ穴から入れて・・・ピストンを下げてもらうと・・・
いや~~~~な映像が飛び込んできました!
ピストンの表面・・・
エキゾースト側に、バルブの当たっている後が2個くっきり!
2mm程度の傷なんですが・・・ノーマルですからね~
ピストンのリセスが、ど~のこ~の!って話になる訳がありません!
まさか・・・
俺・・・
ピストン・・・
逆に組んじゃった?
当然ですが・・・
あわてましたよ~
速攻でヘッド外して・・・
予想通りでした!
いや~ドジこきました。
ド素人的なミスです。
何で、こんなミスをしたのか?
しょっちゅうこんな作業をしていたことで、YZのピストンマークと勘違いして、CRFのピストンマークもエキゾースト側にあわせる!と思い込んで・・・
無意識に、組んじゃっていたんです。
ま~ノーマルですから、ピストンはぜんぜん大丈夫。
問題は、エキゾーストバルブ。
ヘッドを裏返して・・・
ガソリンたらして・・・
すき間が、できちゃったかを調べます。
2時間以上、そのまま放置していましたけど・・・ガソリン漏れはありません。
しかし・・・
現実的にピストンに当たったのは事実・・・
黛さん”念のためにも、新品に交換しておきましょうよ~?”
夏に、新品にしたのに・・・トホホです。
悲しい・・・授業料!ってことで、2本とも交換となりました。
自分が、ピストンを組み直している間に、黛さんは・・・バルブの交換&クリアランスのチェック。
さ~も~これで心配はね~だろう・・・と思いながら、全ての作業を終えて・・・
安心しきってる状態で・・・
キック・・・
マジかよ~~~~~変わんね~~~~~
キックが動かない?
強烈にがっかりしました。
じゃ~原因は、他にあるってことです?
サクって・・・書いてるけど・・・ここまでに、作業4日目です!
自分に・・・落ち着け・・・と言い聞かせて、サイド原因は?
冷静に考え・・・
サイド、マニュアルを徹底的に読み返します。
自分で、無意識に飛ばしてる作業はなかったか?
何か、盲点が必ずある・・・
それはどこだ?
いや~本当に、かなり必死な状態でした。
言葉じゃ~言い表せませんね~この時の気持ちは。
イライラどころじゃ~ありません。
も~マジ泣き・・・しそうでした!
エンジン自体の問題じゃ~ありません。
となると・・・キックギヤー?
バラして、動きを再確認・・・スムーズ?
じゃ~後、キックを動かす際に、影響するパーツってある?
え~~~~~~~~
もしかして・・・・・・・
デコンプ・・・・・・・・
ヘッドを外します。
カムに付いている、ウエイトを動かすと・・・・
スムーズに動き、抵抗感も全くない?
その時・・・
あれ~~~~ウエイトを動かしても・・・
カムの中のシャフトが動いてないよ~~~~?
いや~ここまでたどり着くのに・・・
あまりにも、時間とお金をかけすぎました。
SUGOでのトラブルは、このデコンプシャフトが折れたことで、キックの際に圧縮が逃げなかったことで、強烈に重かった!
って事が、原因だったんです。
自分自身、このデコンプって機能の付いているバイクは、初めてさわったエンジンでした。
リッター系の4発・6発エンジンには、こんな機能自体、付いていませんからね~
本当に盲点でした。
予備のカムに、付いていた物を外して・・・交換。
念のためにキックを・・・
いや~普通に動きました~~~~~
この時は・・・本当に、感動すら感じましたよ~
うれし涙・・・って~奴ですね~
調べると、このパーツ・・・4300円!
いや~見事に、何十倍も使っちゃいました!
けど・・・
来年に向けて、い~エンジンを組めたことは、間違えありませんからね~
交換したパーツは・・・予備としても、十分以上の状態ですし・・・持っていても安心感があります。
強烈に勉強になった、今回の修理は・・・
けして忘れないでしょう。