錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

今頃なんだけど、只今、整理中

2016年01月19日 | Bone (骨)
昨年の暮れに石垣島のアジトで作ったイシガキフグの顎骨標本。
それを、ここ福岡に持ち帰ったものの年始のドタバタで放置したままになってました。
そこで、この標本にラベルを作って添付しておかないと・・・・ ねぇ。
だって、人の記憶って、しっかりしているようで実際は曖昧ですからね。
って事で・・・
今日は、そのイシガキフグの上下顎骨に、それぞれのラベルを付けて整理しました。
いやぁ・・・
本当に面倒な作業なんだけど、ちゃんとラベルを付けて整理しておかないと標本としての意味がないですからね。

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雨のち曇り・・・ の続き

2015年12月28日 | Bone (骨)
鍋で軽く煮て身を外したイシガキフグ(Chilomycterus reticulatus)を希釈した排水溝の洗浄液に浸す。
暫くして洗浄液で柔らかくなった取り残しの肉を歯ブラシやピンセットで細かい部分まで取り除いたら、軽く水洗いをして水気を拭き取ります。
そして、最後にアセトンに漬け込んで油抜き・・・・
できれば長く漬け込んだ方が良いんだけど、今回は撮影のために短時間で引き上げました・・・
とは言え、一時間ほどは漬け込んでましたけど、この撮影後に再びアセトンに漬け込み直しました。
いやぁ・・・
昔、30cm弱のハリセンボンは作りましたが、今回のイシガキフグは大きさもさることながら顎もデカかった。
って事で・・・
今日はお昼過ぎからイシガキフグの顎骨標本を作ってましたぁ。

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雨のち曇り・・・じゃねぇだろ!

2015年12月28日 | Bone (骨)
出されていた予報では先島地方の今日の天気は雨のち曇り・・・
はぁ?
曇るどころか強い風に乗って横殴りの雨が降ってんじゃん。
こんな日は何して過ごせば良いのよ~ん。
って事で、向かった先は市場。
そこで並んだ魚を物色しながら面白そうなモノを探してました。
そして、見つけたのが、このイシガキフグ。
でも、全身の皮を剥がれて痛々しい姿に・・・ 余りにも悲惨な姿のためにボカシ処理をしちゃいました。

で・・・
その頭から肉を外す。
皮も硬けりゃ身も硬い。
フライにすれば、そこいらのフグも顔負けするくらいのプリブリした食感なんでしょうね。

そして肉を削ぐように取れるだけ取ったら、お湯に漬けながら取り残した細かい部分の肉を更に取り去ります。
この時に軟骨も出来る限り取り去り、ほぼ顎骨だけになったら・・・
つづく。(笑

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こんなモノ拾った

2015年03月05日 | Bone (骨)
先ほど大隅の海岸を散歩中にこんなモノを拾ていました。
そう、ヒラタブンブク (Lovenia elongata)の死殻… って、言うか骨格。
この時期になると、砂地の海岸では良く打ち上げられてるを見かけるんですよねぇ。

まぁ、大きさも、そこそこの個体だし…
大きな痛みナシ。
強いて言えば、薄汚れているけど漂泊したら、それらしくなるでしょう。
良く、犬も歩けば棒に当たる!何て言うけど海岸で爺が歩けばウニ殻に当たるのだ。(笑

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ナンヨウブダイから得たもの

2015年01月06日 | Bone (骨)
先日、石垣島から持ち帰ったナンヨウブダイ(ゲンナーイラブチャー)をUPしましたが、今日は、そのナンヨウブダイの頭から得たものをUPしました。
で、その前に…
チョンしたナンヨウブダイの頭を大きな鍋でグツグツと煮て、その後、丁寧に頭骨から肉を外します。
そして、上(↑)画像のように頭骨から上顎歯・下顎歯を外し、その奥にある上咽頭骨と下咽頭骨の2つを取り出すのですが、あまりにもグロイシーンなので、この画像は省きます。(笑
でもって…
この上顎歯・下顎歯・上咽頭骨・下咽頭骨の4つのパーツはピンセットやブラシを使って骨に張り付いている細かい肉を丁寧に外したら、秘密の液に浸して取り残した肉を溶かします。
その後、秘密の液から取り出してブラシを使って丁寧に水洗いしたら漂白剤に短時間浸して、ある程度の漂泊ができたら別の薬品で骨に残った油を抜きます。
ナンヨウブダイなどブダイの仲間はオウムのような… 
いや、正しく例えるならニッパー(工具)のような上顎歯と下顎歯を使ってサンゴをガリ!ボキッ!ゴクッ!と折るように齧り、喉の奥にある咽頭骨と下咽頭骨り2つのパーツですり潰しているのです。
このことから、これらブダイの仲間がサンゴを食すことで白いサンゴ砂を作る言われていますがブダイの仲間のようにサンゴをサンゴを齧る魚は他にもいます。
例えばカワハギやベラの仲間など…
もちろん魚に限らずウミガメなんていうのも良く観察しているとサンゴをガリガリと齧っているのを見かけます。(※胃石として利用しているかも?)
このブダイの仲間がサンゴの砂を作ってるという誤解を招くような表現は如何なものかと思いますが、このサンゴ砂の生成に関わっている生物の一つであるということは間違いないでしょうね。
※サンゴ砂は潮流や波風によっても生成されますが、ここでは生き物に限った話として省きました。

ナンヨウブダイ 
Chlorurus microhinos
ブダイ科 ハゲネブダイ属 
全長(TL): 68cm
重量: 4600g
捕獲地・年月日:沖縄県石垣島 31.Dec.2014

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ナンヨウブダイ

2015年01月05日 | Bone (骨)
先月末に石垣島から持ち帰ったナンヨウブダイ(ゲンナーイラブチャー)。
昔は、そんなもん持って帰ってどうするのよ!なんて、嫁から良く言われていたものが、今では「また始まった…」って感じで聞こうともしない。(笑
って言うか、何か考えがあっての事だろうと少なからず理解をしてくれているようだ。
で、早速だが、こいつの頭を出刃の包丁でチョン!して鍋でグツグツ…
さぁ、この頭から何を得ようとしているのかは今後の記事をお楽しみに。

ナンヨウブダイ 
Chlorurus microhinos
ブダイ科 ハゲネブダイ属 
全長(TL): 68cm
重量: 4600g
沖縄県石垣島 31.Dec.2014

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