ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

モ-ツアルト ピアノソナタ11番より

2007年06月28日 | CD 「スイ-ト・ライア-」曲目解説
おっと~、前回ブログを書いてからなんと2週間近くがたってしまいました。
もっとこまめに更新を心がけたいですっ!

今日は再び2枚目のCD「Sweet Leier」の収録曲紹介です。
7曲目は 音楽の巨匠 モ-ツアルトのピアノソナタ11番です。

去年はモ-ツアルトイヤ-で、本当にあちこちでコンサ-トは開かれるわ、CDショップではモ-ツアルトのCDが山積みになっているわ、テレビでは特集が組まれるわで、えらくにぎわっていました。
が、今年はすっかりと去年の賑わいはどこぞへ消えてしまったみたいです。
ああ、流行に弱い日本人・・・

去年のモ-ツアルトイヤ-にちなんで、なにかモ-ツアルトの曲をライア-で弾いてみたいと思っていましたが、なかなかライア-で弾けそうなものが見つからず、やっと、これなか弾けそうかな・・・というのがピアノソナタの11番でした。

でもCDで演奏している部分はほんの一部です。

どこかで一度は聞いたことがあるメロディ-は本当に、美しく、大げさではありますが、神が地上に降ろした「美」を感じます。

ところで余談ですが・・・
去年のモ-ツアルトイヤ-の一環で、NHKのBSで朝8時から「毎日モ-ツアルト」と題した10分間の番組が1年間ありました。

これは本当によかったです。モ-ツアルトが5歳で初めて作曲をした曲から始まって、ほぼ年代順に35歳で他界するまで作曲した曲を毎日1曲聴けるのです。
それも、バックの映像はモ-ツアルトゆかりのいろいろなヨ-ロッパのきれいな景色・・・

そして、そして、語りは若手俳優の山本こうじ君! 山本こうじ君は新撰組の土方歳三役をやっていた、あのかっこいい、こうじ君です。
彼のたんたんとした語りがよかったな~・・・

モ-ツアルトのことが去年一年でこの番組のおかげでずいぶん勉強できました!
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ていねいに・・・

2007年06月15日 | 日々思うこと・・・
日々暮らしていると、雑用というか、やることがたくさんある。
主婦なので、家事一般はあたりまえなのだが・・・

家事というものは本当に限りのない作業で
衣・食・住 にまつわることは本当に際限がない・・・

段取りが悪いので、時間がうまく使えず、主婦歴は相当経つというのに家事は苦手

そしてライア-の練習、その他ライア-周りの仕事の準備が入る。

大人になってはじめたライア-は弾いていると楽しくて仕方がないが、1曲を仕上げるのにとても時間がかかり、あっという間に時が流れてしまい、その後のやることの山を考えると、夕方あせることもしばしば・・・

加入しているミクシイで最近になって「丁寧に暮らす」というコミュニティに入った。
まだゆっくりと中身を覗いてはいないのだが、この「丁寧に暮らす」という言葉がとっても気に入った・・・

こころが、わさわさしてあせっているときに
「丁寧に野菜を切ろう・・・」
「丁寧に掃除機をかけよう・・・」
「丁寧に一音・一音を楽しもう・・・」
と、心の中で「丁寧に・・・」という呪文をかけると不思議と気持ちの焦りがなくなり、ちょっとこころに余裕ができるから不思議です。

ていねいに「今」を楽しもう!
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6曲目  こもりうた~妖精の丘

2007年06月15日 | CD 「スイ-ト・ライア-」曲目解説

今日は6曲目に収録している こもりうた~妖精の丘~について・・・

今頃で遅いのですが、2枚目CD「Sweet Leier」のカテゴリ-を作りました。

この曲は比較的に新しいアイルランドの子守り歌です。ゲ-ル語、つまりアイルランド語で弾き語りをしています。

妖精についてちょっと・・・
「妖精」というと、日本語のイメ-ジとしては「フェアリ-」という英語のイメ-ジが先行して、どうもかわいらしい、羽が生えた小さい女の子みたいなものを想像してしまいます。

ところが、アイルランドではそういうかわいらしい妖精はもちろんですが、どちらかというと、「妖怪」的なものも妖精と言われています。
日本でいう「河童」とか「天狗」も妖精の範疇にはいるわけです・・・

アイルランドでは今でも妖精伝説が色濃く残り、田舎に行くと大真面目で「妖精に注意!!!」という道路標識があるといいます。
妖精にまつわる昔話もたくさんあります。

実際にアイルランドを訪れてみて、緑のなだらかな大地、湖、緩やかな丘が広がる風景を見ると、「なるほど、妖精がいるかも・・・」という気分になりますから。

収録している曲について・・・
医療が発達していなかった昔は、赤ちゃんや幼い子供が病死するというのは、どこの国でも珍しいことではありませんでした。
アイルランドでは、幼い子供がなくなると、いたずらものの妖精が子供を妖精の世界に連れて行ってしまった・・・と理解していました。

だから・・・あかちゃんのお母さんは
「安心しておやすみなさい・・・
  私があなたをいたずらものの妖精から守ってあげるからね・・・」
と、やさしく歌います。
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オバサンの品格

2007年06月10日 | 日々思うこと・・・


つい先日、日暮里の生地問屋街で、座椅子のカバ-にする生地を買いに行った日のこと。帰りの山の手線の電車の中で、一瞬信じがたい光景が目に入った。

年のころは私と同じくらいか、やや年上のオバサンが、立ったまま足を踏ん張ってビュ-ラ-でまつ毛を入念にカ-ルしていた。

電車の座席にどかっと座ったとたんに、バックから化粧ポ-チを取り出して、人目もはばからずにフルメイクをたんたんと行う若女性は、もはや珍しくはない。

が、オバサンが、それも立ったままでコンパクトの鏡をのぞきながらビュ-ラ-でまつげをカ-ルしている・・・

おっ、次にポ-チから出てきたのは、マスカラだ! きれいにカ-ルされたまつげにこんどはマスカラが塗りつけられていく・・・・
その間も容赦なく山手線は揺れ、揺れるたびにオバサンは足で踏ん張り、起用にバランスを取ってマスカラをまつげに・・・

その次に化粧ポ-チから出てきたのは・・?
うおおおっ!あの化粧ポ-チは見覚えがある。JAL機内販売の、私も買ってしまった機内限定販売のポ-チだ!(確かに使い勝手がいいのです~)

その後ファンデ-ション、チ-ク、仕上げにリップグロスで水滴がしたたるようなくちびるになり、オバサンのメ-クはどうやら完成したらしい・・・
その間、もちろん山手線は揺れて、おばさんはがんばって足を踏ん張って、小さいコンパクトの鏡を覗き込んでいた・・・

女性の美の執念・・・と言ってしまえばそれまでではあるが・・・
同じオバサン世代として、電車の中で堂々とフルメ-クはすまいとこころに誓う・・・

オバサンにも品格は必要だよ~
品のあるオバサンを目指そう・・・

とか思いつつも、日暮里で激安ショップめぐりをして、安いワンピ-スを買ってものすごく満足している、オバサン化している私がいたのだが・・・





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アイルランドのリムリック哀歌

2007年06月10日 | CD 「スイ-ト・ライア-」曲目解説
電車の車窓からあざやかなブル-のあじさいが目につくようになりました。もう梅雨の時期ですね。

5月にできたばかりの2枚目のライア-のCD「Sweet Leier」の曲紹介です。

今日は5曲目の「リムリック哀歌」アイルランド民謡です。

アイルランドでは有史以前よりハ-プは神聖な楽器とみなされていました。ユ-ロ通貨統合の前のアイルランドのコインの裏側にはハ-プの絵が描かれ、ユ-ロになった今でもアイルランドのユ-ロのコインの裏側にはハ-プの絵が刻まれています。

ハ-プを弾くことは教養のひとつでもあり、
ハ-プをたずさえて各地を渡りあるく吟遊詩人も多数存在していました。

ところが・・・
イギリス統治下に置かれ、西洋音楽が流れ込み、だんだんピアノがハ-プの地位にとって代わるという状況がでてきました。
そしてアイルランド古代からの伝統であったハ-プがだんだんとすたれていったのです。

そんな中、1792年に北アイルランドのベルファストで記録に残っているものでは最後といわれるハ-プ・フェスティバルが行われました。

このハ-プ・フェスティバルに11人のハ-プ弾きが参加しました。
そして段々すたれていくアイルランドのハ-プのメロディ-をなんとか、記録に残そうとした人がいました。
エドワ-ド・バンティングです。

今回CDに収録した曲はこのハ-プ・フェスティバルでバンティングが採譜した曲です。

この曲のメロディ-は私にとって、とっても「ケルト」に聞こえます。シンプルですが、メロディ-ラインがとてもきれい・・・

こういう曲をライア-で弾いていると、ひとつひとつの音色が心にしみわたり、幸福感が体中を包みます。

いったんアイルランドではハ-プ文化や、独自の民族音楽は急速にすたれてしまいましたが、長いときを経て、埋もれてしまった大切なものが、また再び掘り起こされているような気がします・・・


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4曲目 バッハ プレリュ-ド第一番ハ長調

2007年06月08日 | CD 「スイ-ト・ライア-」曲目解説
あ~っと、いうまに6月になってしまいました。6月になってやっと初めてのブログ更新です。汗

今日は、再び5月に出来上がったばかりの2枚目のライア-CD「Sweet Leier」の曲紹介。

4曲目は誰でも一度は聞いたことがあるバッハのプレリュ-ド第一番ハ長調。ピアノでの演奏が一般的です。

グノ-はこの曲を伴奏にして名曲「アヴェ・マリア」を作りました。

この曲は本当に天上界の音色という気がします。
うまく言葉では表現ができないのですが、ライア-で弾いていると、きらきらと光の粒が舞ってくるような感覚。

大作曲家のバッハ・・・
彼は1600年代~1700年にかけて活躍した人です。
バッハの生家というのが、旧東ドイツのアイゼナッハというところにあります。

もう10年以上も前の話ですが、当時ドイツに住んでいた私はまだ幼いふたりの子供たちを連れて、小旅行をするのが唯一の楽しみでありました。

アイゼナッハも訪れました。バッハの生家も行きました・・・ところがですね・・・その当時、まだ音楽のかけらもやっっていなかったので、バッハにも興味は皆無で(あ~、もったいない!)せっかく訪れた生家も「ふ~ん・・・」という感じ。

アイゼナッハを訪れた理由はほかにありました。この街の小高い丘にある「バルトブルク城」というのはいろいろな歴史的な舞台になった有名なお城です。

このお城のある一室で、宗教革命を起こしたマルチン・ルタ-が、35歳から一発奮起して一からギリシャ語を学び、聖書をギリシャ語からドイツ語に翻訳したというのです。

私はなぜかこの話に痛く感動して、マルチン・ルタ-が翻訳に没頭していたという部屋を見てみたいと思い、バルトブルク城のあるアイゼナッハを子連れで訪れたのです。

バッハの話題からかなりずれました・・・
35歳のマルチン・ルタ-がギリシャ語を学んで聖書を翻訳したという話にそのままかこつけるわけではないですが・・・
音楽と無縁だった私も35歳からライア-と歌うことをはじめました。そしてそのまま音楽が生きがいとなり、こころの支えとなっているわけです。

年齢はきっと関係ないですね・・・
これからもいろいろと意外なことに出会えるかと思うと、人生も捨てたものではありません・・・
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