ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

ブリジット・クルーズ No,4

2009年03月23日 | CD 「ライアーのおくりもの」曲目解説
(画像はオカロランの肖像画です)

2005年9月に制作した、私の初めてのCD
「ライアーのおくりもの」の収録曲目の解説をしようと
思い立ってから、しばらく時間が過ぎましたが・・・
(このブログは、世間話が多すぎるのでっ汗)

今日は1曲目「ブリジット・クルーズNo.4」(Brigit/Cruise Fourth Air)です。

この曲は私がとっても大好きな
アイルランドのオカロラン(O'carolan)という
今から約300年前にアイルランドで活躍した吟遊詩人です。
たくさん、たくさんの美しいメロディーを残していて、
彼の曲はいまもなお愛され続けています。

オカロランについて、そして、ブリジット・クルーズについては
拙ブログでも「オカロラン物語」のカテゴリーでまとめてあり
アツく語っていますので、
お時間・ご興味がある方はコチラ↓をご覧くださいませ。
http://blog.goo.ne.jp/leier-tomoko/c/098acb4561ee1e8b8703416ef0e40da4

ブリジット・クルーズというのは女性の名前で
オカロランが18歳で天然痘の後遺症で失明する前に
大好きだった女性です。

身分の違いで引き離された二人でしたが
オカロランは「ブリジット・クルーズ」という題名の曲を
4曲も残しています。それも全部きれいなメロディー・・・

CDの中に収録したブリジット・クルーズの曲は
私がライアーを弾き始めてから
初めて自分で、なんとかかんとかアレンジをして
弾けるようになった曲です。

音楽知識のなかった当時の私には
(今でもありませんがっ・・・汗)
自分でソロ演奏用のアレンジをするのは至難の業で・・・

やっとアレンジが出来上がって
やっと思うように指が動いてくれて
この曲が自由に弾けるようになった時の喜びといったら・・・

もう、うれしくて、うれしくて・・・
だって・・・大好きな曲が自分の手で演奏できるのですから!

うれしくて、うれしくて・・・
ずっと、ずっとライアーを弾いていました。
ブリジット・クルーズを弾いていました。
じぶんのために・・・

もうかれこれ7年くらい前になりますかね・・・
当時はドイツで生活をしていましたから。

この曲はなんだかとっても、私自身にとって
スペシャルな曲だったので
CDの1曲目に、この曲に登場してもらいました♪
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ライアーのおくりもの (その3)

2009年03月11日 | CD 「ライアーのおくりもの」曲目解説
ライアーのCDを作りかけて、あまりの大変さというか
自分の演奏の情けなさにかなり落ち込み
いったん休止状態になって10か月近くがたちました・・・

ちょうどそのころ、熱心なライアーおばさんたちの
CD自主制作が相次ぎ、
私の手元には、はるばるお取り寄せした3枚のライアーのCDが。

そのCDを聴いていると
制作なさった方々は、あの録音の大変さを乗り越えて
こうやってCDという形になさったんだ~。。。
すごい! やり遂げたってすごい!

「やっぱり、私もがんばろう!!!」と、奮起して
再び録音してくださるエンジニアの方に連絡を取ったのです。

今から思うと・・・
最初にCDを録音し始めた時は
「こういうCDにしたいな~♪」という
具体的なビジョン、イメージを何も描いていませんでした。

ただ、アツい想いだけで
目的地もわからないまま、玄関を飛び出して、
お財布ももたずに裸足で走りだした状態でした。
(例えが変なのですが(笑))

録音を休止していた時に
ジャケットに使う写真や、
プロフィール写真などを撮ったりはしてました。

そういう「音」だけではないことに着手しだしてから
具体的に私の中で「ライアーで表現したい音の世界」が
おぼろげながら姿を現してきたのです。

何かをやりたいと思うときに
その「イメージ・ビジョン」をかなり具体的に
自分の中で作ることの大切さを痛感した次第です。

猛暑の中、汗をかきかき選曲をして、猛練習!をして・・・
もう一度録音に臨みました。

そのときの様子は一度このブログにも書いたことがありましたっけ・・・
http://blog.goo.ne.jp/leier-tomoko/e/93a068bcfbf20ba33e0378d2e3a3e47c

なんとか、かんとかして
やっと形になったCDは文字通り、わが子も同然で
かわいいのですよ♪

そして、そのCDたちがいろいろな所に旅して
いろいろなところのCDデッキの中でくるくる回って
ライアーの音色をお届けしているかと思うと・・・

うふふふ・・・しあわせな気持ちになるのです。
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ライアーのおくりもの (その2)

2009年03月10日 | CD 「ライアーのおくりもの」曲目解説
「ライアーのおくりもの」を制作したときの話のつづきです・・・

とあるシンガーさん(濱田真美さん)と知り合いになって
まったくどういうふうにアクセスしたらよいのか
見当もつかなかった「CD制作」がぐっと近くにやってきました。

自分のCD、ライアーのCDを作りたいっ!
アツい想いとともに鼻息荒く
レコーディングを開始したのはいいのですが・・・

録音したものを実際に自分の耳で聞いてみると。。。
が=ん!!!
あまりにも稚拙きわまりない演奏。

ライアーはとっても繊細が楽器なので
微妙なタッチの違いで全然違う響きになってしまう。

ライアー特有のやわらかい、やさしい響きを録音で出すことの難しさ。

おまけに・・・
「録音」という異空間のプレッシャーの中で
ノーミスで弾くことの難しさときたら。

何度かNGを繰り返し、もういい加減意識が朦朧としてきた中で
「なんとか、このテイクは完走しそうだ!」という
ほんの一筋の邪念が入ったとたんに
「あ~~~~~っ!」
あと残り2小節!というところで痛恨のミスっ!
また取り直し・・・

録音を4曲終えた段階で、
自分自身が生み出した「音色」を何度も聴きながら
・・・ふかく・・・落ち込みました・・・

もうこれ以上この稚拙な演奏の録音を
続けることはできない・・・
このままでは商品化できる作品はできない・・・
・・・という決断を下しました。

「あのぉ・・・
  急に忙しくなったので、CD録音はしばらく延期します・・・」
全然忙しくもないのに、録音をお願いしていたシンガーさんのご主人に
苦し紛れのエクスキュース。

ぐっと近くにやってきたはずのCD制作・・・
その夢のCD制作は
またまた遠くへと消え去っていったように感じました。

しか~し。。。
その10ヶ月後、私はまたまた猛然と奮起したのですっ!
                        (つづく・・・・)
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ライアーのおくりもの

2009年03月08日 | CD 「ライアーのおくりもの」曲目解説
2005年9月に初めて作ったライアーのCD
「ライアーのおくりもの」の曲目解説をやってなかったと
今更ながら気づきました(汗)

9曲収めていますが、どれも大好きな曲たちなので
私のこれらの曲への熱い!思いをこれから少しずつ
書いてみようかなと思っております。

そもそも・・・このCDを作ったきっかけというのは・・・

ライアーを時のつれづれに弾き始めて
いつの頃からか、「自分のCDを作ってみたい・・・」というのが
一つの私の夢になっていました。

でもどうやってこの夢が実現する?
ライアーの演奏の腕前はまだまだ未熟だし
だいたい、「CD]ってものがどういう段階を経て
制作されるのかすらも見当がつかなかったわけですから。

そんなときに・・・ある女性シンガーの方と知り合いになりました。
その方は当時ご自身のCDを作っていて、
「アコースティックな伴奏で歌いたいので
  みのさんライアーで歌の伴奏してくれない~?」
っていうお申し出をいただきました。

その時のアルバムがこちらなのですが・・・
沖縄民謡の「てぃんさぐの花」をライアーで伴奏しました。
http://koetokokyu.com/mahoro.htm
ほんの少しですが、試聴もできます。
あらまぁ~♪ もう今から5年も前の話ですわ。

この録音が初の「レコーディング体験っ!」でした。

その録音はそのシンガーさんのご自宅で行われました。
ご主人さまがエンジニアだったので、
録音機材がリビングにどで~んとあるのです。

「みのさんも、うちでCD録音すればいいよ~♪」と言って下さり、
おまけにCD制作する業者のパンフレットを見せてもらいました。
そこには具体的な事がいろいろと書いてあり
「へ~、CDって誰でも
   (っていうのは語弊がありますが)作れるんだ~。」

当時の私にとっては夢のまた夢であった
「CD制作」がぐんと近くにやってきたのです。

短く書くつもりだったのに、
  長くなってきたのでまた続きは明日・・・
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