映画『千と千尋の神隠し』の中で菅原文太が声優を務める釜爺が千尋へ向けて、『手ぇ出すんなら、しまいまでやれ!』と強い口調で言葉を投げかける。
そう、自分で手を出したのであれば最後まで責任を持つべきです。
そんなセリフを心の底から叫びたくなる出来事が数日前にありました。
それは…
先月に受けた入院(手術)で、これまでの薬とは別に新たな薬が2ヶ月分処方されました。
そして、1ヶ月後の先日に別の科を受診したところ…
その際に薬局で受け取った薬の中に、全く同じものが入れられていたのです。
そう、あろうことか受信後の1ヶ月間は倍の薬量になるのですよ。
理由は薬を1ヶ月分しか処方していないので『次の受診時からは、そちらの科でお願いします』との指示があってたらしい。
おまけに薬剤師すら、その量に全く気付いていないという失態。
幸いにも、このジジイが服用前に気づいたから良かったものの…
もし、これを疑わずに服用していたら、今頃はブログ記事をUPするどころか骨壺の中ですよ。
その後、薬剤師や看護師長からは『こちらの確認不足で本当にすみません』と謝られても、その一言で“彼の世”とやらに送られたら堪ったもんじゃない。
でもぉ…
これって誰の責任なのかなぁ?
そう、最初に治療方針(計画)を決めた〇〇科のアンタ(主治医)だよ!
そんでもって自分で処方した薬を同じ院内だからと別の科の医師に投げんなよ!
多くの患者を担当し忙しのは分かるけど、無責任にも程がある。
薬って病気の進行を抑えたり治したりもできるけど、人の命を奪う諸刃の剣なんですよ。
ほんと釜爺の『手ぇ出すんなら、しまいまでやれ!』じゃないけれど、自分で決定した治療計画なんだから最後まで責任をもって取り組みなさい!ってね。
あなた(主治医)にとっては多くの患者の一人にすぎないかもしれないけれど、その向かい合った一人ひとり(患者)は家族にとって唯一無二の存在なんですよ。