錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

ビルマニシキヘビ

2017年12月05日 | Bone (骨)

先月、サキシマハブの頭骨標本を作る際に参考にしたビルマニシキヘビの頭骨。
ただ、ハブの頭骨とは少しばかり作りが違うので全く同じとは言えないのですが、それでも参考にはなる。
ただ、サキシマハブはホンハブと比べて小柄なヘビなので、こんな頑丈な頭骨を持つビルマニシキヘビよりも慎重に肉取りをしないと骨や関節を痛めてしまうことからメチャメチャ気を使いました。
しかしながら、少しばかり頭骨の形状が違うとは言え、参考にできる頭骨標本があるのと無いのでは大違い。
と言うことで・・・・
今日は、この頭骨を“お片”する前に撮影しUPしてみましたぁ。

次は先島諸島で厄介者となっているオオヒキガエルとかウシガウルの全身骨格でも作ってみようかなぁ?って・・・

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サキシマハブの頭骨標本

2017年11月05日 | Bone (骨)
‎先月の10‎月‎13‎日に沖縄県石垣市の某所にて捕獲?
いや、正しくは首をチョンしたサキシマハブでしたが、一昨日の3日にチョンした頭から頭骨を取り出す作業に着手しました。
毎日毎日、暇を見つけては酵素溶液に漬け込んだ頭から肉を外す作業を繰り返す・・・・
娘は、その作業を見守りながら一言。
暇だねぇ・・・ ですって。
でも、そんな地道な作業でも繰り返すことで何時かは終わるんだぜ!
いや、その前に・・・
やつ(娘)は人の血や怪我は直視できないくせに、こんなグロイ作業を『へぇ~、ヘビの顎って、こうなってんだぁ・・・』なーんて言いながら平気で見てるんですよね。
それも横でメシを喰いながらですよ。
いったい、この娘は誰に似たんだろう?
って言うか・・・
絶対に嫁のもらい手なんか無いと思う。


そして・・・
前置きの話が長くなりましたが、そんな地道な作業を繰り返したことでサキシマハブの頭骨標本を完成させることが出来ましたぁ。
って事で・・・
はい!、たいへん良くできました。

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サキシマハブ
学名/Protobothrops elegans
クサリヘビ科ハブ属‎
採取地/沖縄県石垣市
採年月日/2017‎年‎10‎月‎13‎日

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やる事やらねば貯まるだけ・・・

2017年11月03日 | Bone (骨)
あのぉ・・・・
突然ですが、こいつの事を覚えていますか?


ほらぁ・・・
先月、石垣島で首をチョン!したサキシマハブですよ。
で、その頭を凍らせたまま持ち帰り、自宅の冷凍庫で一時保管していたんですぅ。
でもぉ・・・
夏に拾ったリュウキュウコノハズクやキノボリトカゲも未だに冷凍に入ったままになってますから、そろそろ一つずつでも処理しないと貯まる一方ですから、今日から少し頑張る事にしました。


だから・・・
今朝は、そのサキシマハブの頭から皮を剥ぎ取って下処理をやっちゃいました。
いや、もちろん皮だけじゃなく削げる肉は大まかですが削ぎましたよ。
ただ、この画は余りにも見てて耐えられるものじゃないので、自主的な規制で画像にモザイクをかけました。


そして、その下処理を終えたサキシマハブの頭はポ〇デ〇トの錠剤を溶かした液に漬け込まれ頭の肉を溶かす処理へと移行しました。
さぁ、これから暫くは、この頭から肉をチマチマとピンセットで摘み取り、そして再びポ〇デ〇トの液に漬け込むという作業の繰り返しです。

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オオウナギだけじゃなかった

2017年10月21日 | Bone (骨)

今回、CherryがANAの石垣発福岡行き1870便で運んだものは2匹のオオウナギだけではありませんでした。
それが、このボイド管の中身。
これまで多くの人が手荷物として機内への持ち込みや厳重なる梱包で機内預かりでトライしたものの、その殆どが破損させてしまうらしく空輸での移動は無理と・・・
いやぁ、そんな話をされるとCherryとしては是が非でも無傷で持ち出したる!って気持になる。


そこでCherryは入手したボイド管をサイズに合わせて切断し、エアクッションやスポンジという衝撃緩和材を使って厳重梱包。
ただ、これだけの厳重梱包で挑んでも係員が投げたり落としたりすると、その時点で話は終わってしまう。
だから・・・
これから先はANAの係員さんが乗客から預かった荷物を、どれだけ大切に扱えるかを試されていると言っても過言では無いんだな。


で、今朝になって石垣から運んだ、このボイド管を慎重に開けてみると・・・・
中の標本は折れたりすることなく無事に自宅へと持ち帰ることができました。
って言うか、その白いものって何なんだ!って?
あっ、これですかぁ・・・
これは世界で最も細長い二枚貝の仲間でフナクイムシ科のエントツガイ(Kuphus polythalamia)ですぅ。
って事で・・・・
今回は丁寧な仕事をしてくれたANAの係員さんに拍手ぅ

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半年が経過してますよーーーー!

2017年09月06日 | Bone (骨)
今年の春・・・
確か4月だっかなぁ?
佐賀県内の山中で拾ったイノシシの頭。
それを持ち帰り、余分な肉を薬品で溶かしたりして処理をしていたけどスジや、それらに繋がる肉が上手く溶けずに、“そのうち溶けるだろう”と薬品(酵素液)に浸けたままにしてました。
しかーし、いくら何でも半年という時間が過ぎたことから、いい加減にしなさいよ!って己のケツを叩いて頭骨標本作りの続きを・・・・


いやぁ・・・
半年も放置すると茶色いコケ?とかが付着して汚い。
だから、薄めのブリーチに漬け込んで漂白したら、次は開口部分などへ稼働ブラシを差し込んだりして細かい部分まで良く洗います。


そうやって、洗い終えた頭骨がコレ。
残念な事に下顎の右犬歯は狩猟時の衝撃でか中程で折れて欠損しているが、まぁ、良い方でしょう?
で・・・
このまま乾燥させて、その後、タイミングを見計って脱脂すれば出来上がり・・・ かな?
しっかし、半年かぁ・・・

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もう少しなんだけどなぁ・・・

2017年05月10日 | Bone (骨)

先月に山から持ち帰ったイノシシの頭を酵素液に沈めて処理してるんだけど、これが思ったように溶けてくれない。
もう、少しなんだけどなぁ・・・
スジの部分をゴリゴリと削ぎ取れば良いんだろうけど、余り強引には処理したくないんですよね。
って事で・・・
これが最後と覚悟を決めて新たに用意した処理液に浸けてみた。
どうかなぁ?
これで上手い具合に溶けるか剥離してくれると良いんだけど・・・

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イノシシの頭

2017年04月20日 | Bone (骨)

今日は先日に山から拾ってきたイノシシの頭を処理することにしました。
って言うか・・・
決して忘れていた訳じゃないっすよ。
で、45ℓの容器に40℃のお湯を20ℓほど入れ、そこへポ〇デ〇トを・・・
まぁ、ここで商品名を隠さなくても画像を見れば分かるんだけどさ。


そこへ拾ってきたイノシシの頭蓋骨を入れる。
どれくらい?
ん・・・
しらん!
ただ、ここで言える事は骨に残っている肉が溶けるまで。
じゃないと、この処理の意味がないっしょ。
とは言っても、一回の処理で終えようなんては思ってませんよ。

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Cherryも歩けば骨に当たるんです

2017年04月14日 | Bone (骨)

今日は朝から晴れ渡り、日中は20℃を越えてポカポカ陽気。
そこで、今日は気晴らしに山へと“お出かけ”をしてみました。
何処の山かって?
ん・・・
内緒。
だって、場所を言ってしまったら怒られるんだもん。
で、こんな山の中を歩いていたら・・・・


うわっ!
足元に転がる頭蓋骨
なっ、なんだぁ・・・?
足で蹴って、ひっくり返してみると・・・・
おー、若いイノシシの♂ではないですかぁ。
でも下顎の骨が・・・・ ねぇ。
残念!


なーんて思いながら谷筋に伸びた獣道を歩いていると、少し登った先に下顎の骨があるじゃないですかぁ。
良く犬も歩けば棒に当たるって言いますが、このCherryも歩けば骨に当たるんです。
これ正に棚からボタ餅ってヤツですよ。
そして下顎の骨に残った色からして先月の末頃に死亡したものかと・・・
でもって、この骨には、ちょいと肉が残っているけど、ここまで肉が落ちてたら後の処理が楽。
って事で、このイノシシの頭蓋骨は丁寧に袋に詰めて持ち帰ることにしました。

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P,エチオの顎標本が完成

2017年02月19日 | Bone (骨)
先日、P,エチオピクスの頭を冷凍庫から出して顎を取り出したのですが、その後は油抜きの処理をやっちゃってました。
で、その日数は・・・・ 2日間。
そんな事から、そろそろ良いんじゃね?って事で、今日は取り出した顎骨を乾燥させて組み立てることにしました。
ただ、上下顎骨は軟骨で繋がっていたので、その軟骨部分はウレタンで上下顎のスペースを確保してグルースティックで溶着しました。
って事で、仕上がりは、こんな感じ・・・・
しっかし、何時も思うんだけど、こんな立派な板歯をもってる肺魚なのに、何故に反芻をして餌を食べる必要があるんだろう?ってね。
もしかして、お腹が弱いのかなぁ?
それとも、お母さんさから“良く嚙んで食べなさい!”って躾けされてたとか?
その昔、油断して40cmくらいのアネクテンスから咬まれた事があったけど、あれが、このエチオピクスだったら完全に指は無くなっていかと・・・・
ちなみに、このP,エチオピクスは105cmの個体でした。

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死んだエチオピクスの上下顎

2017年02月18日 | Bone (骨)
以前、飼育していたアフリカ肺魚のプロトプテルス・エチオピクス・エチオピクス、通称エチエチ。
で、そのエチエチが数年前に不幸にも死んでしまったものですから顎標本でも作ろうと考えたのですが、その数年前に同じエチエチの顎標本を作っていたので、“これ、どうするよ?”って事で、取り敢えず頭だけを刎ねて冷凍庫に保管してたんですぅ。
しかーし、何時か・・・ 何時か・・・ と、次々に貯め込んでいたら、いつの間にか冷凍庫は飽和状態。
だから、出来る時にやっちゃおう!と、今回、エチエチの頭を冷凍庫から引っ張り出して上下顎を取り出してみたんですよね。
でも、この肺魚の口って“おちょぼ口”ですから、頭は大きくても顎のサイズはと言うと残念ながら、こんなモノ・・・
そして今日は、その顎から軟骨や肉を除去したので、今は脱脂のための処理をやってます。
骨に残った油が抜けたら、次は取り出して組み立てですね。
ただ、組み立てる骨のパーツは僅か4個なんですけどね。

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