花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

創造力は不足から!

2013-03-15 10:38:15 | 仕事
卒業シーズンに突入しました~
毎日毎日、早朝から卒業式の先生、学生さん、お母様方の着付けに奔走しております
今朝は、7:30仕上げのお客様でしたので、帰宅してもまだ8:30
通勤客とすれ違いながら帰宅する不思議な生活です

早朝の出発が多いこのシーズン、日頃見ないテレビ番組を目にします。
以前にもこのブログに取り上げた事のあるテレビ番組「テレビ寺子屋」

この番組、ヒジョーに地味なのですが、とーーーーーっても勉強になる番組です。
著名人の「講演会」を流しているだけの番組ですが、内容が深くてついつい頷きならが見ていました

先日見た時の講師は元リクルート社員→初の民間人の中学校校長になられた経験のある藤原和博氏。
そして今回の内容は「公平について」

ある男性が震災の後に避難先にケーキ700個を運んだ時の話。
そこの避難所には800名の避難者がいたので、後で不平不満が出ると困るからという理由で断られてしまったそうです

さて、本当の公平とは何か?????

その後、どうすべきだったか・・・と周りから出された様々アイデアが面白い
ケーキを半分にするというわかりやすいアイデア以外に

避難所は疲労で気持ちも沈みがちなので、思い切り盛り上がる「ジャンケン大会」を開催して、買った人にケーキ贈呈

子供達を集めて「どうすれば皆が納得する配布になるか」を考えてもらって発表させる。子供たちが一生懸命考えて出した答えに大人は不満は言わないのでは・・・

ケーキをぜーんぶ砕いて粉にしてしまうそして食べたい人だけがスプーンで好きな分だけ食べていく。

なかなか、斬新な意見の数々
公平をどうとらえるかだけで、これだけ多くのアイデアが生まれてくるんですね。

藤原氏が言いたかったのは・・・単に公平についてではありませんでした

今回のように「不足」という事態がものすごく大きな意味があり、「不足」に直面したことで人は考え、様々なアイデアが生まれる

つまり・・・・

子育ても子供を常に「満足」の状況においてしまうと創造力はつかない。
野球の時にベースが無ければ、木をベースだと仮定し、おもちゃが無ければ自分で作る。
「不足」を感じる事で、創造力を鍛える事が出来るという何とも校長先生らしいお話でした

確かに、確かに

私も着付けのお仕事でたくさんのお子様とご家族を見る機会がありますが、藤原氏の言葉に納得する場面は多々あります。
その話は、また次回のでブログに書こうかな

さて、本日のお写真は私がお仕事をさせて頂いているスタジオ店長さんの妹さんの成人式撮影
ワイルドな店長さんのイメージとは違って、とっても可愛らしい妹さんでした
水色のお着物がとーっても綺麗で、白のスタジオに映えていますね
私が古いでデジカメで撮影したにもかからわず、なんかいい写真
スタジオのライティングってさすがですね~
コメント
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