キッズモトクロス参戦記 2005年~(IAライダー直人)

チェアスキーのオフシーズンや、モトクロス以外の話題も書いています。

CRF250Rのバルブクリアランス

2014-03-27 14:39:58 | バイク・車(トランポ)・トレーラー整備

    2014年3月27日(木曜日)

    今日の東京は、あいにくの雨。

    全日本前に本番用のタイヤを交換したいですけどね~さすが年度末。

    強烈に忙しい日々です。

     

    3連休・・・直人のノロ騒ぎで、練習は中止でした。

    その間に、エンジンの整備です。

    各パーツを新品に交換してから・・・3ヶ月。

    ヘッドを外して、バルブの状態やクリアランスを確認するためにバラします。

    各バルブの当り面をしっかり見て、状態を確認。

    CRF250Rだけじゃ~ありませんけど、この手のシングルエンジンは、リヤサスとの位置関係で、ど~してもインテイクポートが斜めにエンジン内に入る構造になってます。

    ま~それが致命的って~話じゃ~ないんですけど・・・・!

    そのために細かいことを言えば、2本のインテイクバルブに入ってくる、混合の流速が違ってしまうと同時に、エンジン内までの距離も変わります。

    この微妙な差が、バルブに対して熱として影響を与えます。

    この話は、インテイクバルブに関してだけですよ!

    若干の熱の違いからでしょうか?

    右と左とで、同じようにシムのクリアランスが変わることが、まずありませんね~

    ってことは、同じ2本のバルブでも、消耗品度が違うってことです。

    この微妙な差を意識して、セッティング&メンテナンスをするか?しないか?じゃ~エンジンのベストをだせるか?だせないか?に関わってきます。

    ライダー1人1人の、乗り方でも変わるか?とも思いますけど・・・

    ヘッドに負担をかける乗り方をするライダーは・・・

    ま~2~3ヶ月ぐらいには必ず、この手の作業をする必要があるんじゃ~ないでしょうか?

    なんだかんだ言っても・・・レーサーのエンジンですからね~

    微妙に変わってきている部分の変化を見逃さず、確実に!正確に!調整&修正をしてあげて・・・組み戻しをしました。

    基本的には、これがヘッドのオーバーホールってことですかね~

     

    カーボンを溶かすためのケミカル(タイホーコーザイ・パッキング剥がし)を使っている最中に・・・別の作業を並行して始めます。

    それはシリンダーブロックを外してピストンの状態&クランクの状態を調べることです。

    思っていた以上?想像以上に!ピストン&シリンダーは綺麗だし、クリアランスも問題なし。

    ピストンリングの交換を考えていたのですが・・・これだったらまだまだ大丈夫と判断しました。

     

    けど・・・・

     

    全日本・本番のみ使用として、新品のピストンAssyを準備していたので・・・全て交換します。

    面倒でも、全日本後には!その度にピストンを戻すことにします。

     

    ってなことで、今週末の土曜日は・・・エンジンの、ならしってことになりますね!

    ならしの後は?

    オイル交換&当然ですが、バルブを組み直したわけですから、シムのクリアランスも再調整します。

     

    さ~これで、安心ですね~

     

     

    次の作業は、モリワキのフルチタンエキゾーストの全バラ修理&グラスウールの詰め替えです。

    これが、予想以上に大変で・・・時間のかかる作業となりました!

    今日はこの辺で!

     

    続く・・・