レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

右手でも左手でも左右両シャッター新“チェキ”「instax SQUARE SQ10」5月19日発売予定

2017-05-18 | 左利き
4月19日のニュースリリースによりますと――

富士フイルムから5月19日に発売予定のインスタントカメラinstax“チェキ” シリーズの新製品、スクエアフォーマットフィルムを採用した、ハイブリッドインスタントカメラ「instax SQUARE SQ10」(以下SQ10)は、なんと左右両シャッターを採用、とあります。



 ●右手でも左手でも使えるデュアルシャッターボタン

「instax SQUARE SQ10」サイトにはこうあります。

右手と左手で撮る写真は、きっと同じじゃない

2つのシャッターボタン
SQ10は左右2つのシャッターボタン(デュアルシャッターボタン)を備えています。それはつまり、利き手を選ばないということ。右利きの人も、あえて左手でシャッターを切る事で、普段とは違った角度から世界を切り取れます。デュアルシャッターボタンが創造力に与える刺激には、1つだったものが単に2つになった以上の価値があるかもしれません。



(1)左右2つのシャッターボタンを持ち、それぞれ有効無効等機能を設定できること
(2)左右シンメトリーなボディであること
(3)《ボタン・ダイアル類も中央下部にまとめることで右手、左手のどちらでも操作しやすいよう配慮》している

以上の3点で、左右平等の思想に則っています。


(画像:上記サイトより)

Instax_square_sq10_s

Instax_square_sq10

Instax_square_sq10_2


一番に注目したい点は、左右に一つずつ、都合二つのシャッターを装備して、どちらの手でも撮れるカメラというところです。

「右手と左手で撮る写真は、きっと同じじゃない」とありますが、私に言わせますと、「利き手と非利き手で撮る写真は、絶対同じじゃない」といったところです。


通常のカメラでも「慣れたら一緒」とさも知ったかぶりする人もいます。

もちろんその人の利き手の偏りの度合いにもよります。
右利きの人でも左も少しは使える人もいますし、その逆に左利きでも右手もある程度使える人もいますけれど……。

本来、利き手で使う時は慣れる必要はありません。
自然と使えてしまうのです。
そもそもそのように設計されているからです。


そして、実際に右手・右利き用カメラ(要するに普通市販されているカメラ)と左手用カメラ(たとえば京セラSAMURAI左手用)、さらに両手シャッター可能のカメラ(たとえばキヤノンPSN)の三種類のカメラを使った経験のある私に言わせれば、「利き手による撮影と非利き手による撮影は全く違ったものになる」といってよいと思います。

(画像:京セラSAMURAI Z2-LとキヤノンPowerShot N)

1305saurai_z2lpowershot_n



 ●利き手による撮影

物理的に、利き手による撮影のよいところは、大きく言って三つあります。

まず、(イ)構えるときから違います。

「利き手は心につながっている」というのが私の持論です。
無意識につい使ってしまうのが利き手であり、気が付けば動いているのが利き手です。

心の赴くまま、ごく自然に構図を決めることができます。

(ロ)シャッターの瞬間が思いのままになります。

これも心の作用と協働できるのが利き手だからです。
思った瞬間にはすでに動いているのが利き手です。

この二つの利点から言えることは、写真的にも「自分の思うままの絵を、今だと思った瞬間の絵を撮れる」ということです。
静物画ならともかく、私たちが普段よく撮るスナップ写真などは、この点が大いに利いてきます。


(ハ)カメラがぶれにくい

利き手でホールドして、非利き手で補助しているので、ぶれにくくなります。
本来非利き手というものの役割は、この補助にあります。

作用する利き手と補助する非利き手のコンビネーションがよい仕事を生み出します。


寄席の芸で、切り絵細工というのがあります。

一枚の紙をハサミで切りながら、風景だったり動物だったりを切り出します。
これはハサミを持つ手は固定してチョキチョキするだけで、紙を持つ方の手を巧みに動かしていくのです。

両方の手のコンビネーションの成果ですね。


 ●「助ける」という意味の文字

「補助」、または「補佐」という言葉があります。
この「補佐」の「佐」は、人を表す「人偏」に「左」と書くように、右利きの人にとって「左は右を助ける存在」なのです。

一方で、「佑助(ゆうじょ)」という言葉もあります。
これも「助ける」の意です。

実は「佑」も「助ける」という意味の文字で、これは「左を助けるのが右」という意味を秘めているのでしょう。

要するに「左右」というものは、「互いに助け合う存在だ」ということです。
右にとっては左、左にとっては右。

お互いに助け合う存在です。
大切に相手の立場を尊重しながら生きてゆきたいものです。

道具や機械も、効率や多数少数の差などに立脚するのではなく、誰もが気持ちよく生きてゆくのを助ける存在として、左右性も考慮して平等に構成してゆくべきだろうと思います。


 ●左右シャッターで新たな写真の世界を楽しむ

新チェキ「instax SQUARE SQ10」に戻って――

この新チェキのコンセプトの一つは、先ほども書いたように、左右二つのシャッターを装備したことで、左右の異なる手による感性で、普段とは違う新しい写真を撮って欲しい、ということでしょう。

その点について何とも言えませんが、どういう理由にせよ、左利きの人にチャンスが生まれたことを素直に評価したいものです。

結局、このような何かしら理由をつけないと、左右の利き手・利き側平等は実現しない、というのが現状です。
それならそれでいい、と思います。

とにかく右利きの人たち左利きの人たちも、こういう新しい発想による道具や機械を利用することで、新たな世界観を見いだし、発想の転換を計ってもらえたら、と願っています。

 ・・・

グローバルアンバサダーとして、世界的に活躍するスーパーモデル兼フォトグラファーのヘレナ・クリステンセンさんを起用。
ヘレナさんが出演するPRムービーを4月19日よりWebで公開中です。

Instax_square_sq10_movie__bnr01

最後に、この新“チェキ”の売りは、左右両シャッターによる新感覚写真が撮れる、ということ以外に、
チェキとしてだけでなく、(A)「デジカメとしても使える」ところ。
さらに、(B)「プリンターとしても使える」ところでしょう。

もう一つは、(C)「正方形の写真が撮れる」という点でしょう。

面白いカメラの登場です。


*参照:
FUJIFILM ハイブリッドインスタントカメラ instax SQUARE SQ10 INS SQUARE SQ 10


*『レフティやすおのお茶でっせ』過去の【左利き対応カメラ】記事:
・2014.10.20 左利きの憂鬱における左手・左利き用カメラの情報

【左右共用一眼タイプ・スマホ利用カメラ「Olympus Air A01」】
・2015.4.11 左手でも使えるシンメトリックデザイン一眼カメラOLYMPUS AIR A01

【左右共用カメラ「PowerShot N/N2」】
・2015.3.18 左利きにも優しいシンメトリーデザイン・カメラCanon PowerShot N改良機PSN2

Canon デジタルカメラ PowerShot N2 自分撮りモード搭載 PSN2


・2013.5.15 届きました!左右共用カメラ・キヤノンPowerShot N
・2013.4.26 注文しました!左手でもシャッターを切れる!キヤノンPowerShot N
・2013.1.30 左利きも楽しめる新カメラ、キヤノンPowerShot N4月下旬発売
・2013.1.28 左(利き)右(利き)の手を選ばないカメラCANON PowerShot N

【左手用カメラ「京セラ サムライSAMURAI Z-L/Z2-L」】
・2004.8.5 今は昔 世界初左手用カメラ、京セラ サムライSAMURAI Z2-L

--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
右手でも左手でも左右両シャッター新“チェキ”「instax SQUARE SQ10」5月19日発売予定
--
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 左利き右利き両用すり鉢―『マ... | トップ | 左利きってなんだ(16)快適左... »
最新の画像もっと見る

左利き」カテゴリの最新記事