つい1か月前にドイツから
はるばる海を渡ってきた
80年近く前のライアーに出会えたことがきっかけで
いろいろとライアーの「原点」というものを
考える日々であります。
たまたまドイツの売ります買いますサイトで出会ったこのライアー。
このライアーは出品していたドイツ人女性のご主人のおばさん
(ややこしい・・・汗)
がどうやらシュタイナー教育に関わりをもっていたとのことで
このおばさんの遺品とのことでした。
売ります買いますサイト経由で
出品者のドイツ人女性とメールのやり取りをする中で
「私は日本でライアーを弾いています。
私が演奏している動画も見てください~。」と、
you tubeにアップしている動画のアドレスを送ったところ
彼女はとっても驚いた様子のメールをくれました。
というのは・・・
私がアップしていた、サンサーンスの「アヴェ・マリア」は
とっても彼女にとって特別な曲だというのです。
彼女とご主人が結婚したときに教会で歌ってもらったのが
このサンサーンスのアヴェマリアだったとか・・・
「この曲をあなたの演奏で聞けてとってもうれしい・・・」と。
このアヴェマリアはマイナーな曲なので
あまり知られていない曲なのですが
その曲がライアーを出品していた女性にとって
スペシャルな曲であったというのは
私自身とってもびっくり!とともに
不思議なめぐりあわせにうれしくなってしまいました。
「ライアーを梱包する箱にはいっぱい隙間があるから
あなたがドイツから送ってほしいもの
なにか懐かしいものがあったら一緒に送りますよ~♪」という
とっても親切なお言葉までいただき
「ドイツのチョコレートとハーブティーをお願いします!」
私のリクエストに快く応じてくれ
ライアーケースが入っていた隙間に
いっぱいドイツの懐かしいパッケージのチョコレートと
お茶が詰め込まれていました。
その中に入っていたグリム童話「がちょう姫」のチョコレートが
上記写真のものです。
ガチョウ姫は
ドイツのゲッティンゲンというやや北部の街のお話しです。
そう、このライアーはドイツのゲッティンゲンから
はるか極東の日本へやってきたのです。
つくづく・・・
いろいろなめぐりあわせというのは
本当に不思議で幸せなもの・・・ですね。