霊峰富士の姿に、もう、羽田が近いことを知る。
楽しかった旅が、もう、終わろうとしている。
旅の終わりは、いつもセンチメンタル。
歳を重ねれば重ねるほど、センチメンタルになるのは、何故だろうか。
眼下に、海が近づいて来た。光る海が眩しい。
JAL機は、少しずつ高度を下げて着陸態勢に入った。
いよいよ着陸かと思っていたら、機体は高度を上げて上昇し始めた。
「えっ、どうしたの?」私の中で、緊張が走る。
暫くして、機長のアナウンスが入り、「鳥の大群により、予定の滑走路が閉鎖されましたので、
15分後に違う滑走路に着陸いたします」
そうだったのね、思わずヒンヤリしたけど、良かった!こんな形のヒンヤリは心臓に良くないものだ。
伊丹から1時間の空の旅でしたが、次回の関西へは、陸にしょうかな。