レンタル会社を上手に選ぼう！！！！

春爛漫
とても気持ちの良いお天気なのですが、毎日あまりにも早起きで寝不足限界～
今朝は帰宅後、お昼まで爆睡
睡眠のおかげで疲れもとれたので、久しぶりにベランダの観葉植物の剪定（かなりボッサボサでした）

3月は卒業式の先生や学生さんの袴着付け、お母様の訪問着着付け、結婚式の黒留袖の着付け・・・と様々なお客様の元へお支度に伺います
そこで良くお見かけするのが「レンタル着物」です

最近はネットの普及で地方の呉服屋さんや貸衣装屋さんが格安でお着物をレンタルしているんですね
1-2万円でフルセットレンタルできるところもあるので驚きです

レンタル着物の魅力は・・・

着物の知識がまったくない方でも気軽に着物を着る事ができる
着物の保管や手入れなどわずらわしい作業が無い
購入だと慎重になる色や模様選びなどレンタルでは冒険できる
毎回違った着物を選べば衣装持ちに見られる


本当に便利なシステムだと思います
着物レンタルのおかげで着物を着ようと思うお客様の裾野が広がっているのは間違いないですね
その一方で、お誂えをするお客様が減ってしまい、昔ながらの呉服屋さんには厳しい現実となっています。

便利で格安な「レンタル着物」

しか～し・・・・・そこには大きな落とし穴があるので要注意
「安かろう悪かろう」はこの業界にも潜んでいるんです

そこで、危ないレンタル会社さんのポイントをまとめてみました。（着付け師目線ですが・・・）

　着付け小物の必要数（花＊小紋のＨＰ参照）よりレンタル数や種類が少ない
　　　　　　腰ひもは最低でも4本必要ですが、3本しか入っていない会社もあります。

　着物が安っぽい化繊。
　　　　　　見る人が見れば安い着物とばれてしまいます。できれば正絹のお着物を選びましょう。

　帯揚げが手作り（？）。
　　　　　　本来縮緬、絞り、綸子の帯揚げですが、長襦袢の生地を切って作ったようなペラペラの帯揚げをお見かけします。
　　　　　　殆ど見えない部分だからとケチっているところが採算重視の会社ですね。

　体型を無視したサイズや小物を入れてくる。
　　　　　　袴や長襦袢のサイズが合ってない事が多々あります。
　　　　　　着物はＬＬサイズなのにＭサイズの長襦袢の時もあり焦りました。
　　　　　　また、ＬＬ以上のサイズに普通サイズの腰ひも、伊達締めが平気で入っています
　　　　　　（普通サイズだと、短くて体に回らないんですぅぅぅぅぅぅぅ。）
　　　　　　気の利いたレンタル会社さんは長尺（ちょうじゃく）といって、長めの腰ひもや伊達締めを入れてくれます。


驚くほど適当なレンタル会社さん、本当にたくさんありますよ～
最低でも「着物は正絹」」「サイズの確認」「小物の数は標準」「ぽっちゃりさんの場合は小物は長尺」は事前に確認しておいた方が良いと思います

もちろん、値段が安ければ何でもいいっというお客様もいらっしゃると思いますが、その場合は見た目や仕上がりが多少悪くなってしまうのは覚悟しましょう

数あるレンタル会社さんの中から良い会社を選ぶのはかなり難しいと思います。
正直、レンタルしてみないとわからない部分もありますが、事前にレンタル会社さんに細かく確認する事は大事ですね。

誠実できちんと対応してくれるレンタル会社さんを見つけてくださいね