友達に誘われて地元のZカークラブが主催するZCars のミーテングに行って来た。
Zカーのみのミーテングというのは初めてであり、特に古いSRLや240Zには興味津々なので喜んで出かけてきた。
美しく細部までこだわってレストレーションされたDatsun 240Z。色はオリジナルなオレンジではなくて見る角度で色がビミョーに黄色っぽいっと感じるメタリック入り。ここまで綺麗に仕上げると使う事には躊躇すると感じる。ミーテングの華といった感じだろうか。
今回70年の初期型240Zはこれ一台のみ
1976年のダットサン260Z、これも美しかった。
ニッサン300XZ
この時代のモデルはよく使い込まれたZが多く見かけられた。
改造というかどうかは解らないが、細かい所に手を入れてこだわっていたりする。
あら、アメリカ人って意外と細かいんだなぁ。
会場を廻りながら感じた事、
それは、Zカーの愛好家のクラブには異なるグループが複数存在する事だ。
簡単に分けると、若者派と年配派
新車派、ビンテージを愉しむ派
走りを追求する派と、オリジナルを大事にする派
など、
そして最も大きな違いを感じたのが、
車を大事に保存して、実用にはあまり使わない派と、
ドレスアップ、走り追求で毎日乗っている派である。
これらの350Zは車の内にはロールバーが収まり、シートはリクライニングのないレーシングシート、見た目もエンジン音も凄いが、オーナーは共に毎日実用的に使用している。
Zカーが好きでも、嗜好は異なる、
爺さん、おやじ、若者の世界を観る事が出来た。
Zカーミーテングでは全くと言っていい程、日本を感じない。
我々の他に日本人はいなかった。
なぜか自然に並んでいる911、他にももう一台並んでいたが...
別に違和感はなかったが、遠慮もなかった。(笑)
時代と共に進化するZ、大きくなったなぁ!
30年後には350も370もクラッシックとなるのか?
...考えにくいが、時代には逆らえない。
Zカーとはなにか? を考えてみた。
初代240Z(S30)は世界で最も売れたスポーツカーである。
S30は、カッコよく、高性能で、ワクワクする。しかも決して高価ではなかった。
当時の人々の車に対する想いを汲んだ存在であった。
だからと言って、当時の成功体験に固執していてもいけない...、
といって、このまま高性能のスポーツカーを追求し続けると高額になるし...、
と、Zカー存続における思案を感じる。
つまり、Zカーとはスポーツカーとは何かを追求する姿そのものの姿なのかな?
この240Zを美しいと称する人は多い。(はず)
また新しく同じ物を作ってくれないか? という意見も多い、(はず)
しかし同じものを今(現在)作ると(えらく)高くつくらしい。
...
もう一度、新車を...と、ゴーンさんにお願いしたい。
でも、それが可能ならとっくに出来ているはず...だろうな。