
目前にいる鳥を狙い、セットする位置まで、そぉーっと忍び寄っていくバレンシア
昨日の朝、いつもの朝散歩コースに向かう途中、ジェッシーが「そっちは行かない」と座り込みで頑なに拒否。
そういえば昨夏、大黄色スズメバチに刺された後暫くは、刺された方角へのコースを拒否することがあったなと思い、直感的に何か危険を感じるのかな?と、夕方散歩で使う方のコースへ足を向けた。
お花見広場の方向へ行く途中の道を進むと間もなく、かなりの数のカラスが桜の枝上で騒いでいるのに気付いた。
いつもと違う様子に気持ち悪いと思ったと同時に、バレンシアが突然、進行方向左手の石垣上に飛び乗り、草の生い茂る斜面に入った。と思ったら、もの凄い勢いで黒い物をくわえ、私の足元近くまで引きずり降ろしてきた!
私の目に飛び込んできたもの!それはどう見ても死んでいるカラス!!
桜の枝にとまっていた、その仲間らしきカラス達がさらに騒ぎ立てている。そしてバレンシアの目は血走っているかのような、見たこともない真剣な眼差し。
ヤバイ.......、もしかすると今騒いでいる、カラスの遺族らしきモノたちに襲われる可能性もあり?
バレンシアからカラスを早く引き離そうと思ったが、私の手でカラスを掴むのも気持ち悪い。一瞬の間に、どうしたら良いのだろうかと戸惑ったBJAmom。
「のぉのぉのぉのぉのぉ noooo......!!!」
と、ワケの判らないコマンドを発している最中に、「なんだ、死んでいるのか。つまらない!」とばかりにカラスを離したバレンシア。ホッ!!
もしかして、猟のパートナーの下に獲物を運んだつもりか???
カラスはバレンシアが咥えて引きずりだしてきたため、羽を広げた格好になったまま。よく見れば、バレンシアの胴体部分よりも大きなカラス。これを口に咥え、斜面から石垣を飛びおり、よく引きずってこれたものだ。バレンシアは小さめのセターであるが力があるのね。
それにしてもバレンシアがその場でカラスを食べたりしなくて良かった。何より、こちらを向いて騒ぎ立てている気味悪い遺族たち?に襲われなくて良かった!
ボブとジェッシーはカラスの匂い取りをしただけでさほど興味無しという行動。安堵感と気持ち悪さから、関係の無いボブとジェッシーまでも叱りながら追いたて、その場を立ち去った。
デジカメを持っていなかったのがとても残念であったが、あの状況では持っていたとしても、撮影どころじゃなかった???

小さな鳥に照準を合わせ、慎重に近づくバレンシア

斜面にいる兎を見つけ、セット中のボブとバレンシア