ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

心を可視化させるディフェンダー

2024年10月28日 | 日記

 朝の自転車通勤で、常に敷地にディフェンダーが停まっている住宅を見つけた。このデイフェンダーを見る度に過去にアリゾナ州で開催された、オーバーランドエクスポでのオフロード講習会を思い出す。実技に使用されていたデイフェンダーと同色の90である。同じデイフェンダーの存在でも大陸の東西で異なる目的を持って使用されている。実はデイフェンダーの持つ魅力はここにある。西部の荒野での負荷を掛けた使用にも、ニューヨーク郊外の高級住宅外での足としても、その立ち振る舞いは自然で環境にマッチしている、と褒めるのは随分と肩を持った言い方なのかも知れない。人は誰でもアート感覚、芸術性を内に秘めている。各々の秘めた芸術性をビジュアル化し可視出来るとしたら、それは各々がどういったクルマを好むのか?で自身の持つ内的指向を形として掴めるのではないかと思う。その数式を当てはめてみると。朝の自転車通勤の途中で、敷地の中に停められているデイフェンダーを見る度に心が動かされるのは、自分の内面が映し出されている対象を見ているのである。このディフェンダーは常に屋外駐車なんだけど、これも意図された管理方法なのであろうと理解している。
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クラッシックカーショー

2024年10月16日 | VINTAGE CARS


 秋の晴天の休日、地元で毎年開催されるクラシックカーショーに足を運んだ。会場を歩いて廻りながら車のオーナー達とラフに話し込み、楽しい時間を過ごす事が出来た。昨年まで存在した日本から持ち込まれた右ハンドル車が今年は一台も無かった。唯一の右ハンドル車は我々が会場に乗りつけた友人のクラッシックミニのみであった。25年ルールにあやかった右ハンドルのJDM車のブームはピークを超えたのではないか?とも思った。

 オーナー達の車両保有期間が意外と長い事に驚いた。たまたまなのかも知れないが、2、30年はざら。新車の時から所有しており、当時の購入時のインボイスを嬉しそうに見せてくれる。一台の車を長期に渡って保有する事は、そこに歴史が刻まれ熟成されてゆく。家族で保有し、車種にこだわらず家宝に昇進するのである。そうやって年月を重ねた車はやがて家族の一員となる。愛なくしてクラシックカーは保有出来ない。展示されているクラッシックカーが堂々として美しく輝いているのはワックスだけでは無く、愛されているからなのだ。
 
 マッスルカーと呼ばれるアメリカのクラッシックカーはアメリカが強く輝いていた頃の時代の象徴。アメリカ人はそこに誇りを持つのである。なぜならば、それはアメリカのアイデンティティの実体そのものであるからだ。クラッシックカーショウというのは忘れかけている嘗てのアメリカの誇りを再起する為の仕掛であり、アメリカ人の持つアイデンティティを再起する機会なのだと感じた。

 写真はBMW 2002 世界中から部品を集めて細部まで レストレーションされた一台の車の秘めるストリーはネバーエンディングであった。
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週末の開放

2024年10月06日 | 日記

 今年の9月の週日は21日間、その内の14日間はグラベル通勤をこなした。雨天と特別な用事の無い日はいつもより早く起きて暗闇の中を漕ぎ出す。夕方は照明を頼りに誰もいない森の中を抜ける。この生活タームはこれから寒い季節になると継続する事は難しくなる。夏の終わりと秋の初旬は気候的に自転車にいい季節であるのだ。平日に自転車に乗る事で週末が開放された。これは、週末になったら自転車に乗ってトレーニングするパターンとは異なり、週末は何か別の事をしよう!  という試みの気持が湧いてくる。これを週末の開放、あるいは、開放された週末、と自分は呼んでいる。


 週末はランクルにマウンテンバイクを改造して組み上げたトレイルバイクを積みこんで、近くの山へトレイル走行に出かける。トレイル走行はオートバイのトライアルに似ている。普段のオンロードの自転車乗りとは異なる感覚で、バランス、スピードコントロール、スリル、スリップ、転倒、担ぎ、オフロードテクニック等、味わい深いものがある。広い敷地のトレールは複雑で毎回道に迷っている。また、何処をどう走ったのか説明が不可な地形ではあり、冒険心が刺激されて面白い。

結局、週末の開放などとほざいてはいるが、週末がオンからオフに変わっただけである。しかし、堂々と、週末はオフを楽しんでいると言える期間なのである。
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