篠原美也子のアルバム『河よりも長くゆるやかに』(1995年)より、“Dear”(1995年)を聴いてみる。
このナンバーの風景や思想観にもたどり着けないままに、30年。1995年のアルバムにだけない、アルバムのあとがきを歌にしたような所もあるが、アーティストにとってきっと言葉に出来ない想いが当時あったのだろうと思う。
篠原美也子のシングル『名前の無い週末』(1995年)を聴いてみる。
世に出て本年2025年で、30年が経過する重みあるナンバー。なかなかに生演奏は聴けない1曲なので、音源CDとしてここにあるのは、喜ばしい限り。
1995年、アーティストが所属レーベルを移籍して出した渾身の1曲で、多くの人に知れ渡らなくとも、この傑作感は表現し難いものがある。