犬ぞりからボブスレーへ

犬の運動会が終わったばかりだというのに、とんでもないレースを強いられたBJAmom


この小道の画像手前から前方方向への傾斜がお判りだろうか。

長さは15m程。ここでコトは起きた。


3頭引きでの散歩中、突然、「だるまさん、転んだよ」状態で立ち止まったワンズ。

前方に何かがいるらしい....


「しまった、ヤラレる」そう直感したBJAmomは、腰を落とし低い体勢をとった。ボブにはまだウォークインハーネスを装着していない。


とっさの中で、まずは何がいるのかを確認

ボブの宿敵でもある衣笠山のヌシ、「三毛猫」だ。

この三毛猫は衣笠山でスズメやすばしっこいリスを捕食。以前、「どすこいの木」の辺りで出くわし、ボブが勢いよく飛んでいったが、猫が背中を丸めもの凄い顔して威嚇。すると、猫の正面で突然「おすわり」。その悔しさを晴らすべく、この猫に出会うたびに必死に追いかける。



BJAmomが腰を落として座りこむような低い体勢をとったのは間違いだったとここで気付く。3頭合わせて52キロ超。ヤバイと思った瞬間、ワンズがぐいぐいと物凄い力でBJAmomを座り込んだ体勢のまま勢いよく引きずりだした。まるで犬ぞり！

と思った瞬間、猫が右方向の崖上に逃げたため、ワンズも導かれるべく右方向へ。となると、必然的にBJAmomの身体はコロッと右側面が下になり、今度はボブスレー状態！！


やっと止まったこの石のある場所。

後に下側から撮影



当然ながら右手肘近くには擦過傷が残ったが、左手首に絡ませてあった３ワンのリードを今回は離すことなく、右手で持っていたデジカメも無傷。


とホッと油断した瞬間、バレンシアが猫の逃げた方へ猛ダッシュ、弾みで全てのリードが外れてしまった。


木の上に逃げた猫と追い詰めるバレンシア



ボブは「だいじょうぶ？」と言っているのか、私の顔をぺロリンと舐め、ジェッシーは崖上に逃げた猫に向かって吠えたてていた。木の上に逃げた猫と睨み合いを続けるバレンシアを回収し帰路へ。


服の右側半分とお尻が土で汚れた情けないスタイルで、この日の朝の運動散歩を終えたのでした。