衣笠山でおさんぽ

 多頭飼いも最後の一頭となったヴァレンシア、ゆるゆるな日常を送っています。

動物管理事務所の野生類保護活動

2010-09-11 12:12:24 | 
先週の日曜日、衣笠山貯水池の横を通りかかったとき、バレンシアが池に向かって一瞬セット体勢をとった。見ると、池の真ん中辺りで身体の右半分が水に浸かっているようなトンビを発見。



いつもそこには無いものに気付き、暫く動かなかったオフタリさん


トンビは片方の羽根を全開にしたまま動かず、もう片方と身体は水面下のようだった。金網と枝に阻まれ、私の位置から頭部などの詳しい状況は確認できない。もし人間なら「助けて」と右手を力いっぱいあげたまま硬直しているような感じ。


広げたままの片羽根が水面に映し出されている

望遠にて撮影


時々、身体がぴくっと動くように見えるものの、それは魚が下からつついているからなのか。もしかすると死んでいるのかもしれない。貯水池は満水時で真ん中辺りの深さは二メートル以上もある。

とりあえずは衣笠山に常駐している管理人さんに声をかけた。すると、既に市民から横須賀市の方へ連絡が入っていたため、対応策の指示待ちとのこと。トンビは猛禽類でもあるため、むやみに手だしはできないのだろう。しかしまだ生きていたとしてもあの状況では明日には死んでしまうだろうと思っていた。それが自然界に生きる動物の定めなのかと複雑な思いを抱えて。


翌月曜日、夕方散歩時に管理人さんの方から声をかけてくれた。トンビは横須賀市動物管理事務所が回収しに来たとのこと。では処分されたのだろうと、それ以上聞けないでいたが、何とまだ生きていて、横々道路朝比奈インター近くにある金沢動物園内の病院に運ばれたとのこと。

ブラボー!

横須賀市でも傷ついた動物を保護し手当するという動物愛護の活動を行ってくれると知り、とても嬉しい気持ちになった。トンビは水面下の枝に挟まり動けない状態だったとのこと。豪雨をもたらした台風9号が来る直前の救出、本当に良かった。

コメント
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