実用的ランドクルーザーの錆については、錆と付き合う姿勢が大事だと思っている。それは発生した錆をほったらかしにして使い込むと言う事ではない。自分で出来る範囲で、金をあまり掛けずに管理するという姿勢である。幸いな事にランドクルーザーというトラックは多少の傷や錆なども容認されやすい存在ではある。自分なりの錆との付き合いを継続しているが、実際に精神的や金銭的な負担が無い事が楽な気持ちでランドクルーザーをころがせる要素になっている。
車体の左後部のタイヤハウスの下。内部から発生した錆が閉じ込められ、更に増殖を続けています。放っておくのは気持ち的にも、クルマにとっても良くありません。
もー我慢出来ません。
荒治療を施します。
鉄ハンマーを握ってでコツコツとエッジを叩くと、振動で外の塗装が割れて湿った錆がむき出しになます。更にガンガンやって、落ちるべき錆は全て落します。更にワイヤーブラシを使ってで中の錆をかき出します。
当然、大きな穴が開きます。この穴が開いたおかげで通気は良くなり、湿気は中に留まる事無く、錆の増殖スピードは落ちるはずです。
穴の周辺を掃除して、ホームセンターから買って来た錆止め剤入りの缶スプレーを吹き掛けます。色合わせが難しいので、似たような色を数本買って来て少し吹きつけ、一番近い色を採用し、他のスプレーは直ぐにお店に返品しました。
今までも同じ作業をして来ましたが、塗装を刷けやスポンジでポイントに塗込むよりも、スプレーを使った方が修理箇所が分かり難い様ですね。錆を削って穴を塞ぐ事無く、そのままスプレー一本で処理してしまうという、早くて楽な方法です。
また、このブルースプレーの前に削った表面にクリアー塗装のみを吹き掛けて、錆の進行が把握出来る処理の仕方もやってみましたが、見た目がが醜いので今回は止めました。将来はポイントにあわせて使い分ける予定です。
前のドアの下部もロクマルの弱点です。
作業は浮き上がった錆は躊躇する事無く、そのかさぶたを破り中の錆を掻きだします。ボディの内側から発生した錆は間違いなく湿気を貯めています。よってその錆は湿気故に繁殖が継続します。これを止めるのはオーナーが白血球になると言う事。そして、この錆の繁殖を阻止する作業こそが、古いランドクルーザーの免疫力という事です。
これは、ハワイ諸島のマウイ島か?或いは、のはらしんのすけ君かな?
ドアの下の錆を排除した結果、穴が開きました。穴を塞ごうとは考えずに、この状態ならば錆の進行は鈍化するはずだ、という考えで、悲感よりも喜感です。
よって、
ビリーブ オア ノット(信じる?信じない?)
我がロクマル、錆無しボディです。
/
...このへんの感覚がアメリ感なのでしょうか?