このブログの題目はロクマルであるが、自身の最近の動向は4マル(クルマ)+2マル(自転車)でロクマルとなっている。名称は一同じであるが、内容が変化していると感じている。生を営むという事は常に変わり続けるのが世の常である事から、これも生きている証であるのだ。自転車は面白い道具である。その道具をいかに使って楽しむか?この取り組みは今の僕の隙間時間をより充実させてくれる題目である。
自転車乗りにとって冬はアウトオブシーズンという認識があるようで、おかげさまで、冬にスピードを出してチャリを漕いでいる奴は少なく、道はすいている。今年のニューヨークの冬は極寒であるばかりか積雪も多い。雪が降り積雪が止むと(積雪量にもよるが)自転車で森の中の道を走りに出かける。他人は僕の事をクレージーガイとして観ているようだが、僕は自身自分を変態だと思っているので大変名誉な事である。
チャリでの雪上走行は実におもしろい。後輪に掛かる駆動力は滑って失われ前に進み辛い。ハンドルは思う方向に切れない。自転車にはカンティブレーキというリムブレーキが装備され、クールストップというアメリカで評価の高いブレーキシューを装着しているのだがリムが塗れるためにブレーキは全くといっていい程利かない。後輪が多少滑ってもバランスは保てるが前輪が突然グリップを失うところぶ。下り坂では頼れるのは運だけである。寒さが嫌いで苦手な冬だが、自転車に乗って冬を楽しむ術を知ったのである。