今日は急に暑くなったので、今年初めてのアイスを食べてしまいました(笑)
今までブログに書いた記事はたくさんあって
私自身すっかり書いたことすら忘れていることの方が多いのですが(汗)
読み返してみて、これは読んでいただきたいなと思う記事がありましたので、再掲いたします。
2020年6月16日のブログより
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ライアーに関する資料を読む際に、必ず出てくるのが、ルドルフ・シュタイナーと人智学です。
ライアーの背後には必ずシュタイナーの影あり!なのです(笑)
それで今日ふと、思ったことが・・・
私たち日本は江戸時代に入ってから江戸末期まで鎖国をしていて、西洋文化とは違う独自の文化の歩みをしていました。
江戸末期に開国し、明治に文明開化をしてからは、どど~~~つと西洋文化の波が押し寄せてきたわけです。
その西洋文化の背後にあるのは、というか西洋文化を形作っているのは・・・そう、キリスト教です。
紀元後の西洋の歴史はキリスト教という宗教が背後に必ずありました。
はっきりと明示していなくても、キリスト教文化圏の人には「あ~」と、理解できることが日本人には当然わかりません。
ライアーの背後には必ずシュタイナーの影あり!なのです(笑)
それで今日ふと、思ったことが・・・
私たち日本は江戸時代に入ってから江戸末期まで鎖国をしていて、西洋文化とは違う独自の文化の歩みをしていました。
江戸末期に開国し、明治に文明開化をしてからは、どど~~~つと西洋文化の波が押し寄せてきたわけです。
その西洋文化の背後にあるのは、というか西洋文化を形作っているのは・・・そう、キリスト教です。
紀元後の西洋の歴史はキリスト教という宗教が背後に必ずありました。
はっきりと明示していなくても、キリスト教文化圏の人には「あ~」と、理解できることが日本人には当然わかりません。
わからない故に、時にとんちんかんなリアクションをしてしまうこともあるかもしれません。(もちろん、日本人でもキリスト教の信者さんは別だと思います)
大学時代、必修の英詩の授業を受けていた時に、英文学(米文学)の中には当然のごとくキリスト教や聖書の象徴、暗示、比喩などがちりばめられていることを知り、未熟な学生ながら、「このような西洋の文学をキリスト教の知識なしに理解するのはある意味、無謀?」、と思ったことを記憶しています。
でも・・・日本語に翻訳され、広く親しまれ、たくさんの影響を与えてきた文化、文学、哲学・・・などたっくさんあるわけです。
それらに親しんだ人たちが必ずしもキリスト教の知識がなくてもです。
たとえば・・・私がよくご一緒させていただいている、松本侑子先生の翻訳の「赤毛のアン」を例に挙げてみます。
村岡花子さんが最初に翻訳した「赤毛のアン」は実は、かなり省略した箇所があるとのこと。
大学時代、必修の英詩の授業を受けていた時に、英文学(米文学)の中には当然のごとくキリスト教や聖書の象徴、暗示、比喩などがちりばめられていることを知り、未熟な学生ながら、「このような西洋の文学をキリスト教の知識なしに理解するのはある意味、無謀?」、と思ったことを記憶しています。
でも・・・日本語に翻訳され、広く親しまれ、たくさんの影響を与えてきた文化、文学、哲学・・・などたっくさんあるわけです。
それらに親しんだ人たちが必ずしもキリスト教の知識がなくてもです。
たとえば・・・私がよくご一緒させていただいている、松本侑子先生の翻訳の「赤毛のアン」を例に挙げてみます。
村岡花子さんが最初に翻訳した「赤毛のアン」は実は、かなり省略した箇所があるとのこと。
それはどういう箇所かというと、シェークスピアの引用だったり、聖書からの引用だったり、欧米人だったら誰でも知っている有名な詩の引用だったりが、省略されているとのことなのです。大人向けの小説である赤毛のアンを子供向けに書くわけですから、仕方がない話ではあります。
「赤毛のアン」の中のキリスト教の暗喩、比喩はいろいろあります。例えば、登場人物の名前です。アンは、聖母マリアの母親の名前です。アンを引き取って育てるのはマリラとマシューの年老いたきょうだいです。
「赤毛のアン」の中のキリスト教の暗喩、比喩はいろいろあります。例えば、登場人物の名前です。アンは、聖母マリアの母親の名前です。アンを引き取って育てるのはマリラとマシューの年老いたきょうだいです。
マリラは聖母マリアのマリアから。マシューはイエス・キリストの12使徒のひとりの「マタイ」から、というようにもう名前からキリスト教の影響が当たり前のように投影されているわけです。
でも・・・
キリスト教の文化背景を知らなくても、シェークスピアの引用部分がカットされていても、「赤毛のアン」は日本でたくさん、たくさんの人たちに読まれ、愛され、影響を与えているわけです。
それは、キリスト教うんぬんを飛び越えた、奥の奥にある「赤毛のアン」の世界がすばらしいからなのだと思います。
ライアーのことを調べれば調べるほどに、その背後に鎮座しているルドルフ・シュタイナー、そしてシュタイナーが広めた「人智学」という思想、そしてその思想に影響を受けてライアーに関わっている人たちの存在が、もはや素通りできない存在になってきます。
私はライアーを弾いて22年(2020年当時)になりますが、実はず~っとシュタイナーや人智学に関してはよくわからないまま「???」だったので、とにかくきれいな音色でライアーが弾けるようになることに注力してきました。
でも・・・
ライアーを弾くのに、シュタイナーや人智学のことを知る必要があるのか?
欧米でライアーを弾いている人たちはほぼ100%人智学に関りがある人であるのに、日本では、「人智学」「シュタイナー」は隠れてしまい、楽器としてのライアーが広く楽しまれています。
ルドルフ・シュタイナーのことを知らなくても、ライアーが生み出された背景の人智学の事なんて見たことも聞いたこともなくても、あなたは「ライアー」の音色に惹かれて、そして弾いてみたいと思った。
でも・・・
キリスト教の文化背景を知らなくても、シェークスピアの引用部分がカットされていても、「赤毛のアン」は日本でたくさん、たくさんの人たちに読まれ、愛され、影響を与えているわけです。
それは、キリスト教うんぬんを飛び越えた、奥の奥にある「赤毛のアン」の世界がすばらしいからなのだと思います。
ライアーのことを調べれば調べるほどに、その背後に鎮座しているルドルフ・シュタイナー、そしてシュタイナーが広めた「人智学」という思想、そしてその思想に影響を受けてライアーに関わっている人たちの存在が、もはや素通りできない存在になってきます。
私はライアーを弾いて22年(2020年当時)になりますが、実はず~っとシュタイナーや人智学に関してはよくわからないまま「???」だったので、とにかくきれいな音色でライアーが弾けるようになることに注力してきました。
でも・・・
ライアーを弾くのに、シュタイナーや人智学のことを知る必要があるのか?
欧米でライアーを弾いている人たちはほぼ100%人智学に関りがある人であるのに、日本では、「人智学」「シュタイナー」は隠れてしまい、楽器としてのライアーが広く楽しまれています。
ルドルフ・シュタイナーのことを知らなくても、ライアーが生み出された背景の人智学の事なんて見たことも聞いたこともなくても、あなたは「ライアー」の音色に惹かれて、そして弾いてみたいと思った。
実際にライアーの音色、そして、深い響きに触れて「いいな~」と思った。 それでいいわけです、すばらしいわけです!
シュタイナーや人智学を飛び越えた、その奥にある「ライアー」の世界に触れることができた。
否、「ライアー」という存在自身がその人智学という垣根の奥から手招きをしたのかもしれません♪
そして、もしも、もしも何かの機会にふと、シュタイナーや、人智学というものに興味を持って少し調べてみたら・・・
「赤毛のアン」のアンという名前が、聖母マリアのお母さんの名前だったんだ~というような、「なるほど!」という発見があなたを待っているかもしれません♪
シュタイナーや人智学を飛び越えた、その奥にある「ライアー」の世界に触れることができた。
否、「ライアー」という存在自身がその人智学という垣根の奥から手招きをしたのかもしれません♪
そして、もしも、もしも何かの機会にふと、シュタイナーや、人智学というものに興味を持って少し調べてみたら・・・
「赤毛のアン」のアンという名前が、聖母マリアのお母さんの名前だったんだ~というような、「なるほど!」という発見があなたを待っているかもしれません♪