キッズモトクロス参戦記 2005年~(IAライダー直人)

チェアスキーのオフシーズンや、モトクロス以外の話題も書いています。

チェアスキーのシートフッティング

2019-01-10 13:39:42 | チェアスキー・sit-ski

2019年1月10日(木曜日)

12月後半の3連休・・・

23日の日曜日は、いつも直人が通っている、国立のトレーニング施設ロビーをお借りして!
関係者の皆様が、直人のために準備してくださいました、チェアスキーとのご対面・・・

チェアスキーでパラリンピックへ、3回連続出場を果たしている、夏目選手と待ち合わせです。 

夏目選手は、元々・・・

白馬八方尾根スキースクールで、スキーインストラクターとしてご活躍されていたこともあり、直人のようなスキーど素人!に対して、根本的な基礎から教えていただく先生としては、も~~~~最高の先生と言えます。

まず、滑る前準備としてですが・・・

一番需要!

体とのフット感が出せるかな~?で、シート合わせを中心に開始!

数種類のシートを、持って来ていただき・・・
直人の腰・お尻・ももの幅に、どのタイプのシートがあうのか?を、チェックしていただきます。


できるだけピッタリにすることで、体とスキー板との一体感を出すんだそうです。

また、どの位置にお尻や頭がきてるか?くるか?も、サスを動かす意味では重要で・・・
って、まさにバイクだね〜

このシート自体も、フレームに対して基本の位置に取り付けても、前にかがむ姿勢が強い?弱い?で、サスにかかる体重のバランスがダイレクトに変わるんだそうで・・・

前に体重が乗る仕様は、シャープにコーナーを回るような仕様(横に板を滑らせずアンダーを、できるだけ出さないような滑り)

逆に後方へ?の場合は、高速向けの仕様で・・・
アンダーは出るが、大きくスピードを殺さないで曲がるには良い方向とのこと・・・

それ以外にも・・・

シートとフレームを固定する部分の前後に、数ミリ単位の種類があるスペーサーを入れて、微妙な角度を見極める必要があるんだそうです。
これは、お尻から太ももまでのフィッティングにも、大きな影響があるようで・・・

これはこれで、大切なんだそうです。


自分で感覚が無い分、見てさわって!・・・

しっかりと綺麗に全体へとフィッティングしていないと、部分的に体重が強くかかり、床ずれ(褥瘡)の原因にもなるようです。

また、一人一人の障害度合いで、動かせる体の範囲が違いますから、それも見極めて体の自由度を優先した、ポジション作りもあわせて重要なポイントだそうです。

ストックの代わりに使う、アウトリガーの使い方も教えていただきます。

ちゃんと使えんのかな~?の不安は残りますが・・・

で・・・

車椅子から、このシートへの移動・・・

夏目選手は、スル〜っと介助なしで、たおれることも無く、乗り移りができるようですがね~

直人は・・・


介助なしどころか・・・


どこをつかんで?どのようにお尻を浮かせてシートの方に移動させるか?
そのお尻を持ち上げる前に、足(ブーツの部分)を前準備として、どの位置にずらしておくのが?ベストなのか?

脊髄損傷の状態によって、けいせい(脳神経からの伝達麻痺に伴う、誤作動と言えばい〜のか?筋硬直が起こる症状)が強いと、腰や体を前に曲げる行為をする際に、個人差が大きいのですが・・・
直人の場合は、足がピーンと!強いけいれんをしながらひざが伸びる症状が両脚共にでます。
これがどのタイミングで、どの程度硬直するか?って~のが、わからないんです。
この症状は、時間が経過すると、自然に収まるのですが、数秒から数十秒ってぐらいですけどね~

その際は、ど〜しようも対処できないんです。
このけいせいが、時として邪魔になり・・・
自動車への乗り降りへの影響もあります。

そんな訳で!夏目選手と同じようなアプローチでは、直人の場合・・・
残念ながら、すんなり乗れない様子でした〜

そんな具合ですから、無理な姿勢からのアプローともなると・・・
なおさら1人での乗り移りが、厳しくなっているのを感じますね〜 

 

シートへの、乗り降りをするだけで、直人の体力消費がすごくって!

見ているこっちの方が・・・

こりゃ~先が長げ~ぞ~~~って、不安を感じましたよ~

 

そもそも乗る前に、しっかりとした準備運動?ストレッチ?をした方が、い~ようですね~


夏目選手・・・
家に持って帰って、お父さんに手伝ってもらって・・・
繰り返しで、乗り降りの練習あるのみだね〜

全体的に直人には、シートのサイズが大きいのかな~?とのことですが!

ある程度、直人仕様にしていただいた・・・

 

一式、お持ち帰りとなりました〜

 

後は、さらに自宅で・・・

クッション材などを利用して、教えていただいたポイント部分へ・・・

さらなるフィッティングを?が、宿題となりました。

 

帰り道・・・

乗るだけで、こんなに体力使ってたら話になんね~ぞ~?ど~すんだよ~・・・

コツさえつかめば、なんとかなるっしょ!

 

と、相変わらずの・・・直人節!