ここ数日は桜の花が咲く頃の陽気が続いていたことから、昨日は熊本へと出かけた帰りにカスミサンショウウオの状況を見に行くことにしました。
と、言うのも・・・
カスミサンショウウオは産卵する1匹の♀に複数の♂が群がるようにして体外受精をさせるのですが、この時に生殖機能に障害を持った♂の参加なのか?或いは外的要因なのかは分かりませんが、何かしらの条件で胚の発生ができずに卵のう内の一部が白く濁ってしまう部分があるのです。
※発生中の個体でも起こる時がある。
ただ、その出現率は低いのですが、このような事象以外でも時として“えっ!?”と驚くような事が起こっている時もあるものですから Cherry としては見ておきたかったんです。
で、その状況はと言うと・・・・

例年に比べると産卵数は少ないものの、その卵のう内の状況は良好のようで何の問題も見られませんでした。
とは言え、これから少雨で産卵場所の水が干し上がったり、或いはイノシシが沼田場(ヌタ場)として利用しなければだけど・・・

そして昨日はレンズの先が水に浸からないか心配したけど、卵のう内の状況画像を伝えようと接写してみた。
すると・・・
卵内の発生は順調に進み、産卵された大半の卵のうが尾芽胚期へと入っていて一安心。
後は外的な障害が加えられなければ来月の半ば頃には孵化をするかなぁ?つて感じでした。