ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

譜面台のこと

2021年09月24日 | ライア-日記
今日も暑かったですが、日陰は涼しい風がふいていて
やっぱり、秋がやってきています。

自分の身の回りで使っているもので
20年以上使っているものってあるのかな~と
ふと見渡してみたら・・・
大型の家具などは別として
譜面台がありました。

写真の譜面台はもうかなり年季が入っていて
当時住んでいたドイツで購入したものです。
もうかれこれ・・・20年以上になるかと思います。
金属磨きで磨いたらきれいになるのでしょうが、
ずぼらでそのままにしているので
ずいぶんと貫禄がついてきました(笑)

20年以上使っているということは
私のライアー練習にず~っと付き合ってくれていたのかと
改めて思うと、無性にいとおしくなってしまいます。

譜面台といえば、
私は、コンサートでは譜面台は使いません。
つまり・・・
演奏する曲はすべて暗譜ということになります。。。

私の活動は細々とした活動ではありますが、
おっかなびっくりながら(笑)
お客さんの前で演奏することを始めた初期の頃は
間違えるのが怖くて、譜面台を使っていました。

すると、私の演奏を聴いた人から
「譜面台が邪魔で、楽器を弾いている様子が見えなかった」というご感想を少なからずいただいたのです。
その時は、「う~ん、譜面台は必要だよ!どうしたものかな~。」と思っていました。

今から17年前に初めて、集客を自分でして参加費をいただいて小さな演奏会を開きました。
当時の私にとっては大きなチャレンジでありました(笑)
その時に、当時親交があった方が見に来てくださっていて
「みのさん~。ソロで演奏するときにお客さんの前で譜面台を立てたら、野暮だよ!
だって、演奏曲って1曲3分くらいでしょ?」とかなり、辛口のご意見をいただきました。

その方は私よりもずっと年長で、おまけにずっとずっと音楽経験がおありの方だったので
そのご意見を聞いて、「さもありなん」と納得してしまいました。

私が演奏する曲はたかだか、3分前後の曲なんだから
一生懸命暗譜&練習すればいいだけの話。
そして、暗譜して演奏できたら、
譜面台で手元が隠れることもなく
お客さんにライアーの楽器や、演奏の手元もご覧いただけるわけです。

そういうわけで
譜面台はお客さんの前では立てない!ということを自分の中でひそかに誓いました。

それから、少しずつ譜面台を見ないようにすることにして、
もうずいぶん長いこと、演奏会では譜面台は使っていません。
あ・・・でも、他の人とアンサンブルするときは別の話ですが・・・(汗)

今は老化に伴い、視力が著しく低下したので
譜面台を見ながらライアーを弾くということは裸眼では無理になってしまいました。
結果的に、早いうちに譜面台を外すようにしておいてよかったかな~。

なんて自宅で使っている年季の入った譜面台を見ながら
あれこれと昔のことを思い出していました。

ライアーの弦はとっても細いので
これから、視力の衰えとどう付き合っていくのか・・・
という現実問題が出てきます。
が・・・諸行無常
いろいろなことは移り変わっていくのが世の常
もうこうなったら、奥の手は
目をつぶってでも弾けるようにしたい!・・・ですね♪
コメント
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