錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

今年も降りました

2021年05月28日 | 昆虫・植物

ウラキンシジミの幼虫がシオジの葉を噛み切り落下傘降下をするようにサツマニシキの幼虫も蛹化を前になると糸を吐いて発生木を降下します。
もちろん、この頃になると幼虫の足が徐々に弱りますから “つい、うっかり” 的なフライングをする個体もいるのですが、そんな時は糸を手繰って元いた場所に戻る子もいるのです。
しかーし、それはそれ・・・・
フライングは蛹化を前にて足が弱っているからであって、営繭のために木を降りるのは遠い話ではないんだなぁ。
で、そろそろ降下するんじゃないの?と、見に行くと・・・・
丸々と太った幼虫が降りていた。
けどぉ・・・
ここで回収しちゃうと再び餌を食べ始めるんですよぉ。
何を考えてんだぁ!ってね。
でもね、ここで回収しておかないと、その後の幼虫は何処へ行くか分からない。
だから今日は10匹ほどの終齢幼虫と餌であるヤマモガシを一緒に持ち帰りました。
しっかし、今年の発生は例年に比べると極端に少ない年のようです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石垣回想(プチ昆虫編)

2021年05月28日 | 昆虫・植物
そろそろ石垣回想ネタも尽きる頃。
しかーし、最後に虫ネタが残ってるんだなぁ。
だってCherryから虫を取ったら何が残るのよ!ってね。
だから、ここは石垣回想のプチ昆虫編ですぅ。


先ず最初はアオムネスジタマムシ。
ただ、このアオムネが何故に泥を被っているのかは分かりません・・・
いやぁ、不思議なことがあるもんだ。ww
そんでもって、このアオムネの“そっくりさん”であるアヤムネスジタマムシも取敢えず在島中に押さえますよ。
そしてタマムシと言えば、もう一つ。


それがアカメガシワを後食する、このミドリナカボソタマムシ。
Cherryの近く・・・
例えば熊本の西端や鹿児島の先っちょ辺りで見られるルリナガホソタマムシも綺麗だけど、このミドリナカボソタマムシもイイ。
だからアカメガシワに食痕があればルッキングで探すのだけど九州本土で見られるルリナガホソよりは数が少ない。


そんでもって、こいつはヒメスズメバチ。
とは言っても八重山諸島(石垣島と西表島)に分布する亜種で、その名もリュウキュウヒメスズメバチと呼ばれている。
だから・・・
こいつは石垣島と西表島に行かないと見れないレアなヒメスズメバチなんだな。
ただ、この他にもツマグロスズメバチなんてヤツもいるから、このヒメスズメバチだけが特別って訳じゃない・・・・


で、このプチ昆虫編で最後になるのがツマグロゼミ。
深夜徘徊を繰り返しヒメマルゴキブリやらマイマイ(かたつむり)などを探しているとツマグロゼミの羽化に出くわすんだなぁ。
そして羽化した殻の数に比べるとツマグロゼミの個体数は少ない。
なんでぇ?
と、思っていたら・・・・


羽化した途端にムカデやアシダカグモ(恐らくホソミアシダカグモ )に片っ端に捕食されてやんの。
もちろんムカデやアシダカグモだけでなくツマグロゼミの羽化を待つヤモリ類(ホホグロヤモリなど)なんてヤツも待機しているものだから、それらに捕食されなかった運の良いツマグロゼミだけが成虫になれる。


また、在島中にツマグロゼミのオレンジ型をUPしましたが羽化直後の色には2タイプあって、このタイプに出会うと、もしかして?と期待しちゃうんだなぁ
しかーし、この手のツマグロゼミも時間の経過と共に緑色となり、その期待も“ぬか喜び”に終わっちゃうんですよね。
だから・・・・
今回の石垣在島中に得られた128頭中で1頭だけ得られたオレンジ型はレア中のレアだったと思うんですよ。
あっ!
そりゃそうと・・・・
これらの他にイツホシシロカミキリやムネスジウスバカミキリとかのカミキリムシに加えて小型のキイロスジボタルなんかも一応GET。
ん・・・・
いったい俺って何屋なの?
虫屋?
いやいや、 恐らくだけど人はCherryを『よろずや』って呼ぶんだろうな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石垣回想(甲殻類編)

2021年05月28日 | その他の生き物
石垣での甲殻類と言えば有名どころはヤシガニやらノコギリガザミ類だけど・・・
今回はナシ。
何故かと言うと、そいつらが見られる場所には行ってないから ww
まぁ、そんなこともあって出会った甲殻類は限定されるんだけど・・・・


日中の気温が30℃超え新月の時期ということもぁてミナミオオガニを道路脇で発見!
って言うか・・・・
こんだけデカけりゃ、嫌でも目に入る訳でして、それがどれだけかと言うと👇これね。


マジでデカイ。
けど・・・・
成体のミナミオカガニだと、これでも普通のサイズなんだなぁ。


で、ツマグロゼミの羽化シーンを撮影しようと夜の林床を徘徊していると・・・・
足元に大きなコムラサキオカヤドカリ 👈たぶん
ただ最近は無秩序に散布される除草剤の影響でかアフリカマイマイの数が激減し、大きなオカヤドカリが少なくなったように思える。
まぁ、広東住血線虫症の感染を考えると良いことかもしれないけれど、それと同時に在来種のマイマイまでもが減っているのは如何なものかと・・・・
で、この話を始めると甲殻類編が軟体動物編になっちゃうので、ここらで終わりとしますが『採るやつがいるから減った』と魔女狩りのように騒ぐより、野良化したインドクジャクやオオヒキガエルなどの外来種が与える影響や無秩序的に行われている開発や薬剤散布などが最も大きな影響を与えていることを考える時ではないでしょうか。

あら?

なーんか最後は変な話になっちゃいましたね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石垣回想(鳥類編)

2021年05月28日 | 
はい 皆さん、こんにちは。
ここからは予告していたように石垣回想(爬虫類編)に続き石垣回想(鳥類編)どぇーーす。
まぁ、爬虫類編もそうだったけど・・・・
先にUPしたアカショウビンやリュウキュウコノハズクはスルーしちゃって、先ずは・・・


クロサギでーーす。
いやぁ・・・
南の島で真っ黒なクロサギですよ。
暑くないのかなぁ?
なーんて思っていたら・・・・


白色型のクロサギ・・・・ たぶん。
このクロサギの2型を本腰を入れて撮影したかったんだけど酔っ払いのオジイがチュウハイ缶を片手に言い寄ってきたので、適当にあしらって早々に逃げちゃった。
だって、このコロナ禍でマスクしてないんだもん。


で、クロサギがいた海岸から山の裾へと向ったら・・・
そこにはムラサキサギがいた。
内地で見られる白っぽいサギ類に比べると、このムラサキサギは何となく魅かれてしまうんだなぁ。
おまけに大きいし・・・・


そして、その場所からちょいと山へと入り込むと道脇にズグロミソゴイ。
Cherryの乗った車に警戒してか、逃げの態勢に入って何となく不格好。
でも、そのズグロミソゴイにカメラを向けていると・・・・
斜め上から何やら視線を感じる。
ん!?
なんだぁ?


と、その方向へ目を向けるとオサハシブトガラス。
内地のハシブトガラスに比べるとオサハシブトガラスは小型で何となく可愛いんだなぁ。
ただ、カラスはカラス。
ゴミ袋を荒したり繁殖期には人の頭を目がけて襲うこともある。
そして最後に・・・


道路で良く見かけるシロハラクイナ。
天然記念物に指定されているヤンバルクイナの仲間なんだけど、こいつは走るだけでなく飛べる。
それも、そこそこ飛べる。
なのに轢かれてしまうんだなぁ。
だから・・・・
何度も言いますがスローダウンでお願いしますよ。

宜しゅ 頼んどきまーーーーーーーーす。

そんでもって、次は甲殻類編どぇーーーす。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石垣回想(爬虫類編)

2021年05月28日 | 両生・爬虫類
いやぁ・・・
島から帰って一週間が過ぎました。
そしてUPできてない記事が多くあるのにも関わらず、その期限切れが迫ってる。
そう、ブログ記事って生ものに近いんですねぇ。
だから、ここからは石垣回想の爬虫類編・・・・

夜の石垣島を車で走るとサトウキビ畑の害虫駆除のために移入されたオオヒキガエルが、あちらこちらで徘徊している。
が!
このブログでも以前より何度もUPしているので、そのオオヒキガエルに関する記事はスルー。
で、これまた在島中にUPしたサキシマカナヘビもパス。
と、言うことで天然記念物に指定されているキシノウエトカゲ!と言いたいところですが、こいつは感がイイっていうかカメラを向けると直ぐに逃げるんです。
おまけに野良クジャクの影響でか年々少なくなっているようにも感じる。
そこで・・・・


オキナワキノボリトカゲの先島諸島亜種になるサキシマキノボリトカゲ。
民家の近くでも見かけることもあるけど樹上棲のトカゲだけに森林の縁であったり、その遊歩道なとで良く見かける。
そして、このサキシマキノボリトカゲも野良クジャクの影響でか激減したと感じるのはCherryだけだろうか?
そんでもって次はカメ。


石垣の島内で見られる半陸棲のカメと言えばヤエヤマミナミイシガメ(ヤエヤマイシガメ)とヤエヤマセマルハコガメの2種類がいる。
で、このミナミイシガメは道路のアスファルトが剥離したことで出来た水たまりに隠れていたので道脇の草むらに移動せさてたところを撮影したもの。
やっぱ、このヤエヤマミナミイシガメも観光化が進む島のインフラ整備でニッチを奪われた犠牲者なのかもしれない。


そして、もう一つがヤエヤマセマルハコガメ。
繁殖期に入ったこともあって在島中には林床に限らず舗装された道路の上でも徘徊個体を良く見かけた。

が!


ヤエヤマセマルハコガメの轢死体。
見かけは大人、頭脳は子ども・・・
その名も迷探偵 Cherry の推理によると、轢き殺されたヘビの死体を食べていたところを通りかかった車に轢かれたみたい。
で、そのセマルハコガメの肉をオサハシブトガラスが食っているというシーンをCherryが激写したんだけど・・・・・
この御方は国の天然記念物ことヤエヤマセマルハコガメなるぞ!ってね。


この標識が目に入らぬかぁ!
控えおろぅ

だから何時も言ってんじゃん。
そこで暮らす生き物のためにもスローダウンでお願いしますって・・・・
宜しゅ 頼んどきまーーーーーーーーす。

そんでもって、次は鳥類編どぇーーーす。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする