急行特急は行く…

殻の模様が美しかったので撮ってみた。すっかり定着しつつあるジトついた時期。『ある街角のストーリー』(Ｖｏｌ.１：http://blog.goo.ne.jp/kyukotokkyu9190/e/0bfe45a4912e1ee145773b1fba4208a1/?cid=b416c185fd8800fdd119d32e41a3a5c9&st=0)
(Ｖｏｌ.２：http://blog.goo.ne.jp/kyukotokkyu9190/e/57b8c5b0578e93bf084bb2eb1c0403f1/?cid=b416c185fd8800fdd119d32e41a3a5c9&st=0)は、そんなグレイ色デイズを描いた作品だった。雨季から逃げたいと思って、理想を描いたのだ。物語の中に、ヒロイン役の七光台六実がかたつむりを捜すシーンがあったよーな。

BlueKing様、毎回コメントありがとうございます。
梅雨空に似合うといってもあまり姿が見えぬカタツムリですね。懐かしさはあります。
ドラクエトーク、レスポンスありがとうございます。昔、３と５にえらくはまって、やっていました。今でも、昨年は訳あってチョコチョコやってました。

「おはようございます。モーニング オン フライデイ、本日も私、木田麻衣子がお送りしてまいります。さて、５月最後の金曜日を迎えておりますが、曇り空ですね。今朝は手元に、リスナーの方が送ってくれました、カタツムリの写真があります。メールをご紹介しましょう…」

という事で、お馴染みのＤＪで始まるスクリプトを書いてみた。朝のラジオにはどこか似つかないところもあるが、灰色金曜日が走り出した。

久しぶりに見た、カタツムリである。昆虫図鑑では「マイマイ」というそうだ。故に、こやつの天敵が「マイマイカブリ」というらしい(黒色でゴミムシに似ている。確か、飛べない虫)。
６月近く、カタツムリ様の活躍の次期である。子供の頃、結構好きで飼育した事もあったっけ。

降り出した雨。ありふれた朝が妙にいそいそとした雰囲気に変わる。おまけに湿度も高い。気温が低めと言っても不快指数は上がる。

誰にでも、守るべきものはあるだろうし、守りたいものもあるだろう。それらはみな、「大切なもの」達なんだろうと思う。
「大切なもの」、それは必ずしも「１個」ではなく、「複数」存在する事もある。なかなか全てを「守る」事は出来ないが、守りたいという意識は潜在的にある。 悲しいことは、守りきれなかった事もあるが、「守る前に‘‘手に入らない，，」事と「守ることで弊害を及ぼす」事そして「守る為に、引き下がる」事もある。守る事で不幸を与えてしまう事。
私は抱えた大切な物をいつまで、守れるだろう。そんなに多く持っている訳じゃないからこそ、大切度は上がる。けれど、予期しない所で壊してしまったり、手放してしまったりして守りきれない事がある。勿論、作為的なものだってあるしあった。抱きしめている事に疲れる事もある。 今、どことなく、守っているもの達が崩れるんじゃないか、という気がしている。すべては思うほど、うまくはいかないみたいだ…と、歌でも歌われているが、その様だ。
何を言っても言い訳に聞こえるのは解っている。だが、そうでもしないとならない気がするのだ。恐ろしい程に、作用し、弊害と副作用をもたらす「過剰な自己弁護」により…。

雨告げ花。時折見かけるそれは、開花間近という感じである。
気がつけば、明日からは、その花に似合う雨が降り出すそうだ。５月も２８日。
今日は、「プールサイドデイ」という感じで、湿気が多くて暑く、夏の前哨戦という感じである。

「おはようございます。モーニング　オン　チューズデイ担当木田麻衣子です。今日も昨日に引き続き、スタジオの向こうは眩しい光が降り注いでいますね。そんな天気に似合う花として、今、マイクの近くには、皐月がおいてあります。粋な計らいですね。それでは、５月２７日の動きからお伝えしてまいりましょう…」
そんな台詞を口にする女性ＤＪが見つめる空の色は、画像のような感じだろうか？
無機質な声で、淡々と台本を読み続けていくその姿に、今日１日の「晴模様」は似合うだろうか？

とにもかくにも走り出した５月皐月の最後の週。長雨前の一時である。
灰色模様の空は、いつもの私の心の色。曖昧な色であって、忌み嫌らわれるという意味を知らないで、１４～１５歳の頃、ある影響により「カッコイイなぁ」って思っていた。今は、そーではないが…。

日曜が静かに終わろうとしている。闇がさらに深みを増し、人々を夢の世界へと誘う。 今、ひとり部屋の中で、窓を開け、遠くでとどめく暴走族達の爆音と下水道を行く水音を聞きながらこうして執筆している。今の空気はまだ、日曜日である。
今日と明日は一体、どんな風に入れ代わるんだろうか？ふと思う。闇が光の中に吸収され、太陽が街を照らす時に、明日という今日がやって来るんだろうか？明日は常に「象徴」で、実体はなく「いつでも‘‘今日が実体，，」である。
光が闇を飲み込む時に、人は動き出す。そしてどこかで交じり、繋がりをみせていく。それが、いつもの「ありふれた日常」である。
繋がりから一瞬逃れられる今、この時は、何と表現したらよいのだろうか？ある人の言葉を借りれば「曖昧な時」という所だろうか？
それはともかくとして、昨今、昼日が長くなってきているので、あと４時間もしないうちに、光に迎えられるだろう。今は、迎えに着ては欲しくない。
夜の街もまた、光を待っている。そこにはどんな感情があるんだろうか？