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12月22日は一年で一番日照時間が短い冬至である。激しい雨が降っている早朝の7時前ランドクルーザー60で仕事に向かう僕の目の前に突然展開したのは路上に広がった大きな水溜りであった。スピードを落して反対車線に入って路上の水溜りを迂回しようと思ったが対向車が続いていたのでそのまま深い水溜りに突入した。水溜りをほぼ抜け出してさあ加速しょうとした時にエンジンは止まってしまった。幸い後続車も殆んど無く安全性には問題がなかったが久しぶりの路上でのランクル停止である。ハザードを点滅させて待機。外の雨が激しいのでボンネットを開けて中を覗く事も控えた。エンジンが停止した原因はおおよそ見当が付いていた。イグニッションコイルが濡れてしまったのだ。なぜならば、以前同じ事態でエンジンが停止した経験を持っていたからである。停止してから5分程でパトロールポリスが来てくれた。後ろが明るいライトで照らされた。大雨の中窓をノックしてくれて事情を伝えトーイングカーを手配してくれた。
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空が少し明るくなると平行して交通量も増えてきた。20分程待たされたであろうかトーイングカーが到着し直ぐに撤去作業が始まった。待たされていた時間、エンジン内の熱でイグニッションコイルが乾いて再びエンジンが始動する事を期待して数回イグニッションを回してみたがダメであった。
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今日は冬至、陰極まる日である。今年の冬至はこういう形で迎えたと思うと意義深い意味が潜んでいるんじゃないかと思った。想定外の事が起こるとこれからどういう展開を迎えるのかワクワクする気持ちも有る。とは言え心配事もある仕事の計画の狂いと調整。そして、指定されたトーイングの行き先がどんな場所なのだろうか? トーイングの料金を高く吹っかけられるのではないかという金銭的な不安もあったが、それらの不安はトーイング中に払拭された。直ぐに近くを車で通過した友達よりトーイング中のランクルを写した写真がテキストで届き心配と気遣いのメッセージが届く。今の時代はSNSで情報が短期間で拡散する現象が起こる。
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トーイング先から更にトーイングされて自身のメカニックの手によって対策が施された。停止した原因はやはりイグニッションコイルでした。今回の機会にイグニッションコイルと周辺の配線を交換した。写真のパーツは1985年の新車時から付いていた純正品と思われる。今回こういう形で止まらなければ近い将来部品の寿命でランクルは何処かで止まっていたであろうし、その原因も直ぐに見極める事が出来なかったかもしれない。
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大きな水溜りのある道は我がランドクルーザーがトーイングされてから直ぐに通行止めとなった様子。時速80キロで走る車が水溜りに突入するとハイドロプレーン現象を起こしたりして非常に危険。我がランクルがそこで止まった故に他の車が大きな事故を起こさずに済んだのかも知れないなどと思った。車が壊れてトーイングされ修理の為の出費も伴う、こういう出来事を運が悪い陰な出来事と捉える事も出来るが、気持ちの上では好(陽)い出来事であったと感じている。今日は冬至開けの朝の陽光を浴びながら昨日の出来事をなぜか昔の事の様に懐かしく思った。