Lespedeza Museum of Photography レスペデーザ写真美術館

カメラマンな管理人のおたく趣味の雑記と二次創作&コスプレ写真のブログです。Lespedeza(萩)の花言葉は柔軟な精神。

当ブログはアルト×シェリル(アルシェリ)<@マクロスF>を応援しております。

2008年07月12日 22時45分41秒 | 二次創作小説

先日放送分のマクロスF、情報が出れば出るほど判らないことが出てきて先々気になるところであったりします。

その一方で主人公早乙女アルトとヒロイン二人、シェリル・ノームとランカ・リーの関係がどうなっていくのかも大変気になることです。

12話以降、事実上の

『ずっとランカのターン』

が続いていて、先の展開が読めない状態です。ランカも凄く素敵なキャラだと思うのですが、カップリング的には

『アルト×シェリル』

が好きだったりします。

元々シェリルに対する印象が最悪だった(第1話で素人を楽屋に入れるなとグラス中尉に怒っていたのを見て「この人プライド高すぎ」と思いました)のですが3話でのアルト達とのやり取りで徐々に印象が変わりました。

ここ数話でグレイスに裏切られていた(利用されていた?)わ、アルトへの気持ちが空回りしてしまっているわでシェリルの今後がますます気になるところです。

ところで先日マクロスF14話の感想を書いたときに書ききれなかったツッコミ、感想を書いておきたいと思います。

  • 新統合軍の活躍ぶりに内心拍手
  • やはり反応兵器は凄すぎる
  • マクロス・クォーターの艦長さんはさり気なく漢(おとこ)だと思う
  • 腹黒すぎるよレオン・三島
  • グレイスさん、ガリア4からどう戻ってきたと説明する気?
  • みんなしてピザ食べていたのはピザハットとの提携キャンペーン?(放送前にキャンペーン自体終了してますが)

マクロスF15話が待ち遠しいです。時節ネタでアルシェリ書ければ良いのですが、時間が確保できるかちょっと怪しいです(orz)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マクロスF感想:第14話「マザーズ・ララバイ」

2008年07月11日 22時25分10秒 | 日記

マクロスF第14話

『マザーズ・ララバイ』

前回、グレイス・オコナーが起動させた“ディメンション・イーター”の為に危うく殺されかけたアルト、シェリル、ミハエルの三人。

ミハエルとシェリルはバジュラ艦隊のフォールドに紛れる形で脱出。アルトも危機を脱しますが、そこで目撃したのは惑星全体の三分の一ほどがざっくりえぐり取られたガリア4でした。

L.A.Iの特製フォールドドライブでフロンティア船団に急ぐアルト。その一方でフロンティア船団もバジュラとの決戦に挑みます。

全体を通して非常に面白い回でしたが、ルカにカナリアにアルトに○○フラグを立てすぎじゃないかと思い、挙げ句ルカとミシェルが危うく死にかけたりしましたからはらはらしました。

またシェリルのアルトへの気持ちが空回りしているのがなんとも切なかったです。

その一方でピクシー小隊のナナリアがあまりに早い(しかも特段の見せ場もないまま)退場となってしまい

「そりゃないよ」

と思いました。

今回色々と謎が出てきて頭がこんがらがっている次第です。バジュラ母艦に囚われとなったランカの目前に現れた謎のビジョン(お母さんのランシェ・メイ?)と彼女とランカの歌にバジュラが反応したこと。

今まで正体を隠していたブレラ・スターンがあっさり身元を明かした事も今後の展開に色々含みがありそうです。

そして終わり際にやはり復活を果たした生体ターミネーターことグレイス・オコナーの発した

「彼女がリトル・クイーンだったとは」

という謎の発言。

次から次へとパズルのピースが出てきて、しかもそれが複雑に絡んで真実の姿が見えない。マクロスF、これからますます気になります。

気になると言えば次回グレイスがシェリルのマネージャーに復帰するみたいなのですが、あの状況でどう生還したふうに説明するのか、気になっております。

そして予告でグレイスと一緒にいた謎の人物。オズマじゃないかとにらんでいたりするわけですが、そこも大変気になるところです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二次創作マクロスF「Solo Wing Fairy」part3

2008年07月10日 21時25分24秒 | 二次創作小説

翌日の午後。

マクロス25の格納庫にアルト、ミハエル、ルカ、シェリルの新生スカル小隊のメンバー全員が集まっていた。

加えてクラン・クラン、キャサリン・グラスもその場に。

元スカル小隊隊長のオズマはカナリアから絶対安静を言い渡され、モニターでこの場の様子をみている。

本来なら完全に内々でのお披露目だったのだが、あの銀河の妖精がS.M.Sの正式隊員になったということで遠巻きのギャラリーもかなりの数になっていた。

彼らの視線の先、格納庫の中央にカバーで覆われたシェリルのバルキリーが鎮座していた。

「えー、それではシェリル・ノーム准尉のVF-25のお披露目を開始したいと思います」

シェリルのVF-25の改造に携わったルカがこのお披露目の司会である。

「細かい仕様説明は後にして、まずは機体をお見せしたいと思います、シェリルさんお願いします!」

ルカの合図でシェリルがウィンチのスイッチを押す。

カバーが取り払われ姿をあらわしたシェリルのVF-25を見てギャラリーからどよめきが起きた。

「グラス中尉、これは…」

「ええ、完全に想像の範囲外だわ…」

とクランとキャシーが呟く。

「これはまた“らしくない”な。なかなか素だけど」

とミハエルが感想を漏らす。

「お嬢さん、なかなかやるじゃないか」

モニター越しのシェリルのVF-25をみてニヤリとするオズマ。

「シェリル、この機体は…!?」

「どう?“片羽の妖精”に相応しい機体だと思わない?」

驚くアルトにシェリルが満面の笑みで答える。

アルト達やギャラリーが驚いたのはシェリルのVF-25の“色”が原因だった。

シェリルのVF-25に関しては誰もが明るい系統の色、中にはピンクや黄色という予想をたてた者までいたがとにかく明るい系統のペイントがされていると考えていた。

ところが実際のシェリルのVF-25は機体が漆黒に近いダークグレーで塗られていた。

それだけでも驚きに十分値したが、漆黒のボディーで一部分だけ、右の主翼だけが真っ赤に塗られていた事が驚きをさらに大きくしていた。

「“片羽”っていうぐらいだから右翼が真っ赤に塗られているのは解る、けどなんでこんな黒い色の塗装をしたんだ?シェリルらしくないぞ」

あまりに意外なシェリルのVF-25の塗装にアルトが問い質す。

「今の私はあの人に公式には生存を抹消されたいわば“亡霊”。そんな亡霊にはこういう色が相応しいんじゃない?」

アルトの質問に少しはにかみながら答えるシェリル。

「そういえば、格闘戦に特化した機体にしてあるって言ってたけど…」

クランが不思議そうにシェリルのVF-25を眺める。

「それなら、ほらそこですよ」

そうルカが指差す先、変形後に人の上腕部に相当するところに巨大な折りたたみ型のブレードが対で取り付けられていた。

「W-06“カルディア”、VF-25の試作兵装の一つである大型ブレードに手を加えて装備させました」

ディスプレイを使い、特殊兵装の説明をするルカ。

「でもルカ、うちでまだこんな装備のテストしてないだろ?どうやってこんな兵装のデータを手に入れたんだ?」

「アルト先輩それなら、このカルディアを含めたVF-25の技術データを実家と新統合軍のコンピューターから勝手に貰って、あとはここのラボで仕上げました」

アルトの質問にしれっと返答したルカだったが答えを聞いたアルトの方が青ざめた。

「おい、それってまさか…!」

「??」

アルトとルカのやり取りが理解出来ず困惑するシェリルを見かねてグラス中尉が言葉をかけた。

「フロンティアでは企業に対するスパイ行為に関して厳しい罰則があるの」

「ましてやルカのやった事は軍事機密の漏洩だ」

「露見した場合よくて20年以上の懲役刑。最悪の場合、僕は銃殺刑です」

グラス中尉に続いてのミハエルとルカの言葉にシェリルは言葉を失った。

「そんな、ルカくん…。」

「シェリルさん、そんなに悲しい顔をしないで下さい」

シェリルに微笑むルカ。

「僕の実家のL.A.I、そこがディメンション・イーターのようなあんな恐ろしい物を作って、しかも首席補佐官やグレイスの悪事に荷担している。僕はその事を絶対に許しません」

「アルト先輩達のお陰で救われたこの命です、彼らの悪事を止める為ならなんだってやってみせます。大丈夫、ばれるようなへまはしませんから」

「ルカくん…」

ルカの決意に涙ぐむシェリル。

またルカの言葉を聞き、場に神妙な空気が流れた。

グレイス達の策謀により、反逆者の汚名を着せられたS.M.Sマクロス25。

しかしS.M.Sのメンバー全員がこのままでは終わらせないと心に誓っていた。

グレイス達の企てを打ち破り、必ずマクロスフロンティアに帰る、アルト達S.M.Sの確固たる決意である。

「ゴホンッ」

妙に雰囲気の良いルカとシェリルを見かねてアルトが咳ばらいをする。

その咳ばらいに我に帰る二人

「シェリル・ノーム准尉」

「は、はいっ!」

いつになく真面目なアルトの声に姿勢を正すシェリル。

「本日、一五三○時をもって貴官をS.M.Sスカル小隊の一員として正式に迎える」

アルトがシェリルに向かい敬礼する。

「Yes Sir!!」

シェリルがビシッと敬礼を返し、場内が拍手と歓声に包まれた。

「よろしくな、シェリル」

「ええ、アルト」

周りの喧騒をよそに固く握手を交わすアルトとシェリルだった。

おわり

あとがき:マクロスF第14話の放送に間に合わせたいと思いましたが、なんとかそのように出来ました。

“もしシェリルがスカル小隊に入るんだったらこんな展開がいい”

という思いで書き上げた次第です。ちなみに、今回登場させたシェリル専用のVF-25、カラーリングに関して元ネタがあります(そもそも“片羽の妖精”というネーミングも同じ元ネタから来ている訳ですが)

マクロス世界的に考えれば、シェリルのVF-25に一番イメージが近いのは

『SV-51γ イワノフ機』

のカラーリングなんですが、作者の頭にあったのは

『ラーズグリーズの英雄(亡霊?)+片羽の妖精(Solo Wing Pixy)』

だったりします。某フライトシューティングゲームに登場する戦闘機のカラーリングを二つひっつけたイメージがシェリルのVF-25だったりします。

マクロスF(アルト×シェリル)に関しては本編が思いっきりシリアス展開のため、本編から切り離して話を考えないと難しいかなという思いです。時節ネタなんかも書きたいかなぁというところです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二次創作マクロスF「Solo Wing Fairy」part2

2008年07月10日 01時25分14秒 | 二次創作小説

「お隣り、いいかしら?」

シェリルの言葉にアルトは黙ってうなずく。

カウンター席のアルトの左隣に座ったシェリルの顔を見てアルトはハッとした。

僅かだが目が赤くなり、少しやつれた顔立ちに彼女がつい先程まで泣いていた事を思い知らされた。

シェリルは黙ったまま持っていたミネラルウォーターのボトルに口をつける。しかしそれ以外何か言葉を発する訳でもなく、そして決してアルトの方を向こうとしなかった。

「…シェリル」

そこまで言ったものの、どう切り出せば良いか分からず言葉に詰まるアルト。

逆に話を切り出したのはシェリルからだった。

「アルト、私はどんなにあなたに戦う事を反対されても今の気持ちを変える気はないわ。わがままと思われようと身勝手な女と思われようと、この戦いから逃げ出したくないの」

アルトの方を決して見ようとせず言葉を紡ぎ出すシェリル。

彼女の発する言葉はゆっくりと、しかししっかりとした決意が込められた言葉だった。

その言葉を聞いて気持ちの整理がついたアルトが口を開く。

「シェリル、俺はあんたを戦場に出して死なれる事が怖かった。シェリルを失いたくない一心であんたの切実な思いから目をそらしたんだ」

そのアルトの素直な言葉にシェリルはようやく彼の方を向いた。その表情は驚きと嬉しさが入り交じったものだった。

「馬鹿ね、私がそんな簡単に死ぬ訳ないでしょ?そんなのだったら当の昔にこの世とお別れしているわよ」

アルトの優しさに触れ、その嬉しさで溢れそうになる涙をごまかそうと笑ってみせるシェリル。

しかし、すぐに何かを思い出したのか、シェリルは急にしおれてしまった。

「おい、大丈夫か?」

「ごめんなさい。今の私、考えてみたら“半分死んでいる”って思ったら切なくなっちゃって」

「半分死んでる?確かに俺やシェリル、それにミシェルも公には死亡扱いだけど」

「それもあるけど、ねぇアルト私のあだ名何か覚えてる?」

そう問われてアルトは考えを廻らせた。

「確か“銀河の妖精”だったよな?」

「ええ、そして今の私は『歌』という羽をもがれた“片羽の妖精”なのよ」

「片羽の妖精?」

「そう、今の私があるのは“歌”を歌ってこれたから。“歌”があったからここまで羽ばたいてこれた。けど今の私はその歌を奪われてしまったわ。“あの人”の手によってね」

シェリルが『あの人』という言葉を発した時、彼女が落ち込むのがアルトにも判った。

シェリルが長く信頼していたマネージャーのグレイス・オコナー、その彼女が一連の事件の黒幕の一端を担い、ましてシェリルを亡き者にしようとしていた事実はシェリルをおおいに落胆させていた。

マクロス25に来てからシェリルはグレイスの名を口にせず、“あの人”と呼んでいた。

「けどね、アルト」

そう話すシェリルの口調は少しだけ明るさを取り戻していた。

「私の羽は全てもがれた訳じゃないわ」

「?」

「今の私にはアルトやS.M.Sの人達がいる。そしてバルキリーという羽がある。だから私はまだ羽ばたく事ができる」

「そして“歌”という羽をもう一度取り戻すの」

シェリルの言葉を聞いてアルトは安堵していた。

シェリルの言葉を聞いて彼女の決意が確かなものだと確信を持てたからだ。

「けどシェリル」

アルトが口を開く。シェリルの決意が本当に本物か確かめる為に、あえてある質問をする事にしたのだ。

「“あの人”と対決することになってもシェリルは戦う出来るかい?」

アルトの言葉にシェリルの表情が固まる。

そしてシェリルは唇をキュッと噛んだ。

「ずいぶんと意地悪な質問をしてくれるわね、アルト」

そう言ってシェリルは一つ深呼吸し、言葉を続けた。

「“あの人”との対決、出来るわ、いやしなきゃいけないの」

「だってそうでしょ、私が知っているあの人が悪事を企て、何の罪もない人達を惑星一つ巻き込んで平然と殺してしまうような事をして、そんな事誰かが止めなきゃいけない。でも他の誰かじゃなく、自分で彼女と決着をつけたいの!」

そこまで言って感情が高ぶったのか、シェリルの目から涙が溢れはじめた。

鳴咽の為に言葉が続かずうなだれるシェリル。そんな彼女を見ていられず、アルトはシェリルを抱きしめた。

「すまない、シェリルの決意を確かめたかったとはいえ君に辛い思いをさせてしまって」

その言葉を聞いてアルトの腕の中でシェリルは静かに首を横に振った。

「出来ることなら私あの人に直接、問い質したいの。なんでこんな悪事を企ているのかって」

「知らないままなんてあまりにも目覚めが悪すぎるもの、プロになってすぐのころから私と共に歩んできたあの人があんな恐ろしい事をした理由を」

長らく自分と共に歩んできた敏腕マネージャー。その彼女が惑星一つを消滅させ、様々な謀略を企て、自分を亡き者にしようとした。その事実を目の前にしてもシェリルは心のどこかでグレイスの事を信じていたいと思っていた。

だからこそ、自分が直接彼女に問いただしたいとシェリルは考えていた。

「その為にも俺達と一緒に戦いたいと?」

アルトの言葉に頷くシェリル。

「それに…」

「それに?」

「私の為に戦ってくれる人がいる。そしてその人は私が好きな人。好きな人の力になりたいの」

その言葉を発した後シェリルはとんでもなく恥ずかしい台詞を吐いた事に赤面し、アルトの胸に顔を埋め、アルトはアルトでどう対処して良いか判らず、その場で固まってしまった。

そんな二人の様子を遠くから見守る人影が。

ミハエル・ブランとクラン・クランの二人である。

「なぁミシェル、これで良かったのか?」

「こうでもしなきゃあの二人いがみ合ったままになってたからな」

実はアルトにクランが接触したのはミハエルのアイデアだった。加えてシェリルにそれとなくレクリエーションルームに向かうよう仕向けたのもミハエルだった。

彼らを含めS.M.Sの人達はアルトとシェリルの関係をひそかに応援していた。だからこそ二人の喧嘩に心を痛めあれこれ裏工作をしていたのだった。

「そろそろ行こう、今の二人に気付かれたら後が怖い」

「そうしよう、ミシェル」

二人はアルト達に気付かれないよう、その場を後にした。

その後もしばらく抱き合うような形になっていたアルトとシェリル。先に口を開いたのはアルトだった。

「シェリル、きみのVF-25だけど、何かアイデアはあるのかい?」

「え!?」

「シェリルの空戦格闘術の高さを生かせる機体をチューンナップできないかと思ってさ」

「それならルカくんの協力を既に仰いでるわ」

「ルカの?」

ガリア4からアルト達が帰還したあと、スカル小隊のルカ・アンジェローニはひどく落胆する事になる。

グレイス・オコナーとレオン・三島の謀略を垣間見た為に、グレイスにキャサリン・グラス共々殺されそうになった事に加えて自分の実家であるL.A.Iで開発された人工フォールド断層発生装置、通称

ディメンション・イーター

がアルト達を抹殺する為にガリア4で使われた事を知り、すっかり気を落としてしまったのだ。

仲間の助けもあり何とか持ち直したルカだったが最近はハンガーに篭る事が多くなっていた。

「それであいつ、最近自由時間にあまり姿をみせなかったのか」

「こんなこともあろうかと彼にいち早く協力を頼んで良かった。実は明日の午後には仕上がる予定なの」

「意外と手回し早いんだな」

「まあね」

そんなシェリルの言葉を聞きつつ、室内の時計に目をやるアルト。時刻が午前0時少し前を指していた。

「シェリル、今日はもう遅い、そろそろ寝るぞ」

「了解です、隊長どの」

軽く敬礼をするシェリルの頭をアルトがコツンと小突く。

「調子に乗るな」

「はい」

部屋を出る際、シェリルがアルトの肩を軽く叩いた。

アルトの振り向き様にシェリルが彼の頬にキスをして、そのまま走っていく。

アルトは頬に残る柔らかな感覚の余韻を感じながら部屋を後にした。

つづく

あとがき:昨日のアルト×シェリル小説の続きになります。本当はシェリル専用VF-25のお披露目でしめとしたかったのですが、本編が長くなりすぎた為にその部分は後日掲載にすることにしました。

『そんなのどうでもいいじゃん』

と言われそうですが、シェリル専用VF-25はこの話を考えた時の肝の為、省くことが出来ませんでした。

マクロスF14話の放送も間近ということで本編も色々と楽しみな状況です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二次創作マクロスF「Solo Wing Fairy」part1

2008年07月09日 01時31分40秒 | 二次創作小説

マクロスFの二次創作小説ですが、この先

○本編から逸脱した独自展開
○極度のアルシェリ展開
○ネタ三昧

となっております。苦手な方は引き返す事をお勧めします。

-これまでのあらすじ-

ガリア4から帰還したアルト達。バジュラ艦隊も撃滅に成功するもバジュラ母艦に囚われていたランカ・リーは謎のバルキリー乗りブレラ・スターンに連れ去られ行方不明に。

しかもS.M.Sは再び現れたグレイス・オコナーと彼女と結託したレオン・三島の策謀により、ガリア4の崩壊の引き金を引いた張本人に仕立て上げられ、強制武装解除直前に辛くもマクロス25はフロンティアからの脱出に成功。

しかしオズマ・リーがこの脱出劇のさなかに深手を負い、アルトが新たなスカルリーダーに任命される事に。

一連の事件の裏にマクロスギャラクシーの存在が見え隠れするなか、マクロス25は手掛かりを求め、かろうじて判明した謎のバルキリーの行方を追っていた…。

マクロス25のレクリエーションルームの一角。

早乙女アルトは一人昼間の出来事を思い返していた。

「アルトの馬鹿!」

この日、アルトはシェリル・ノームと喧嘩になった。

当初(奇跡的に宇宙船で崩壊するガリア4から脱出出来たとしてフロンティアに再び現れた)グレイスによりアルト達共々ガリア4で死亡した事にされた揚げ句、グレイスと結託したレオンの配下に殺されそうになったシェリル。

アルト達S.M.Sの助けでマクロス25に匿われた彼女は自分もアルト達と戦いたいとアルトに懇願した。

しかし、アルトはシェリルの頼みを頑なに拒み、その結果激しい言い争いになったのだ。

ミハエルに窘められたアルトだったが、それに対してアルトは押し黙ったままだった

シェリルは昼以降自室に篭ったきりで一度も顔を合わせることがなく、一方、寝付けないアルトは同室のミハエルに申し訳なく思い一人レクリエーションルームで時間を過ごしていた。

「どうした、少年」

その声にアルトが振り返るとピクシー小隊のクラン・クラン大尉が視線の先にいた。

「大尉」

「ちょっと隣いいか」

アルトがうなずくとクランはマグカップを手に彼の隣に腰掛けた。

「大尉も寝付けないんですか?」

「まあな、色々ありすぎたせいかも知れないがな」

「それ、温めたミルクですか?」

「寝付けないときはこれに限る。まさかこの身体で酒という訳にもいかないしな」

そういってクランはカップの中身を一口飲んだ。

そして一息ついてアルトを見つめるクランの瞳はいつになく真剣だった。

「ミシェルから聞いたぞ、シェリルと昼間に喧嘩したそうだな」

「…。」

「一部隊を率いる人間が些細なことで喧嘩するとはな」

「些細なことじゃありません」

「些細なことではない?」

「彼女が無茶を言うからです」

「何が無茶だというのだ?」

「パイロット技能も不確かな人間がいきなり一緒に戦いたいだなんて無茶ですよ」

「ガリア4や先のバジュラとの戦いでの彼女の技量を見ても不確かと言えるか?」

クランが指摘するとおり、ガリア4やバジュラ艦隊との戦いの際、ミハエルの機体を任されたシェリルは類い稀な技量を見せていた。

「でも彼女は素人です」

「お前だって半年前はただの素人だった」

「うっ」

半年前のバジュラ襲撃事件、それを契機にアルトは戦場に身を置く事になったが、それ以前はバルキリー乗りを目指していたとはいえ一介の学生でしかなかった事をクランに突っ込まれだまるアルト。

「今の我々には少しでも戦力が欲しい。一体彼女が実戦に参加することの何が不満なのだ?」

「不満は、ないです」

「?」

「怖いんです、彼女をシェリルを失う事が」

アルトの言葉を聞いてクランはむっとした。そして少し語気を強めて話を切り出した。

「アルト、おまえは死にたくてここにいるのか?」

「えっ?」

「シェリルも死にたくて自ら戦場に赴きたいと思った訳ではあるまい。そして我々と一緒に戦いたいという決意が生半可なものではないことも判っているはずだ。何故彼女の気持ちを汲み取ってやれないのだ?」

「それは…」

「戦士なら、男なら仲間を戦友を守って戦い抜こうと何故思えない?今の貴様はあのオズマが認めた男とは到底思えないぞ」

クランの激しい言葉にアルトは返す言葉がなかった。シェリルの気持ちが生半可なものでないことはアルトも判っていた。

しかし、シェリルを失う事への恐怖から彼女の気持ちに目を背けていたアルトだった。

「もしシェリルの事が本当に好きなのなら、彼女の決意を信じてやれ。それが隊長のいや男としての責務だと思うぞ」

「…!!」

クランの言葉に目を丸くするアルト。思わずクランを凝視する。

「なんだ、その顔は?いくらニブイ人間でもあれだけ仲睦まじければ気付かないほうがおかしいと思うがな」

そこまで言ってクランはまたカップに口をつける。

そして何かの気配に気付き後ろを振り向く。

視線の先の人物に

『御武運を』

とウィンクしてクランは席をたった。

「大尉、もう行かれるんですか?」

「まぁ、な。私は邪魔になりそうだからお暇するとしよう。後はお前の頑張り次第だ、頑張れよ少年」

「大尉?」

部屋を出るクランを視線で追っていくうちにアルトは部屋の入口に立っている人物にようやく気付いた。

「…シェリル」

S.M.Sの制服を身に纏ったシェリル・ノームの姿がそこにあった。

つづく

あとがき:先週放送分で急転直下となったマクロスF。

今後の展開を妄想しつつ、アルシェリをメインに考えたのが今回のお話だったりします。

せっかくパイロットを目指すようになった以上、シェリルにはS.M.Sに入って貰いたいなぁという強い思いがあります。

それもあって今回のお話を書きました。

早くに続きを書きたいところです。

7月9日追記:タイトルを変更しました。

直訳すれば

「片羽の妖精」

というタイトルです(判る人にはわかるネタです)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テイルズオブジアビス、地上波アニメ化!?

2008年07月08日 00時43分45秒 | 日記

寝ようと思いPCを切ろうかと思った矢先、mixiニュースでこんな記事を見つけました

『人気ゲーム「テイルズオブ」シリーズの地上波アニメ決定』

話によるとテイルズシリーズの一つ

「テイルズオブジアビス」

を地上波アニメで今年の秋から放送するのが決まったという内容でした。

アビスは人気が高く、個人的にも好きなゲームなので興味があるところです。

が、個人的にゲームからアニメ、またアニメからゲーム等々他ジャンルへのメディアミックス自体にあまり良い思い出が無いため、かなり不安であったりもします。

ちょっと古い話になりますがスクエア・エニックスの

「スターオーシャンシリーズ」

のメディアミックスが芳しくなかった(ゲームのコミック化に関しての話ですがスターオーシャンセカンドは作家さんの移籍騒動で打ち切り、スターオーシャンTill the End of Timeも色々端折った挙げ句に終了)という苦い思い出があり果たしてアビスのアニメ化、大丈夫なのかという思いが強いのです。

アビスに関しては内容が濃いため仮に2クール程度の放送になった場合にあれこれ端折られる危険もありそれが原典ファンを納得させられるかどうか大変気がかりだったりします。

また新しくアニメを制作するにあたってキャスティングの変更も否定できず、期待と不安が入り交じった心境です。

ともかく、こちらでは放送時間未定ですがCBC系列での放送ということで多分深夜枠じゃないかなぁという感じですが、ともかく後々情報が出るまで慎重に見守りたいところです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コスメル。in大阪南港WTCコスモタワー

2008年07月07日 00時06分17秒 | イベントレポ

(更新の関係で時系列が少しずれていますが)昨日のリトルワールドイベントに引き続いてのイベント参加となった7月6日の

『コスメル。in大阪南港WTCコスモタワー』

早朝に自宅を出て名古屋駅から近鉄で大阪へと向かいました。時間的にJRの在来線を使う手もあったのですが、乗り換えの手間と身体を休めた状態で移動したかったので近鉄特急を選択した次第です。

案の定終着駅までほとんど寝た状態でそこからは地下鉄・ニュートラムを乗り継いで会場着となりました。

着いたのがイベント開始直前ということでかなりの人が列んでいる状態でした。自分は一般参加のためある程度時間が経つまでは出来ることが無く、フェスパ内で時間を潰しておりました。

当初、このWTCでのイベントに参加するにあたって気がかりというか不安がありました。先月末のイベントからこれまで統一されていていなかったガイドラインが正式に策定され、かなりの制限が出来たことを知っていたのでどれほど影響があるか気がかりな状態でした。

実際のところ

  • フェスパ3階の一部区画で撮影が全面的に禁止
  • フェスパ2階の一部(ブライダルショップ周辺とエレベーターホールの一部)での撮影並びにコスプレのままでの立ち入り禁止
  • コスプレ衣装全般に関して細かい規定の策定

等々参加規約を貰って読んだのですが、かなり細かい部分までガイドラインが出来ておりました。

一般の方も多くおられる商業施設内でのコスプレイベントということであれこれ細かいルール付がなされるのは当然の事ではありますが、一部の場所で撮影できなくなったのはコスプレイヤーさんにとっては大きな損失かなぁと正直思いました。

ある程度コスプレイヤーさんが出揃うまでやれることがなにもなく、折角なのでコスモタワーの展望台にも行って来ました。

このWTCコスモタワーの55階にある展望台、一応コスプレイベントの会場に設定されてはいるのですが、行ったタイミングが悪かったのか一般の方しか居られませんでした。

あいにく天気が微妙で遠くが霞がかかっている状態でしたが、展望は確かに良く撮影向きではあるかなと思いました。

今日のイベントに関しては

  • マクロスF
  • 金色のコルダ
  • ガンダム00
  • コードギアス~反逆のルルーシュ~R2
  • 家庭教師HITMANリボーン
  • D.Gray-man

など各ジャンル選り取り見取で大盛況でした。個人的には今一番はまっているマクロスFのレイヤーさんが多数おられた事がものすごく嬉しかったです。

ところで気がかりの一つとなっていた

『コスプレ衣装の制限』

なんですが、実際のところどうだったのか微妙な感覚でいます。というのも規定を厳密に解釈するならNG扱いになっていてもおかしくないキャラのコスプレイヤーさんが普通におられたのでよほどのことがない限りNGになることはないのかなぁという思いです。

ただし、実際NGになるかどうかは実際の衣装をみないと判らないという場合も多いでしょうし、事前に主催団体に問い合わせるのがベストだと思いました。

マクロスFレイヤーさんとマクロスの話で盛り上がったり、以前お世話になったコスプレイヤーさんに偶然再会するなど色々ありましたが、リトルワールドに引き続いてイベントを堪能することが出来ました。

あれこれやっているうちに18時近くとなり、撤収する方々も多く見受けられるようになったことから自分も現地を撤収することにしました。

帰りに関しては難波あたりで少し遊ぼうかとも思ったのですが、土曜日に引き続いての遠征で身体にガタがきていたのと月曜日以降仕事が忙しくなるのが請け合いだったため、早々に引き上げることにしました。

帰りの新幹線のチケットは既に手に入れていたのでそのまま新大阪まで向かい愛知への帰還となりました。

久々に大きなイベントに出て思う存分楽しむことが出来ました。これで月内に関してはイベント参加は無し(大きなイベントが今月中無い上に仕事等の関係で行きにくくなるので)という感じで居ます。

最後に素敵コスを撮らせて頂いたコスプレイヤーの皆様、月並みではありますが本当に有り難うございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

行って来ました、コスメル。in愛知リトルワールド

2008年07月05日 20時29分03秒 | イベントレポ

今日ですが久々に真っ当にコスプレイベントに参加してきました。

先月色々あってまともにイベントに行けなかったことや、また今週末以降大きなイベントが無いことから奮発してみようと思い立った次第だったりします。

第1弾は愛知県犬山市のリトルワールドで開催の

『コスメル。in愛知リトルワールド』

です。犬山市の野外民族博物館「リトルワールド」で昨年から開催されるようになった県内では珍しい屋外型のコスプレイベントとなったいます。

今日に関してはいくつか所用を済ませてからイベントに行く予定でした。ところが昨晩遅くまであれこれやっていた性で寝坊するという事態に見舞われさりとて用事を放置するわけにもいかず、結果的に会場着が11時過ぎという状態になってしまいました。

会場に着いてからはお決まりで周遊バスのチケットを買いあとは一人気ままに会場をぶらぶらしておりました。

まともにイベントに行くのが久方でまともに行動できるか不安でしたが、やはり場の雰囲気に触発されて暫くしたら自然と調子が戻っておりました。

今日に関しては土曜日開催ということで人出も少ないかなと思っていたのですが思いの外沢山のコスプレイヤーさんがおられました。

ジャンルとしては

  • D.Gray-man
  • ブリーチ
  • 銀魂
  • ARIA
  • ヘタリア

などかなり分散しているような状況でした。今回、場所が場所だけに

「ヘタリア」

レイヤーさんがかなりおられたのは最近流行なのは知っていましたが流石に驚いた次第です。

しかし、今日に関しては「暑い」の一言でかなり参りました。暑さもさることながら実は自分皮膚が弱く気がつけば二の腕が真っ赤になっておりました。

とはいってもあの暑さの中、コスプレイヤーさんの苦労の方が何十倍(Dグレ新教団服などは確実にやばい類なので)な訳で本当コスプレイヤーさんの気力と努力とキャラへの愛には頭が下がります。

以前お世話になったレイヤーさんに再会するなどありましたがあれこれしているうちに終了時間が近づき現地を後にしました。

直接帰還する手もあったのですが一旦名駅まで出ることにしました。来月の夏コミに向けて新幹線のチケットを確保して起きたかったのです。

「ぷらっとこだま」

新幹線“こだま”の指定席が格安(東京-名古屋間で繁忙期でも9000円)で入手可能なため、コミケ帰りに利用しようと指定の売り場(JRの乗車券ではなくツアーパックの扱いなのでみどりの窓口では購入不可です)に向かいました。

ところがここで誤算が生じてしまいました。通常ののぞみに比べて東京-名古屋間で約1時間プラスになるとはいえ格安で指定席券が手に入る為人気が高くまたこだまの本数自体が限られているため目的としていた時間帯での乗車券が確保できなかったのです。

時間を前倒しにすれば何とかなったのですが、あまり早く東京から撤収するのももったいなく、結局明日の大阪遠征の旅券を金券ショップで入手してそのまま帰宅となりました。

東京遠征に関しては色々計画を組み直さないといけない状況のようです。

今日のリトルワールドでのイベント暑さが厳しかったですが久々に楽しむことが出来ました。そして撮らせて頂いたコスプレイヤーの皆様、本当に有り難うございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マクロスF感想:第13話「メモリー・オブ・グローバル」

2008年07月04日 21時57分50秒 | 日記

4日未明に放送されたマクロスF、第13話

『メモリー・オブ・グローバル』

正直申しましてどう感想を書くべきか悩ましい、むしろ感想を書けないというのが正直なところです。

というのも

『前半のアルト&ランカのほのぼの雰囲気は良かったものの中盤から後半以降話が怒濤の展開で(壮絶ネタばれ展開でもありました)感想を書くに書けない』

のです。

今回のお話で“あの人”が黒幕だったことがはっきりしたわけですが、真の目的がいまいち判らず次回以降どうなるか激しく気になるところです。

ところで今回のお話で色々妄想じみた今後の展開を思いついてみました。しょうもないネタなので文字反転してあります。

興味のある方だけどうぞ

  • バジュラは人類が生み出した生体兵器
  • ランカがバジュラにとって重要な“鍵”である
  • グレイスやレオン達の目的は「ゼントラーディ人の排斥」(恒星間戦争の恨みを未だに引きずっている)
  • グレイスがシェリルを殺そうとしたのは人類とゼントラーディが相容れないという前例を作るため(ゼントラーディ人部隊への慰問の最中に死んだとなればゼントラーディ人への憎悪が生まれると考えた)
  • グレイスの本体は別にある
  • 人類の銀河系支配の手先として強力無比なバジュラという生体兵器が作られた(ゼントラーディ軍や観察軍がうようよいるため)

次回

「ママーズ・ララバイ」

は事実上のバジュラ本隊との決戦になりそうなのですが、今後の展開が本気で気になるところです。う生体兵器が作られた(まだゼントラーディ軍や観察軍が銀河系にうようよ居るため)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マクロスF感想:第12話「ファステスト・デリバリー」

2008年07月02日 22時19分04秒 | 日記

久々にマクロスFの感想を書きます。8話以降の録画に失敗し、何とか10話以降の補完は出来ましたが時期がだいぶずれたため、ブログに感想を書かない状態でした。

今回の第12話、シェリルが慰問の為に訪れることになったガリア4でゼントラーディ軍の反乱に巻き込まれ、護衛を務めたいたアルトも反乱軍の捕虜になってしまいます。

その一方でアルト達救出の為、ルカがある物を持ち出してきます。

今回のお話、見所が一杯だったのですが、一つショックだったことが。前回、レオンに電話を掛け、またブレラ・スターンとも通じていた謎の人物。

“ある人”の声と同じだったので

「ナナセ&カナリア同様一人二役なのかな?」

と思っていたのですが、12話でアルトが監禁場所から抜け出した直後に反乱軍の首領にその旨を伝える通信が入るのをみて

「うわ、○○さん、黒幕だったの!?」

とかなりショックを受けました。レオン共々裏で何をやっているのか、大変気になるところです。

反乱軍はガリア4に保管されていた反応弾を持ち出し、反撃を試みたアルトも密告で行動がばれ、あわやと言うときに、ミハエルと一緒にランカがガリア4に到着します。

ランカの歌で反乱軍は戦意を完全に失い、反乱軍の首領もアルトにとどめをさされ、混乱はようやく収束します。

この件でアルト、ランカの自分への気持ちを思い知らされ、微妙に揺れ動くのですが、そのランカを送り届けようとした矢先、謎の現象によりVF-25は墜落してしまいます。

そこでアルト達が初代マクロス級の残骸を発見してエンディングとなるわけですが、この夕日に映えるマクロス級の残骸をみて

「宇宙戦艦ヤマトの第1話のラスト」

を思い出してしまいました。(主人公達の乗った戦闘機が不時着した地点のすぐ近くに戦艦大和の残骸が鎮座しているという印象的なシーンです)

しかし、このマクロス大きな謎があります。鎮座していたマクロス級は明らかに初代マクロスの面影が大きい代物ですが、あのような形に変形可能なマクロス級は史実通りなら一隻(SDF-1と呼ばれた初代マクロス)だけで後継艦は変形機構(結果的に変形機構の役目を果たすことになったブロック構造)がオミットされていたはず。

新マクロス級という変形を前提にした後継艦もありますが、初代マクロス級とはだいぶデザインが異なります。

アルト達が目撃したマクロス級が一体何者なのか、次回

「メモリー・オブ・グローバル」

が大変気になるところです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする