―第247号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2019(平成31)年5月15日号(No.247)-190515-
「私の読書論119-読書生活&書籍購入50年」
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●中学時代に読んでいた本
●15歳から一般向けの本を!
●昨今の出版状況
●ここ15年で1500冊読む
●蔵書の整理
●本にまつわる昔話
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本誌は、「私の読書論119-読書生活&書籍購入50年」です。
当初書こうとしていたことからは少しずれましたが、まあ、こんなものでしょう。
つらつらと書いていますと――
過去に「私をつくった本・かえた本」といったテーマで、高校生時代あたりまで書いたかと思います。
それとダブりそうになったので、少し方向を変えました。
途中で出版状況に関する愚痴も出て、またまた長くなりましたが、本音ですのでご勘弁を。
本が唯一の趣味である私にとって、だんだんと住みにくい世の中になりつつあるようです。
本屋さんがなくなるのは、本当につらい。
生きている楽しみがなくなるのですから。
モノからVRといいますか、e化といいますか――電子化されていくのは世の必然なのかもしれませんが、モノ派もまだ生き残っているのです。
なかでも出版業界は、真剣に改革の方法を考えてほしいものです。
破たんした制度にこだわっていると、業界自体が消滅しかねません。
そういう結果に至らないためにも、今のうちに有効な手を打っていただきたいものです。
・・・
では、詳細は本誌で!
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
*今読んでいる本:―「毎日が日曜日」の私は一日、本を読んだり見たりしています。
『韓非』貝塚茂樹/著 講談社学術文庫 2003.4.10
―『韓非子』の著者・韓非の評伝、その人と思想について。講談社版「人類の知的遺産」シリーズの一冊(1982)の文庫化。
★弊誌の月末発行分の『韓非子』のためのお勉強本。
『詩学』アリストテレス/著 三浦洋/訳 光文社古典新訳文庫 2019.3.20
―ギリシャ悲劇をめぐるストーリーの創作についての古典的論文。
『アリストテレース 詩学 ホラーティウス 詩論』松本仁助・岡道雄/訳 岩波文庫 1997.1.16/2015.5.15(20刷)
―芸術論・創作論の古典とローマ時代の詩人の詩作のついての古典。
★上記二冊は、私自身の創作のためのお勉強本。併読しています。一つの訳文で理解しにくい場合も別の訳に触れることでなんとなくイメージできそうに感じる。
『どくとるマンボウ医局記』北杜夫/著 中公文庫 1995.3.18/2012.6.25(改版)
―『どくとるマンボウ青春記』につづく医局時代を綴るユーモア・エッセイ。
★私の青春時代、最も敬愛する作家であった北氏の没後、読み残しや再読を続けているうちの一冊。
『有栖川有栖の密室大図鑑』有栖川有栖/文 磯田和一/画 創元推理文庫 2019.3.22
―海外国内各20作ずつ本格ミステリの密室ものの名作を図解とともに紹介する読書ガイド。ネタばらしはないのでご安心のほどを。
★一日二、三作ずつポチポチと読んでいる。意外に既読が少なく、海外もので12作。国内は3作のみ。これを機に読んでみようと思う。
『アデスタを吹く冷たい風』トマス・フラナガン/著 宇野利泰/訳 ハヤカワミステリ文庫 2015.6.15
―かつて二度復刊希望アンケートでNO.1になったという伝説の名作短編集。上記の『密室大図鑑』にも選ばれている「北イタリア物語」(別タイトル・玉を懐いて罪あり)を含む。
★一日一編ずつ惜しむように楽しみながら読んでいる。
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
私の読書論119-読書生活&書籍購入50年
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