![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/c0/33ea7d5695f64c42bd2f236313d69e98.jpg)
錆の浸透がランクルの寿命だとすると、錆の侵食の度合いでランクルの年齢を想定出来る。
錆を通じて命や寿命を感じるという事は、物でありながらも生命体。生き物と付き合っている様だ、とする感覚。生き物だから世話がかかる、機嫌を感知する事も必要。また、そいつにより自身が影響を受ける、時に落胆し時に喜ぶ。こんな展開が古いランドクルーザーとの付き合いである。
小ハンマーを使って80のフレームを点検する。錆が発生してしている箇所は指で押してみる。柔らかい感触があればそこは錆が侵食している
のでハンマーで叩く。叩くと錆が落下し、フレームに穴が開くがそこで躊躇しないで剥がれる錆は取り除いてしまう。錆が落ちて穴が開いたフレームの周辺をコツコツと叩き振動を加えると、その開いた穴からフレーム内部に蓄積した泥と錆が落下してくる。
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錆を落としたフレームは歪である。しかし、それが現実で、現実を直視する必要がある。フレームにまとわり付いていた錆は今日までその現実を隠蔽していたのだ、これで少しは風通しがよくはった。面白い事に左右の錆のあり方が異なっていたりする。こうやって現実を知った上でランクルと付き合ってゆく。僕はこのフレームの錆の具合をみてランクルの年齢を人間に例えてみる。その上で、ランクルの寿命は人間の様に定められたものではなく、寿命を決めるのは貴方次第!という可能性を知るのである。
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