山で鍛える

修行・訓練・山行の記録用

皇海山・鋸山攻略戦 2

2016-05-24 08:33:29 | 修行・訓練
さあ、先ずは皇海山へ。しばらくは緩やかな傾斜で助かります。



山頂まで0.7km。余裕の距離だと思っていましたが、



山頂直下は息が切れるほどの急登でした。
このコースの頑張りどころは、不動沢のコル手前の急登と、ここ皇海山山頂直下の急登ですね。





さっきの道標からすごく頑張ったつもりも、頂上までまだ0.4kmの道標が出てきて倒れそうになりました(^_^;)

皇海山なんかに負けねえぞ(笑)

はひぃはひぃ(>人<;)





まだまだ登ります。

ようやく斜度が落ち着いてきました。



有名な青銅の剣です。皇海山の象徴ですね。

そしてとうとう1040皇海山に登頂しました!スタートからは1時間40分での登頂です。

ビューはこんなもの。故に、百名山1人気のない山と呼ばれています。

ビューはともかく、すごく静かでこじんまりした山頂で嫌いではないのですが、やはり腐っても百名山で、数人の登山者がいるから、なんかゆっくり出来ないんですよね(^_^;)

ってなわけで、5分程度休んで1045下山します(^_^;)

これから行く鋸山が見えます。ゴツゴツした山並みは鋸11峰の岩稜です。

1105不動沢のコルも過ぎて、勾配が緩い登りなのでグングン進んで行きます。

鋸山、すごいでしょ(^_^;)?
あんな細くとんがってるとこ登れるのかな(^_^;)?



木の根、樹木をかわしながら高度を上げて行きます。

振り返れば皇海山が威風堂々と聳えています。

いよいよ鋸山が近づいて来ました。この辺まではシャクナゲなどが見られる比較的なだらかな道が続いていました。

いきなり鋸山への直登ルートが始まりました。





ルートは左右とも鋭く落ち込んでいて、注意が必要です。

もうすぐです。





岩をよじ登ります。

こういうのが面白い!危険だけど、面白い(笑)!
大人のアスレチックです。



もう壁ですよ。壁。15階建くらいのマンションの壁をよじ登るような感じです。

登って来たところを振り返ります。

堂々とした皇海山が全貌を現しました。





着きました!1135鋸山山頂です。
いやぁ、スリルがあって実に面白かった。
生きてることを実感できます。
こういうスリルの後の酒が美味いんですよ。

皇海山を望む。



赤城山方面かな?



木にも山頂標識を発見(*^^*)

皇海山とは打って変わり、素晴らしいビューです。しかも誰もいない。
この素晴らしいビューと雰囲気を独り占めです。

くどい(笑)?最後に皇海山を。

さあ、壁を下るぞ。1140下山開始です。

降下訓練みたい。

1200本日3回目の不動沢のコル。

難所を慎重に下ります。

転倒事故に気をつけようって看板が転倒しております。

さあほとんど下山しました。



皇海橋。

1245下山しました!!
総計3時間45分の登山でした(休憩15分程度)。


総評です。
深キューが言ってる百名山って、山頂だけじゃなく、そこに登り上げるコースも含めての百名山なんですよ(おそらく(^_^;))。
ここ皇海山に関しては、銀山平からスタートし、庚申山、そして鋸山を経て皇海山に至るコース「鋸十一峰」が連なる険しい峰々を通る修験の山としての日本百名山選出なんじゃないかな。
だから、よく人のブログに書いてある、皇海山は百名山で一番つまらないとか、眺望が悪くてどこが百名山だとか、そう言ったものは全て皇海橋から皇海山に登っただけの人の意見なんじゃないかな?
かく言う私も皇海橋から鋸山とパックで登っただけだから、この山の良さの一端しか覗いていないとは思いますが、百名山に見合う山の理由は垣間見れたと思います。
鋸山の登山と雰囲気、そして眺望はとても良かったですよ。
最低でも皇海山と鋸山はパックにするべきです。
日程に余裕がある方は、銀山平から庚申山を経て登ればいいんですよ。
そして皇海橋からの登山の場合、登山口に至るまでの悪路(栗原川林道)にも触れておかなければいけないでしょう。シンプルに車高が高い車で行くべきです。普通車では必ず嫌な思いをします。
そして私が通った根利側からのルートは比較的マシらしいので、追貝側から行く人は尚更でしょうね。1時間神経使ってダートを走り続けての登山、そして帰りも同様なので、舗装道に出た瞬間は、その有り難さが身に沁みます(笑)
唯一の残念は寄る予定でいた『しゃくなげの湯』が定休日でした(>人<;)
故に、なんか流れでそのまま関越乗って、温泉入らず帰京しちゃいました(^_^;)

老神温泉 『伍楼閣』夕食前まで

2016-05-24 05:14:02 | 旅行・お出かけ
以前日帰り入浴にて老神温泉に立ち寄ったとき、必ず近い内にしっぽりと宿泊に来ようと誓ったのです。
そして、このゴールデンウィーク休みに実現しました!!

宿は混浴の(^_^;)伍楼閣です。
混浴の伍楼閣(^_^;)

武尊山攻略戦直後だから、早く温泉に浸かり、祝杯を上げたい!!

ロビーもフロントもこじんまりしてていい感じ。

部屋もこじんまりしていていいじゃないのー(*^^*)

窓から見える風景も実に長閑。この鄙びた感じがたまりません。

広縁大好き(*^^*)

『混浴風呂』に入った後の、いや、登山後&温泉後の至福の1発目。

お茶請けを肴に飲みます(^_^;)



くぅ~。たまらねえなぁ。
人間、登山のような苦しいモノもしないと、このギャップを味わえないわけだから、ねぇ。

初夏の田舎、最高!

※夕食前にへべれけでした。てへっ。

武尊山攻略戦 2

2016-05-24 04:14:26 | 修行・訓練
さあ、この気持ち良さそうな稜線を歩いて、0945次の目標剣ヶ峰山に向かいます!

群馬奥地からの富士山(*^^*)



川場村からも登れるんです。
宿泊予定地老神温泉からはこちらが断然近いのですが、なんせ距離が長そうだったので、直前で今回の武尊神社ルートに変更した経緯があります。

下り始めは急登でガレ場&ザレ場で滑るので、転びそうで大変でした。

それにしても素晴らしい天気だし、美しい稜線を歩くのは本当に気持ちがいいですね。

またガレ場。

一部残雪。





結構ギザギザしててアップダウンあるな(^_^;)






歩いて来た、武尊山山頂方面を振り返ります。

いよいよ最後のピーク、そして第二目標である剣ヶ峰山まであと0.1kmです。

しかしこの0.1kmがこの日は1番キツかった(笑)
だから長く感じました。

トレランの人が私を抜いて行きました(^_^;)
この人たち、宇宙人ですよね。
通常の登山者に抜かれることって、単独行の際にはほぼないのですが、唯一トレランの人には抜かれます(^_^;)
どういう体力してるのでしょうか?

はひぃはひぃ。最後は岩をよじ登ります。

そして1025剣ヶ峰山に登頂しました(*^^*)
武尊山からは1.9km、時間にして40分、思ってたより少し長く感じました。

武尊山まで綺麗に見渡せます。

さて、後は駐車場まで下山するのみです。1030下山開始。


周回ルートにつき、下山の道は初めて通る道がほとんどでしたが、こちらも急登でガレてたりザレてたり、滑る土質だったりと、もし登りに使ったら大変なコースだと感じました。

3回滑って右手を数カ所負傷しました(^_^;)
グローブつけたり、長袖じゃないと転んだ時に即時出血しますね。

すごい急。とてもじゃないけど、トレランして下りるような区間じゃあありません。







沢に出たので、泥だらけの負傷箇所を洗ったら、水の流れの勢いで皮がめくれて激痛ちゃんでした(>人<;)

急激に下ったので、後はもうトレッキングみたいな楽な道です。

新緑を楽しみながら、武尊山を焼き付けながら下りて行きます。



晩春というか、初夏というか、実に緑が美しい。



1140分岐に到着しました。剣ヶ峰山からは1時間10分かかっています。

続いて1150前進駐車場に到着しました。

こんなに綺麗なんです。皆様もこの季節は是非山へお出かけ下さい。



そして1210駐車場まで下山しました(*^^*)
上り3時間半(休憩20分含む)、下りは1時間40分、総計5時間10分の山行でした。


総評です。
この武尊山も3年くらい前から登りたいと思ってタイミングを見ていた山でした。
今回のゴールデンウィーク休みは、熊本・大分の震災の為、予定していた阿蘇山、祖母山、九重山の3座攻略九州遠征をキャンセルしました。その分を近場の小旅行に充て、老神温泉泊の武尊山、皇海山の2座攻略戦となった次第です。
そして文中にも記載したように、老神温泉が泊地(ベース)ですから、武尊は川場野営場から登り上げるプランでしか考えていませんでしたが、なぜか直前で気が変わり(^_^;)、急きょ武尊神社から登り上げるコースをチョイスしちゃいました。
多分ほぼ同じくらいの距離や標高差だとは思いますが、幾分楽に感じたので…。
新緑は美しいし、急登区間も岩登りや鎖場で楽しめたし、武尊山の山頂そして剣ヶ峰山に至るまでの稜線歩きと、景色素晴らしい『山らしい山』を堪能出来ました。歩いていて楽しかったです。
八ヶ岳で感じる雰囲気がありました。
雪もほとんどなく、道もめちゃくちゃぬかるんでいたり雪を踏み抜くような悪路でもないし、とてもいい時期に登れたんだと思います。
このぐらいのコースなら、今度は隊員を連れて登ってみたいです。
早く田口隊員が仕上がらないかなぁ(笑)