数多くの錆びたランクルを見て来たが、ある一台のヨンマルを前にして、どうも今まで見てきた錆び方と少し違う様相はなんでだろう? と疑問に思って伺ってみたら1979年の新車時から1174マイルしか走っていないと言うではないか、生涯フロントに雪掻き用のシャベルを搭載されて、冬の雪掻き専用に使用され続けて来たヨンマルである。雪掻き専用ならばギアをバックに入れての走行距離も考慮しないといけないが...
それにしても走行距離少なすぎ。
ヨンマルに使用されている鉄板の厚さはこの1979年を境に薄くなった?と聞くが、錆びても原型をしっかり保っているフルノーマルである。
ユキカキとして奉仕してきたヨンマル君は今はどんな気持ちで再生を待っているのだろうか?
今度生まれ変わったら、新しいオーナーのもとで夏の青空の下を思いっきりまっすぐに走りたいと思っているのだろうな。