ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

森とかかわる生活

2020年05月26日 | FIELD NOTE

 アメリカでは昨日までメモリアルディウィークエンドの連休で、久し振りに寛いだ時間を過ごした。気温も暖かく天候の冴えている休日は有り難い。そして、最近はマスクを付けてなくてもいい時間が貴重である。マスクを付けない事がどれ程気が楽であるかを堪能する期間であった。

 毎日時間を設けて近くの森(自然公園)に足を運んだ。森から帰って来るとエネルギーを貰ったと感じるのはなぜ?であろうか。同じ緑の草木に囲まれても人工的な公園ではダメである。自然の森には人間科学がまだ解明していない、人と自然物の特殊な関係が有りそうだ。森の中で終始聞く小鳥の歌声はどんなに絡みあっても心地よい音色である。森に入るにはジョギングシューズでもマウンテンバイクでもいい、細道をロードバイクで飛ばすのもいい。但し、クルマはダメ、ランドクルーザーもダメだ。それは走れるかどうかの問題ではなくて、クルマの中は人間生活の延長であり、森の自然物との接点が部分的になってしまう。

 ロックダウンが緩和されつつあり、森を訪れる人が増えた様な気がする。僕が感じたのは、ひと月やふた月、街の商店街やショッピングモールに行けなくてもなんとも無いが、森や川等、自然に接する機会が無い事は非常に閉塞感を感じ心苦しい。ネィティブアメリカンの生活思考の様に太陽や月、そして、森やそこに生きる全ての動物達を、自分の兄弟や家族として捕らえる感性というものが、本来人間の中に有るのではないだろうか。森に出かけ自然と触れる機会というのは本当は崇高な機会なのだと感じる。新型コロナの蔓延は人々の自然回帰を促す結果になるんじゃないか、と新緑の森の中で感じていた。

 

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ペンシルバニア 都会に隣接した大自然

2019年07月14日 | FIELD NOTE

 毎日暑い日々が続いています。仕事でペンシルバニア州を廻っていました。北米のニューヨークと中西部を繋ぐのはシルバニア(広大な森)です。その森をバックボーンとして南北に流れるデラウェアリバーの河口には全米第四位の規模を持つ大都市フェラデルフフィアが存在します。ニューヨークからフェラデルフィアまでは車で2時間半程ですがそのフェラデルフィアを抜けて内部に足を踏み込むと広大な牧場と農地、そして手付かずの広大な森が展開します。

 

 

 写真はあるデラウェアリバーの光景です。自然の中でそよ風に身を任せてリラックスしているととても癒される気持ちになります。森の景色を遠くから離れて観るとそれは一定したブロッコリーの塊の様に観えるが、水面は波打ち木々は微風で常に揺れている。人間の皮膚はマイクロバイブレーションと言って常時振動しており、振動によって耳には聞こえない音を発している。そういう人間の皮膚の現象は自然の森の有様に似ているので、人が天然の自然界に身を置くと自然と体のバイブレーションが共振(波動が重なる)する。その共振は人の心にポジティブな影響を与える事になる。そういった理論が時々人が自然の中に身を置く事への正当性となるのではないだろうかと感じた。

 人は町や都会で暮らしていても時々山や森に出かけ、その中に静かに身を置く事によって気持ちの矯正をしたりエネルギーの充填を行う。都会の近くに大自然が存在する事は有り難い事である。自然の存在と役目が人のエネルギーに関わる事が証明出来れば自然を守り育て、汚さない事の意義が格上げされる事になる。

 

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懐中電灯の乾電池における実験結果

2019年04月23日 | FIELD NOTE

 地元の小学校に通う息子がこの春休みに懐中電灯を使用して乾電池の耐久比較なる実験を行い、その結果が実用に役立つと思われるので紹介する。懐中電灯はキャンプ等のアウトドアでは必要なアイテムであり、災害時等には必需品となります。海中電灯の実験から導きだされた結果が今後の海中電灯の使用に役立てば嬉しく思います。

 実験は春先のニューヨークの気温で大体10℃から20℃位の常温の中です。新しい懐中電灯(LED)を4つ購入し、ブランド名の違う単三乾電池を4種類購入しました。海中電灯の中にはそれぞれ2個の乾電池が納まります。2つの乾電池はアメリカでは良く知れたブランド品です。その他の2つは非ブランド品で値段も安い物です。材料は全て同じ店で同時に購入して来ました。夜の12時に ”せーの” で新しい電池を入れて懐中電灯のスイッチを入ます。どの電池が一番長く持つかという耐久実験の開始です。光力は同じです。めんどくさいのは常時この4つの懐中電灯から目が放せないという事です、出かける時はバックパックに入れて携帯し、夜も気になって眠れないという事で家族中が実験に巻き込まれました。その結果は以下となりました。

 

RA 電池、非ブランド品 59時間 18分 (47時間)

EN 電池 ブランド品 91時間 28分 (72時間)

DU 電池 ブランド品 91時間 35分 (72時間)

EV 電池 非ブランド品 120時間 51分 (96時間)

 

 上記の結果は電池の消滅した時間です。そして、各電池は消滅前に光力を失い弱い光となります、その時間帯は消滅までの20%の時間帯として概算し、懐中電灯として充分な明るさを保持して使える時間幅がカッコ内に記された時間です。予想外の面白い結果となりました。この結果から導き出される結果はこんな感じです。

 

*ブランド品の乾電池は数値が近いです、ブランド品の乾電池は点灯したまま3日間、72時間持ちます。即ちブランド品の乾電池は3日間持つ様にデザインされているという事が分かりました。

*非ブランド品(安く売られている)電池にはバラツキがありますが。2日間、約48時間持ちます。即ち非ブランド品の乾電池は2日間持つ様にデザインされています。

*同時に非ブランド品の安い電池にはブランド品に勝る耐久性を持っているものもあり4日間、96時間持つ物もありました。

*非ブランド品の電池を購入する時は、ブランド品の電池が一本100円ならば66円で同じ価値、それ以下ならお買い得、それ以上ならば割高と見る目安を持つ事が出来る。

*47時間、72時間、96時間、単三電池のデザインには懐中電灯での使用を想定した日数、2日、3日、4日という時間を電池の容量としてデザインされている?という勝手な解釈が当てはまってしまった。

 

 最近の懐中電灯の耐久性には驚いてしまった。最初は24時間から48時間程で終了する実験だと予想していたが、見事に裏切られた。時々ランドクルーザーのボンネットの中や下回り、あるいは夜中に懐中電灯で手元を照らしながら作業をする事があるが、電池がもったいないからといって細かくスイッチをオンオフにする必要は無いのである。電池が新しいかどうか、新しい電池を携帯しているかどうか、がポイントなのであった。実験内容が参考になれば幸いである。

 

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サバイバルの要

2019年01月27日 | FIELD NOTE

 2014年の8月、ロシアのシベリアの森林地帯において3歳の女の子が両親と離れてしまい行方不明となる事件が起こった。捜索が続いて1週間が過ぎると生存に対して希望が持てなくなるものだ。ところが、奇跡が起こった。行方不明になってから11日目に少女は無事に保護されたのである。少女は森の中を彷徨った。小川の水を飲み野苺を食した。シベリアの夏の夜は摂氏5℃辺りまで気温が下がるが草を集めてベットとした。3歳の女の子が森の中で11日間サバイブした事は地元では大きなニュースとなった。そして、この奇跡は世界中のアウトドアマンズ達にサバイバル(生存)に対する重要事を提示するニュースとなったのである。

 

 Outdoor x4 のissue#:27 では Triangle of Survival と題してこのロシアの少女の話が紹介されている。なぜ、3歳の少女が森の中で生存出来たのであろうか? 幼い少女にはサバイブの知識も経験もない、ましてサバイバルのキットも道具も持ち合わせていなかった。専門家の説明によると Children don't know how to give up. 幼い少女には”あきらめる”という概念が存在しなかった事が生存に繋がったと言われている。残念ながら我々大人は大脳が発展したせいかどうかは分からないが厳しい状況の中では”あきらめる”という選択を自らに下す可能性もある、それは死を意味する選択である。

 我々大人にとってサバイバルに対する知識は大切な要素として知っておく必要がある。それは3つの要素で構成される(Triangle of Survival)。その最初の要素が1、 Will to Live (生きようとする意志)、そして 2、Skills and Knowledge (知識と訓練や経験で得た能力)、最後が 3、Equipment (道具)である。我々はサバイバルという響きから2と3をイメージする傾向にあるが、それらは1が強く有っての事である。ロシアの少女は我々にサバイブにおいて1が最も重要な要であるという事を事件を通じて教えてくれたのである。

 

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大地に意思(石)有り

2018年07月21日 | FIELD NOTE

 古来人間は空を眺め浮かぶ雲に何を思ったであろうか? 現在の空と古代の空は多少汚染度は異なるとは言え似たようなものであったであろう。しかし、同じ空という空間を眺めても地上に刺激が溢れている現在と古代では同じ空間を眺めていても捉え方は異なる。古代の人々も現代の我々が時々空に浮かぶ雲を眺めてやるように、動物や人の顔をそこに当てはめて観ていたののではないだろうか。そしてそれは、想像力を磨くと同時に秘かな楽しみではなかっただろうかと思う。そんな古代の人々の事を想いながらセドナの森を散策すると、この地上には意志が沢山ある事に気が付く。その意志を一番強く感じる対象は人の顔である。

 

 多くの人々が通り過ぎる駐車場の隅にあるこの石が巨人の頭に見えてしまうのは自分だけであろうか?観る対象が刺激となり自身の閉じられた目が開き妄想的な感覚が刺激を受けるのである。

 

 踏みつけられる石にも意志があるのであろう。

 

宇宙は広し、こんな顔した人類もいるか?も。

 

タイムマシーンで古代に行った、のびた君の化石らしい。

 

宇宙に存在する人種とはバラエティに営んでいます。

 

笑っているのか怒っているのか?或いは寝ているのか、不思議な横顔。

 

 自然の声を聞くとはこんな冗談みたいな視点から始めるのがいいのではないだろうか? 自然の中に出かけるという事は規律がきちんと整った幾何学的な形の世界から脱線して自然界の別次元にも身を置く事である。空に浮かぶ雲や道上の石は観る人の意志によって様々に観える。多くの人は大人になるとこういった単純なものの見方を封印してしまう。その封印を解く様に勤めて行くと人は岩や植物、更に空に浮かぶ雲と話が出来る様になるのである。

 

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砂漠の歓迎者

2018年06月15日 | FIELD NOTE

 砂漠の中の細道を歩いていると突然小さな乾燥した低木の茂みから小竜が現れ我々の前で停止した。おっ、トカゲ!これは ICON ではないか(笑)、我々は足を止め、にらめっこが始まった。カメラを構えて近付こうとすると実にすばやく1メートル程前進し再び動きが止まった。このトカゲは神の使いではないだろうか?我々がここにやって来た事を歓迎してくれているのだと勝手な解釈をする。暫くかがんだまま、どちらが先に動き出すかの根競べが始まった。頭上では太陽がじりじりと輝いている。全く動きそうにないので、その辺の小石でも拾って落してみようか?と言い出したとたんに足を激しく動かし少し離れた乾いた小木の茂みに消えていった。それはまるで上空に浮かんで静止している UFO が突然動き出して彼方に消えてしまうかの様であった。その動きはとてもかわいい動きで愛おしさを感じた。砂漠は何も無い所ではなくて愛のある所だと思った。

 

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ロクマルで叶えられた一つの夢

2017年07月25日 | FIELD NOTE

 この夏、米国のOutside Magazine で紹介されたプロスキーヤーの Kalen Thorien さんがアウトドア愛好家の内で話題になっています。それは彼女のオフシーズンの過ごし方がアウトドア好きな人々にとって一つの理想の形となっているからです。彼女はオフのシーズンを大好きなランドクルーザー60で1993年に製造されたビックフットという生活用品を詰めたキャンピングトレーラーを牽引して広大なアメリカの荒野に出かけて過ごしているからです。荒野ではギターを引いたり読書をして過ごしている様子です。彼女のランドクルーザー60はアメリカで販売されたFJではなくてカナダから持って来た走行距離は25万マイルを超えているディーゼル(HJ)仕様です。彼女はこの60をトレーラーと共に2年間愛用していますが、 best purchase of my life. 私の人生の中で最高の買い物、とランドクルーザー60を賞賛しています。考えたら分る事ですが、若い女性が一人で荒野(リモートエリア)に出かける事は勇気のいる事です。しかも故障の懸念の少ない最新のSUVを駆って行くのではなくて製造から30年が過ぎたランドクルーザー60で、しかもトレーラーを牽引するのですからランクル60を信頼していなければ成し得がたい行為なのです。そして、このスタイルこそは彼女の夢であったそうです。

 

Pro Skier and adventurer Kalen Thorien is based in Salt Lake City, but she lives a nomadic lifestyle made possible thanks to an old Toyota Land Cruiser and the Bigfoot trailer she pulls with it. We caught up with Kalen outside of Salt Lake to talk about her Cruiser and camper setup, how she manages her gear, and what she loves about life on the road.

 

 

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些細なる道具

2017年05月29日 | FIELD NOTE

 ニューヨーク州の北、カナダとの国境を分けるオンタリオ湖の周辺を廻って来ました。この辺りを走るピックアップトラックの多くは錆に侵食されて穴だらけです、そのトラックの有り方が長い冬を強いられる地域である事を知らせてくれます。冬が終わって暖かくなるとナイアガラの滝をはじめ豊富な水に恵まれるこの地域には多くの観光客や淡水魚を求めてフィッシャーマン達が集まります。夏の有り難さ、暖かい事の恵みを感じさせられる期間でした。

 

 今回の旅の帰路には Binghamton の街から南東に走る17号線を抜けました。ここは Roscoe の町を中心としたフライフィッシングで有名な地域(アメリカのフライフィッシングの発生の地)です。時は夕方の6時過ぎ17号線は山の渓谷に従って緩いカーブを描きなら走っています。走るクルマから川を眺めていると腰まで水に浸かったフィッシャーマン達が優雅にフライロッドを振っている光景を沢山目にする事が出来た。そういった光景を観ながら色々と感じる物があった。それは大自然との接点に人が振る一本の些細なロッドはまるで人と自然界を繋げるアンテナの様だと感じた。このロッドを川の中で振る事によって人間と自然に接点がもたらされる。行為は釣りだが本質は大自然との一体化を喜悦していると感じた。

 大自然と触れ合う時に用いる些細な道具。アウトドアで使用する道具というのは人が大自然と繋がる為の媒介物であり、道具のあるべき姿というのは人がそれを活用する事によって大自然(宇宙)に溶け込み一体となる。というのが道具の本来あるべき本質ではないかと思わされた。

 

そういった内容を頭の隅に置きつつ、

 Overland Expo West 2017, The Four Wheel Drive

四駆も道具です。

 

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ルーフテントか、グランドテントか

2015年11月29日 | FIELD NOTE

 ルーフテントかグランドテントか。

by Andrew St. Pierre White 

On a recent expedition and TV shoot in Zambia, I used a well-respected roof tent by Ezi-Awn. And it made me think. In my travels I have used many types of roof tent, as well as many types of ground tent. The advantages and disadvantages of each type are not always obvious to travelers who have never rigged and slept in a roof tent. Which do I prefer? Which one is easier to erect, wrap up, and which type is more weather proof? Here are my findings.

 エクスペディションポータルより、引用

 

 南アフリカのオーバーランダー、ホワイト氏によって提示されたルーフテントとグランドテントの長所と短所。彼は色々なタイプのルーフテントとグランドテントを目的に合わせて使用してきた経歴がある。テントというのはルーフがいいのかグランドがいいのかという観点だけでは語れない要素がある。何処に行くのか、どんな道を走るのか、何人で行くのか等、その目的を前提としてテントを選択するのである。経済性や合理性を総合的に捉えるとグランドテントの方が有利な気もするが、ホワイト氏はEzi-Awn のルーフテントがお気に入りの様子である。

以下は、ルーフテントについては赤で、グランドテントについては青で分けてあります。参考になれば幸いです。

 

SUMMARY:

ROOF TENT

Secure from wild animals, to a point. A rapid evacuation from the area is not possible.

居場所が高いので、徘徊する野生動物から身を守るには良い。しかし、いざと言う時の避難には困難が伴う。

GROUND TENT

Less secure from wild animals although they are not a real danger, more a perceived one. Rapid evacuation is far easier.

野生動物が接近する可能性は高いが、いざとなれば避難しやすい。

ROOF TENT

Secure from insects and scorpions. Security from mosquitoes depends on tent quality.

地を這う虫やサソリの脅威が無い。テントのクオリティによって蚊に悩まされる事はある。

GROUND TENT

Keeping the flap zipped up is more important. Security from mosquitoes depends on tent quality.

地面に接するジッパーをきちんと閉めておかないと危険な虫やサソリが侵入する事がある。やはり、テントのクオリティによって蚊に悩まされる。

ROOF TENT

Even the large ones can only sleep two adults, and even then it’s cramped. Leave your clothes bags in the vehicle.

大きなテントでも大人2人までが限界だ。スペースに限りがあるのでバックや服などはクルマの中に置いて置く事になる。

GROUND TENT

Tents advertised as 3-man bow tents can easily accommodate three adults and their bags.

3人用のテントならば、3人とそのバックなどもテントの中に置いて置く事が出来る。

ROOF TENT

Takes a shorter time to erect, perhaps 20%.

グランドテントに比べて1/5程のスピードで設営が出来てしまう。

Easy to unpack. Some are awkward to pack up and return to its cover. Some are easy, and the cover tarpaulin can make you dirty.

テントのカバーを外す時は意外と簡単なのだが、テントをたたみカバーをかける時に物によってはてこずり、手を汚す事にもなる。

GROUND TENT

Will generally take a bit more effort to pack away and the ground sheet can make you dirty.

ルーフテントに比べると撤収には時間がかかり、グランドシートの回収時には手も汚れてしまう。

ROOF TENT

Must be collapsed and packed away fully before the vehicle can be moved, for a game drive etc.

設営後、もしもクルマを移動するとなると一度テントを畳まなければならない。

GROUND TENT

Self-standing. More convenient. You can leave and ‘claim’ a campsite with a ground tent.

設営後、車を移動する事は幕営とは無関係。

ROOF TENT

If the ground is not level, the vehicle can be made level with rocks etc.

クルマを平らな所に止めさえすれば幕下は全く気にする必要はない。

GROUND TENT

If there is no level ground or it’s covered with rocks, that’s hard luck.

設営時に平らな地面を選び、岩などの突起物を避けなければならない。

ROOF TENT

You have to be a bit of a contortionist to get dressed and undressed in a roof top tent.

テントの中での服の着替え時にはコツがいる。

GROUND TENT

One can almost stand up, even in the quite small ones.

立ってパンツを履き変える事も出来る。

ROOF TENT

The mattress and sleeping bags can be left inside as the tent is folded away, saving space in the vehicle. A huge advantage.

テントの中にマットと寝袋を入れたままにしておく事が出来るので、車内を広く使える利点があります。

GROUND TENT

Tent must be emptied when packed away.

テントを撤収する時はテントの中を空にしなければなりません。

ROOF TENT

Heavy. Reduces remaining weight permitted on roof. Lifts the centre of gravity.

重いです。クルマによっては重量制限があります。ルーフに設定するので重心の高さが上がってしまいます。

GROUND TENT

In comparison, lightweight and can be carried anywhere.

軽いです。何処にでも運ぶ事が出来ます。

ROOF TENT

More expensive to buy as well as carry, as an increase in fuel consumption is unavoidable.

テントの値段が高価である事と、それを設置するためのルーフキャリアにもお金が掛かります。また、燃費も悪くなってしまいます。

GROUND TENT

Far less expensive to buy and own.

ルーフテントに比べると安く購入する事が出来ます。

ROOF TENT

They are large, bulky and heavy. Its weight is enough to raise the vehicle’s centre of gravity. It also takes up some, if not all the space on a roof rack.

大きくかさばります。重く重心が高くなります。多くの場合ルーフラックの上部の全てのスペースを占領してしまいます。

GROUND TENT

Large ones are bulky to carry inside a vehicle, but small ones are not. Far lighter and can be stowed anywhere convenient in vehicle or trailer.

大きなテントはクルマの室内を占領するが、小さなテントならば車内の何処にでも収納が可能です。

 

 ルールテントかグランドテントという比較は、宿泊テントという種類の比較なのだが、この比較はそれぞれの用途と個性を理解するのに好い。宿泊で比較するならば、アメリカではホテルかモーテルか、日本ならは旅館か民宿かビジネスホテルかみたいな感じで、それぞれの個性がある。しかし、その個性や長所や短所をしっかりと理解する事が出来てこそ、目的に沿った選択が可能になるという事だ。

 

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カーバックパッカー

2015年07月12日 | FIELD NOTE

 アメリカでは既に夏休みが始まっています。この季節は多くの人々の足が都会を離れて自然と触れ合う機会を求め愛車に荷物を積み込み海や山へと出かけて行きます。クルマは車種を問わずトランスポーテーションとしての役目を担い、人が目的地に到着する為に必要な道具となる事から、クルマを使ってのアウトドア活動やキャンピングなどは特別な事ではなくて、日常生活の延長に過ぎない事だと理解できます。そして、こういう機会はクルマを運転するすべての人々にあるものなのです。

 そういった機会をより深いものにしたいと考えている人々が存在します。まず頭に浮かんでくるのは、往来のキャンピングカーやキャンピングトレーラーを牽引して自然の中に向かう人々。アメリカではキャンピングカーの為のキャンプ場も充実していますから、既に定着したスタイルと言えます。

 そして近年、カーバックパッカー的と僕が呼んでいるカテゴリーです。クルマは4X4トラックで、使用する道具を注意深く吟味選択し、コース(未舗装道を含む)を選択する人々。これは近年のアメリカでジープの人気が高まっている事。そして、オーストラリアや南アフリカで静かに発展してきたアウトバックでの4X4や道具及び技術が北アメリカで更に開花した結果となって現れているものです。

 

Outdoor X4

 そういった環境が整いつつあるアメリカでは情報の伝達も整理されつつあります。その一環が Outdoor X4 などの情報誌の存在です。写真はこの夏期の(9号)の表紙。この誌の中で To pack or not pack... という記事があるのですが、その中のあるキーワードに引っかかりました。そのキーワードとは HABITS (癖)。クルマを運転するならば誰でもキャンプやBBQなどで海や山にクルマで出かける機会を得ることができます。その時は悩む悩まないに関係なくいくらかの荷物を当然の様にクルマに積み込みます。そして誌が指摘するには、その荷物の積み方には人によって癖があるものだ、そして多くの場合その癖に気付かない。

 しかし、その癖があるという事を客観的に見つめ自分の癖に気付こうとするならば、そこから発展が始まるという事です。

 年に数回荷物を搭載して山や海に出かける程ならばあまり癖について考慮する必要はないと感じます。バックパッカーのザックには重い物を下に軽いものを上に、そしてフットワークを高める為の軽量、小型化など多くの知恵と技術がパッキングされています。クルマへの荷物の積み方一つ、あるいは持参する道具の選択。水や食料の運搬や調法などを前回よりも効率の良い物にしようとする試みや思索などの領域が、クルマを活用してアウトドアに出かける愉しみを深める事なんだよ、という事です。

 

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最初の一歩はピクニックから

2014年07月06日 | FIELD NOTE

 今日は暑さも緩和され、過し易い日曜日であった。夕方になると野外で体を動かしたせいか、一日の充実感を感じている。体を動かしたのは労働ではなくて、広い公園内の散歩とキャッチボールであった。

 

 今朝は早起きして、まだ人がいないスパーマーケットに買出しに行ってきた。ローカルの季節物の新鮮なブルーベリーを大量に安売りしていたので買ってきた。冷水で洗って、手でがばっと掴んで大量に口にほおばる。大きくて甘いベリー、小さくて硬くすっぱいベリーが口の中で潰れる時に大きな幸せを感じる。まだ誰も起きてこない休日の朝のおやじの楽しみってやつだ。皆さんの前では、一つ二つ摘んでつつましく上品に食べていますもので。(笑)

 

 よぉーし!今日はピクニックにいこう!という気分になった。

冷蔵庫を開けてサンドイッチを作り始めた。

...

 

 オーバーランドもアウトドアもキャンピングも、

その始発点はピクニックにあると思っている。

 

 予断ですが、冷戦の最期、東西ドイツのベルリンの壁を崩壊に導いたのがピクニックであったという事はあまり知られていないかも。

 

ピクニック...恐るべし!

 

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ソーラーライト

2014年06月06日 | FIELD NOTE

 

 大型のホームセンターでの買い物のついでに好げな物を見つけた。太陽電池の付いた小型の簡易照明で蓄電機能とLEDが付いている。家庭の庭の小道の脇に突き刺して、日が落ちた後に足元を照らす庭のアクセサリーである。驚いたのはその装置ではなく値段。中国で生産されたこの装置は一つ約2.88ドル(300円)安い!2011年頃から中国では太陽電池の生産過剰で太陽電池が大幅に下落したとは聞いていたが、その結果がこのように現れているのだろうか?いや、昔から安かったっけ?いったい原価は幾らなのであろう。

 

 これは、庭の照明以上にキャンプ時やランクルのしょぼい室内灯の助けになるのではないかと思い数本購入してみた。ランクルの後ろの座席に転がっているだけだが、陽が落ちた後は勝手に光り出してくれる。逆さまに置くと安定しており、皿の上に乗せたローソクの様な雰囲気もある。耐久性は期待出来ない。実験していた訳ではないが、新しい時は長時間光っていたLEDも日数と共にじょじょに光る時間が短くなってくる。この装置の寿命は不確かだが簡易照明として使えるのは、おそらく数週間から一月位ではないだろうか?

 安い!と思ったこの装置も価格也の機能で使い捨てである。安くしなければ人々は買わないという理由も分かった。子供と単純なおじさんには受けますね。夏のアウトドアでの使用では電池の寿命とコストを考慮して短期間で使い切る、そういう使い方ならOKではないだろうか。

 

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火を愉しむ

2014年02月16日 | FIELD NOTE

 最近は火に触れる機会が無くなってしまった。半世紀前の日本の庶民の生活は炊事場や風呂焚きなどまだ生活の為に火に触れる機会が多く存在した、現在においては焚き木の機会は一種の贅沢な行為となり、焚き木に使う材木は高価で、尚且つ焚き木が出来る場所は限られている。しかし、現在の焚き火の炎を代価としてテレビの画面に置きかえるのはやはり寂しい。火を燃やし暖をとる、そういった機会をこれからは積極的に持ちたいと、この2月の極寒の夜に想っている。

 

 

ロケットストーブという名が付けられた、DIYの小さな薪を燃やす小型ストーブ。

材料、作り方はこちらにあります。

 

Split wood fire

 自然の中での火のおこし方の手順です。乾燥した倒木をナイフで自在に割って焚き火を熾します。以外と直ぐには火は熾らないものですので手順の解説は役に立ちます。

 

Campfire last all night

 長く火を保つには焚き火にもテクニックが必要です。試行錯誤の結果の長時間火を保つ一つの方法です。一晩中火を保てるという事です。準備には斧が必要ですね。薪の積み方が要です。

 

 火は自然に負担がかからないように、ルールを守って安全に。

 

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