今朝は雲が広がって風もあって寒かったので、散歩は10歩位で引き返して来ました。
午後からは図書館に行って借りていた本を返す予定だったので、読みかけの本を読みました。
借りた本は老後に関する本が多かったです。定年退職後の過ごし方に関する本を読んで印象に残っていることは、お金はあるに越したことはないが、健康も財産であるという考え方と、人持ち、つまり、友達を沢山持つことと、趣味を沢山持つことです。
趣味や友達を作るのは、定年してからではなく、定年のずっと前からが理想です。
例えばスキーや釣り、登山、ダンス、楽器など殆んどの趣味は道具や時間を注ぎ込んで少しずつ上達し、上達する程、趣味をより楽しむ事が出来ます。
もし仕事一筋だった人が65歳でリタイアして何か新しい趣味を始めようとしても、体力や気力、財力が無くなってきていますから、難しいのではないでしょうか。それに、本当に新しい趣味に興味があるのなら、リタイアする前に既に始めていると思います。
僕が55歳で早期リタイアした理由はズバリ、体力、気力が残っている内に老後の準備をしたかったからです。
老後の準備とは、仕事以外の友達を沢山作って、趣味も沢山作って、身体を鍛えることです。早くリタイアしたので、老後の資金は少なくなりますが、老後の資金を沢山作るよりも趣味と友達を沢山作る事を選びました。
リタイアしてから「毎日暇で暇で仕方がない。どうやって毎日時間を潰せば良いか悩む。妻以外に話す人がいない。」という事態になることを極力避けたいのです。いくらお金が沢山あっても、友達がおらず趣味もない老後は詰まらなさそうですよね。
残念ながら、多くの日本人男性は60歳で定年後、再雇用で65歳まで働き、出来ればそれ以降も働けたらと考える人が多いようです。
その理由として考える2つの理由は、出来るだけ年金を多く貰って老後にひもじい思いをしたくないから。もう一つの理由はリタイアしても毎日する事が無いからでしょう。
仕事一筋だった人が65歳や70歳でリタイアしても、妻や子供達と楽しい思い出がなく、趣味もなく、職場の外での友達は殆んどいないのではないでしょうか。
趣味も友達もない人がリタイアしても出来ることは、毎日テレビを見るか、庭の草取りか、散歩か、妻と買い物に行くか、家でお酒を飲むくらいではないでしょうか。
勿論、「俺はそれで満足だ。」という人はそれでいいですが、「いや、沢山友達がいて、趣味で忙しくて時間が足りない。もっと時間が欲しい。」と思えるリタイアが可能であるなら、普通は後者を選びますよね。
それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。