千一夜第2章第32夜 錬金術

2009-10-23 18:49:48 | その他
2009.10.23(金)

数年前までは電話による先物投資などの勧誘が頻繁にあった。勧誘する側はノルマ等もあり必死であったが、勧誘される側にとっては、仕事中にも関わらず前触れ無くいきなり電話による勧誘を開始されても戸惑うばかりであり迷惑この上ないといった有様であった。勧誘する業者にもいささか怪しげなものも多くあったようにも思う。

しかし投資者保護の観点から2007年9月より施行された金融商品取引法(金商法)により、そういった勧誘方法はめっきり影をひそめた。それでも時たまそういった勧誘電話があるが、今日では完全に違法な勧誘なのでこのような業者には十分注意が必要である。このことは以前、このブログにも記載したことがあったと思う。

金商法は嘗ての証券取引法を中心に金融先物取引法、その他金融商品に関する法律を横断的に統合・一本化して包括的な法律にしたものである。その狙いは業者への規制を強化して、投資者の保護を行うことにある。

そこで業者による勧誘のことであるが、先月だったかFX取引の勧誘があった。金商法上の勧誘手順無視のものであったので、今時こんな勧誘をするの?と疑問に思い、そのことを投げかけてみるとすごすごと引き下がっていったのだが、投資者保護ということもありますが、自己責任のこともありますのでくれぐれも皆さん注意しましょうね。

現在、FX自体は非常に人気のある商品です。FX取引というのは、外国の通貨を売買して利益を得る取引のことです。
簡単に説明すると、為替レートが1ドル100円の時、10万円分のドルに替えると1,000ドルになります。後日そのドルを日本円に替えます。この時、1ドルが110円だったら1,000ドルが11万円になります。つまり1万円の利益が出たことになります。逆に円高になると損失が発生することになります。

FX取引は元金以上の売買ができるリバレッジ効果も期待できますし、24時間取引が出来るし、他の金融商品よりも手数料が安いし、スワップポイントで利益が出るし、価格が0になるリスクが少ないということが挙げられます。

しかし逆に沢山のリスクも抱えています。
・第1に為替変動リスク、常に通貨の価値が変動していますので、価値が下がれば為替差損が発生します。
・次に金利変動リスク、通貨の金利差であるスワップポイントが極端に下がる場合があり、スワップポイントを支払わなければならないこともあります。
・それからレバレッジリスク、自己資金の500倍までの取引が可能なので、僅かな資金でも大きな利益を得られる可能性があると同時に、逆に損失を出した場合には預けた証拠金以上の金額を払わなければならないこともあります。証拠金以上の損失を防ぐ方法では、ロスカットやマージンコールなどのリスク管理により損失を軽減させることが出来ます。
・他には信用リスク(クレジット、デフォルト)、業者が経営破綻した際には、証拠金や利益が保全されない場合があります。
・また買った通貨の国で災害やテロ、暴動が起こり治安が悪化することにより価格の急落といったカントリーリスク。
・取引量の少ないマイナーな通貨では、売買相手も少ないので取引が成立しないという流動性リスク。
・その他オペレーショナルリスクやネットリスク(モバイル)などのリスクも内包していますので注意が必要です。

因みに、私は取引を行っていませんが、初心者が始める時にはレバレッジを3倍くらいに留めておいた方が無難でしょうね。

【10月23日過去の釣行記録】
・1997年大畠大島大橋下、06:00~16:00、釣果=イシダイ狙いボウズ、ハマチ1
・2006年華西防波堤、19:00~21:45、大潮、釣果=メバル5・シマイサキ1・タナゴ1・アジ少々

【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。

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